筏(かせ)黒鯛 四季織々・・

ホームグランドである千葉県 富浦筏(かせ)釣りをメインに日々の戯言を綴る忘備録ですわ。

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人財~人は財なり

2014年11月19日 | 日記
時節柄、朝に晩に冷え込みも一層と感じる様になった。
富浦でもこの季節の端境期にあって例年通り海況も落ち着かず、中々思う様に魚達との語りあいも叶わず。
それでも日並を見て竿を出せれば、場所によるムラもあるにはあるが相応の様相。それでも、やはり今季の富浦は全体的に渋い印象は拭えない。

家内愛息は一昨日から郷里である大阪へ。
不在をいい事に釣行を予定するも、尽く(ことごとく)海況が合わない事にジレンマを覚えるが、海況が悪い中、それでも行く人は行っているし、そんな海況下でも釣る人は釣る。











自身予定はしていたが案の定、予報も芳しくなかった19日。このブログを介して知り合えた友人との夜宴。
炭火焚きの燻香と共に酌は進み奥座敷での楽しいひと時。
彼の”今日の釣り”にはじまり、はたまた互いに竿やら穂先やらを持ち込んでの釣り談義にひとしきり華が咲く。

師走も駆け足でやってきた。
同じ趣味、志。互いに職種も違えば、それぞれの環境も違うにせよ、この釣りを介して知り合えた旧知方々との一献も傾けたくなった頃合い。

Progress . Priceless





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課題

2014年11月12日 | 日記



今週は13日木曜日に釣行を予定していた。
かねてより時折当ブログにコメントを下さる方との邂逅も楽しみにしていたからだ。
しかしなれど予報図では木曜日は低気圧前線が抜ける関係で、等圧線も混み合い西から西南西の強風の様相に、急遽予定を入れ替えての今日。
日本海にある低気圧と太平洋側にある低気圧の狭間。一見すれば海況も思わしくなく見えるが,これからの季節には良く見る配置図だ。
こんな時は得てして凪の日も多いのは、過去に幾度もあった。
ただ、気になるのは一点、前日の海況の名残りウネリがどれくらい残っているかだ。
予報では波高2.5m~2m ウネリあり。風は弱いものの朝から日中一杯は弱い雨。
凪ならば多少の雨は厭(いと)わない。

「予報」と「予想」の狭間で今一つ芳しくない予報なれど、「行く気」が勝っていた。
前夜、社業にての遅い帰宅に、心優しい家内は釣行ともなれば未明の起床。少しでも身体に負担の少ない様にと、さらりと流し込めるような軽めの夜食を用意してくれてはいたが、さすがに帰宅が日付をまたぐ頃合いに、こちらを気遣い折角用意してくれた夜食とはいえ、家内には申し訳ないが手を付けず、ゆっくりと風呂につかった後は、軽くビールを煽(あお)り少しの時間でもと就寝に努める。

セットしておいた目覚まし時計が鳴る前に、極々浅い眠りから覚める。
眼下の公園の木々の揺らめきも大人しい。



予定通りに港に着く。
やはり前日の名残りウネリの為か、奥のワンドに潮騒を聞く。
沖を見やれば時折筏が波間に揉まれている様子が見て取れるがギリギリの選択なれどいつもの1番筏へと付ける。今日は旧知常連の方と二人。御方は2番カセに入った。





港周りでは然程ではなかった風だが、沖へ出てみれば案の定。嫌な感じで北寄りの風が少々強く吹いているのと相まってウネリも相応に肝を冷やしつつのスタンバイ。舵を握る高山さんも「あんれぉ~こ~んなん風吹いてっとんは~さぁ~今日は凪だっぺぇぉ~予報んわさぁ~。わっかんねぇもんだぁよ~」と苦笑い。
これ以上、風が上がる様なら早上がりも覚悟の上だ。

北寄りの風を避ける様に、いつもの大房岬側に釣座を取り釣り始め。北からのウネリのピッチがきつい。
今日はよもやの早上がりも脳裏をかすめるので、いつもの半分の量のコマセでのスタートした。
満潮が8時~干潮が13時の後中潮。
潮はゆったりと港向かいへと上下噛みあっている。水色は澄潮なれどやや暗い。

コマセを打ち返すものの底は時折チビチビとした反応しかない。
1時間・・2時間・・気配はもとより魚のアタリらしいアタリも皆無の中、コマセを打ち返すリズムの緩急にはじまり、棚、底、ハワセ、トントンと試みるも時間ばかりが過ぎる。
気がつけば、後ろでは何やら定置網船を繰り出しての新規3番筏の設置に、山下さんはじめ漁協組合員達が手を焼いているが、小一時間で作業は終了した。





これで筏は計4基となり収容人数も大幅に増えた。



時計は既に10時を回る頃になって勢い、そして突然に海の中が俄然騒がしくなってきた。
潮の関係なのか、はたまた何に関係しているのか解らないが、ようやくの「時合」とも取れる頃合いに、穂先は素直に反応する。
「・・がっ・・ごそ・・ご・・そ」まるでドサクサに紛れる様なアタリに少しだけラインを送ってやると魚はすぐに呼応してくれた。
小型だが、銀鱗眩く体高もあるムッチリとしたこの時期ならではの黒を大切にタモへと導く。
仕掛けを打ち返す、団子を打ち返す度に底の活性が上がり自分自身も上ずるのを抑えつつ
「さぁ、これからだ!」

数分後に引っ手繰っていく様に海津に満たないチンタに、苦笑いしつつも敬意を払いリリース。
今季の富浦の数のレコードは今の処16枚。
先の魚の出方といい釣り込むなら今だ。
が、直後に痛恨のバラシ。しかも掛けて底から離そうとした一瞬の出来事に、針に着いている口周りの鱗が何よりも雄弁に語っている。
時合や魚の”食い気”は、その日その時々で刻一刻と変わる。それがダラダラと長く続く日もあれば、ほんの僅かな時間で終わる事もあるが、「大事な時に限ってバラす」
これが今の自分の実力なのだ。
釣りきらなきゃという気負い、「いつ時合が終わってしまうのか」という焦燥に知らず知らずに煽られている。無意識下に於いても、朝から長い時間を掛けて折角作り上げた釣りのイメージも、そしてようやく魚が入ってきてステージも出来上がり、ようやく幕が開けたと思ったらこの様だ。

案の定、バラしたからなのか、今日の海の”時合の短さ”だったのか、黒と入れ替わるようにアイゴの猛襲に手を焼く。その原因はハッキリしている。
恐らくそれなりの数の黒鯛が先を急ぐように団子をつついての就餌は、出始めていた団子アタリからも推測していた。
たった一枚の魚をバラした代償は今日の釣りに於いては大きい。
バラシで驚き、周りにいる黒も警戒しその場を離れていく。

以降、黒は居るのだろうが餌を目の色を変えてまで食おうとはせず、潮下で啄む(ついばむ)程度。
完全に”食い気”をそがれてしまった様だ。

見る見る魚の生気もなくなり、まったりとした潮塩梅に打つ手も無く、ただただ時間が過ぎる。
傾きかけた西日に棚を探る穂先が、悲しげにアイゴからのコンタクトのみに揺れている。






LESS THAN ZERO(0以下。0よりもひどいの意)

物理的には0よりも1の方がいい。
ただ、折角楽しませてくれたこの魚には申し訳ないが、時折こうして顔を出す「甘さ」「拙さ」「自惚れ」。
釣りはいつだって終わりのない旅だ。






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裸の王様 

2014年11月10日 | 日記


先日一枚のインビテーションが投函されていた。
日頃懇意にしているディーラーからだ。

この度のリリースを心待ちにしていた。
拙宅から僅か5分程の所にあるホテルでの発表会。





ホテルの駐車場待ちの列もそうだし、駐車場の中も各色、各シリーズのおびただしい数のメルセデスを横目に愛息と連れ立って電動ママチャリにて会場入り。
小奇麗に着飾った紳士淑女はじめ上品な社交場の様な華やいだ雰囲気の中、ノベルティグッズを受け取る為の列から注がれる老若男女の好奇の目を軽くあしらいチャリを横付け。

長い付き合いだ。
受付なんかしない。
かねてより良く知る顔もあちらこちらに見える。複数のセールススタッフがこちらに気づきインカムでなにやらやり取りしているのと時を同じくして、数人のセールススタッフが笑顔で駆け寄ってくる。
挨拶もそこそこに、その手には記念品であるノベルティグッズ他複数の品々。
件の長い列に並んでいる方々の視線が否が応にも感じるが、セールススタッフに導かれる様に別室へ案内される。

海の上ならいざ知らず、見ず知らずの人いきれはあまり得意ではないし好きでもない。
メイン会場の喧騒を他所に、静かにジャズが流れる別ブース。淹れ立てのエスプレッソを楽しみながら、ここなら落ち着いて吟味出来る。
身体にピッタリとフィットしたスーツを身に纏った脚線美の綺麗なホストレディーを横目で見やりながら、目の前に鎮座する車のシートの質感を嗜む様に撫でながら、頭の中の妄想は満ち足りていく。





 乗り出しで1970万て・・・ど~なのよ・・あ~た、コレ。



丁度家内の車も2回目の車検が近づいている。
愛息も益々闊達になり遊び道具も増えこれからは家族で海へ山への機会も増えるだろう。この機会に家内の車も入れ替えても良いかもしれない。



そんな事を思い巡らせた日曜日。

買う気は全くない。










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閑話休題

2014年11月07日 | 日記
前回釣行から気がつけば11月に入った。
この間、休みも取らず社業に勤しみの日々。懇意にしている山梨のワイナリー数社からの誘いもあり、年末に向けた商談ついでとは言え家内の日頃の労をねぎらうべく、愛息共々連れ立っての小旅行。








山梨と言えば旺盛は遥か昔、今では寂れた石和温泉が有名ではあるが、宿泊施設ひとつとってみても過去を振り返れば残念な思い出しかない故、脚を踏み入れる事はなかった。いつもの河口湖畔にある常宿にしようかと思うも勝沼からの往復路を考えると近場に越した事はない。
幸いと言うか、無知だったのか、探せばあるもので、予約時からの対応もすこぶる良い印象をもったこの宿に投宿。
広大な敷地に良く手入れの行き届いた庭の向こうの離れの風情も旅情をくすぐる。







程良い湯温の掛け流しの露天風呂にゆったりとつかりたかったが、愛息の風呂遊びで賑やかな夕暮れ時。家内にはボディートリートメントを心ゆくまで堪能してもらった。
愛息を囲んでの夕膳にも華が咲くひととき。



翌日も、日頃から付き合いのあるワイナリーを数社周り買い付けを済ませ帰路についた。





晩秋の富浦は、場所により依然ムラはあるものの、数はそこそこ出ているようだ。
それを証明するかの様に、週末ともなれば新旧の腕に覚えのある釣り人達が数多く参じている様子に、まるで商売っ気の無い港を預かる山下さんと高山さんお二人の苦笑いが見て取れる様だ。

社業もひとまずの感。
遅ればせながら、そろそろ晩秋の富浦を愉しもうと思う。



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