串本の風!

串本中学校の毎日や学校行事の様子をお伝えします

潮風6

2012年02月18日 09時00分00秒 | 日記
  体育祭

      串本中 一年 仲里 れん

 中学校に入って初めての体育祭は、いろんな意味で心に残った。
練習では、三年生が中心になり、ブロックを引っ張ってくれた。練習に参加するまで、私は三年生と練習するのが不安だった。もし、指示通りできなかったら、怒られるのではないかとか考えると、怖くさえあった。でも、実際は全く違っていた。あまり練習に参加していなかった私にも、ていねいに、そして分かりやすく説明してくれた。自分から話せない私にも、優しかった。そのおかげで、休んでいた分も取り戻すことができたのだと思う。
 当日、一番心に残った種目は三色リレーだ。一番盛り上がった種目でもあった。私は普段からあまりテンションは上がりにくいのだが、この時ばかりは自分でも驚くくらいにテンションが上がっていた。応援しながらも、自分の順番が近づいてくるにつれて、すごくドキドキした。「自分のせいで抜かされたらどうしよう。」「こけたらどうしよう。」などと考えていたので、待っている間は長く感じられた。でも、いざ走ってみると、とても短かった。バトンを渡し、みんなが並んでいるところに戻り、あとは必死に応援した。女子の時も、男子の時も、自分でもびっくりするくらい声が出た。最初、「体育祭、いやだなあ。」と思っていたのが、うそのようだった。
結果は、優勝。うれしかった。でも楽しかったので、もし三位だったとしても、その順位はあまり気にならなかったのではないかと思う。そう感じたのは、三年生のおかげかもしれない。
 三年生はかっこよかった。三年生にとれば最後の大切な体育祭だからだろうか、全ての競技に迫力があった。緊張感も伝わってきた。どのブロックの三年生も、勝ちたい気持ちは同じだったと思う。そして、みんな最後まであきらめなかった。だから、たとえ負けても、達成感があったのではないかと思う。
 体育祭を終えて、私もこんな三年生になりたいと思った。勝つことも大事だけれど、何より自分にできる精一杯のことができるようになりたい。今の私はすぐあきらめてしまうので、まずはそこを克服したい。


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