筏(かせ)黒鯛 四季織々・・

ホームグランドである千葉県 富浦筏(かせ)釣りをメインに日々の戯言を綴る忘備録ですわ。

こりゃ週末はダメだわ

2012年09月27日 | 日記


今一つ釣果にバラつきが見て取れる昨今の富浦。

今年は台風も少なく夏~初秋にかけては比較的穏やかな海況が続いていた。
穏やかな海とあらば海中の塩分濃度も高くなり、加えて高気圧による凪は嫌がおうでも魚の活性もダレる。


今日辺りから前線に向って吹きまくるであろう北~北東風。
この2発の台風で海が揉まれて富浦の海も一気に秋めいてくる。
台風明けは水温もそれなりに下降しているはずで、海況が落ち着いて数日。
狙い目は来週半ば頃からが良いはず。

願わくば台風接近による被害がもたらされませんように・・・。


プリンシプル ~オヤジの流儀 

2012年09月26日 | 日記


週初めの予報では雨だった。
つくづく粋な人だと改めて思った。
「わざわざ来てくれる客人の足元を汚しちゃぁいけねぇよ」と、秋空を見上げてはオヤジのそんな声が聴こえてくるようだった。

今夏、天寿を全うした敬愛する父の「お別れの会」。






生前からたっての希望を汲むべく、我々兄弟3人で準備を進めてきた。
場所はオヤジと母が結婚式を挙げたこの場所。

父の同級生にはじまり、縁もゆかりも深い方々に大勢お集まり頂きそれはそれは切なくも楽しいひと時。江戸っ子らしく最期は木遣りの一本締めにて散会と相成った。

オヤジとはついぞ膝をつき合わせ腰を据えて杯を酌み交わす事は出来無かったが、もうすぐ15夜。中秋の待宵月を愛でながら一杯酌りますかね。





BLOW THE WIND  ~  風に吹かれて

2012年09月22日 | 日記
先日、リニューアルを果たした本店。
実に内容の濃い充実した日々を過ごさせて頂いている中、慌しく過ぎる毎日の中でも、時折フと頭を過るのは、秋の好シーズンで賑わっているであろう富浦の海。
いい加減、この体も潮っ気を欲しがっているのが解る。
幸いこの週末はブライダルで貸切、心置きなく竿が出せそうだ。
準備は既に整っている。あとは海況予報次第。日めくりの様に数日前から海事速報とにらめっこが続いた数日、凪予報に安堵したのだが・・。
週末と言う事もあり、旧知常連方々との邂逅も心待ちにしているからだろうか。
前日の仕事の疲れもそこそこに未明の起床はスッキリしたものだった。
一路富浦へ。









漁港へ着くと久し振りに大勢のお客で賑わう中に、旧知常連方々の姿を見つけ今日の釣り場を思案。カセでご一緒するか大いに迷うが、よもや風が上がった場合一人早上がりは気が引ける。
潔くいつもの1番筏と決め、満員の親船を諦めカセ船に便乗し一足先に舫いを執り海へ。
風はそよそよと北風なれど時折嫌なウネリに心中不安が過る。



今日は満潮が9時半~干潮が14時の小潮。
水温は25,5℃。水色は良い。

一通り準備を済ませ1番筏希望の他客の渡筏の手伝いをするべく待つが、親船は他の筏に次々と降ろし結局独り1番筏貸切と、いささか淋しい。

釣り始めは底潮が重く、ゆったりもったり港向かいへと流れている。上潮は殆ど動いていない。
重い底潮に引かれる様に中層から潮がよれる辺りを棚で攻めるか、団子をしっかり効かせて底を狙うか、人が多く魚にも相応のプレッシャーが掛かるであろう事を予想してのコマセレシピだったのだが、果たして独りの1番筏。攻めもコマセも再度組みなおす。

団子を打ち釣り始める。
早々に中層から上層までボラが見えるが、まだ底には入りきっていない様で、勝負は早めにつけたいと願う気持ちが打ち返しのペースにも表れる。
底潮が重いのでよれる潮間を狙い棚を徐々に切っていくとアイゴ。
底トントンで陰気なゴンズイが時折顔を出す。ならばと、それらしいアタリにはラインを送り出し這わせを多用し様子を見る。
底潮に引っ張られるかの様な”モヤモヤ”した穂先に「っツ・・ツ・・」と、”らしい”アタリにスプールを弾き更にラインを送り相応に這わせていき半信半疑で訊いてみると「っクク・・キュっ・!」「!乗った!」。
久し振りの魚信を竿で矯めながらその引き味を愉しむ。水色の良い中層に時折ギュンギュン!と首を振りながらもゆったりと翻る銀鱗が見てとれる。8時40分 本日一枚目は42cmの黒。
今日は食いが渋いのか、この一枚では計りかねるが同様の攻めで10時前に34cmを仕留める。
途中、珍客の真蛸が顔を見せ良いお土産になると好相。

この頃から底潮も緩みだし潮弛みの海。よりシビアな釣りが求められるか試されている様で思い巡らせるのも悦楽。腹ごしらえを済ませ、コマセを組み直す。
団子のプレッシャーに遠巻きに居るであろう黒。
ガン玉を噛み付け団子を別打ちにしての落とし込み~広角と小一時間。
この頃からやおら北風が強く吹き始め沖合いはチラホラと白波が見て取れる。大きな筏だが、当然の様にウネリに煽られ時間を追うごとに釣り辛くなってくる。
カセ船もウネリ波間に漂うのを見やり、筏を選択した事に少しは安堵を覚えるが如何せんこの海況は、自身としても完全に黄色信号。早上がりも過るが辛抱する。

別打ち団子~落とし込み等を織り交ぜたが精彩を欠いたので、再び団子に戻す。
今日は底のボラもいつもに比べれば大人しい。
底潮がゆったりと重く右へ流れ始めた。やはりモヤモヤした穂先に訊いてくると、食い込まず餌を離してしまう様だ。盛期なればこその海津乱舞を目論んでもいたが、やはり今日の海はシビアだ。

”モヤモヤ”でラインを這わせ、送り送りで訊く釣り。
更に訊いた後にそっと餌を底に置こうと穂先を凝視。「・・っグっ・」と竿先、手元に感じる僅かなアタリの勘所に合わせると「・・!っギュンっ!」と魚が翻る手応えに立ち上がっての追い合わせを入れてのやり取りに愛竿も綺麗に弧を描く。
そこそこの型モノを確信しながら丁寧に取り込んだのは46cmの良く肥えた黒。

昼を回り一時は大人しくなり掛けていた北風が再びの吹き返し。写真では判り辛いと思うが、12~3mは吹いているだろう。近い時期に要修繕の1番筏だが、そのウネリと波にドッタンバッタン、ギシギシギーギーと喧しく苦笑いも束の間、いよいよギブアップ。
丁度良いタイミングで他筏を撤収するべく船が近づいて来るのが見えたので、急ぎこちらも上がり要請のサインを送り、道具片しもそこそこに13時半には一足早く筏を後にした。





この日は終日16時までやったカセ船の方が、午後~上がりまでの間に49cm頭に9枚との事。あのウネリ、波風の中での釣果には改めて敬服。

久し振りの富浦だったが、予報とは裏腹の海況に翻弄された一日だった。個人的にリスペクトしている方との竿出しは叶わなかったのは残念だが、旧知の方々にもお会いする事が出来有意義な一日でもあった。













なんだかね・・・。

2012年09月06日 | 日記
最近、思うような釣りが出来ない。

今週火曜日には富浦が休みなので対岸にある三浦 長井釣行。


       朝早いんだよな、コレが。



久し振りに”社長”に会えたのは良いけど、予報とは裏腹のウネリで早々に早上がり。



先日の長井の口直しで今日、ホーム富浦へ行ったのだが・・・・今度は改装中の本店施工業者の現場監督さんから連絡が入り急遽戻る羽目に。

ま、こんな時もありますよね。



空はすっかり秋めいてきました。


OVER THE RAINBOW

2012年09月03日 | 日記

本店改装工事期間とは言え何かと物入りの今日この頃。
さっきまで晴れていたかと思えば雨降らしの怪しげな雲行きを車窓から遠巻きに眺めていた。アンティーク雑貨を買出しに行った道中今日、虹を見た。



我が家へ戻る道中、ベイタウンではよく見かけるCMかドラマか分からないけど街中での
ロケ。今日はこの人!



    謎の警備員・・・(寂)

ってのは、冗談です。
その背後にはシンガーの”chara"(チャラ)が居た。
信号待ちを良い事にシャッターを切ったbigを追い払う警備員の方がインパクトあるな。

明日は何か良い事あるかも・・・。