筏(かせ)黒鯛 四季織々・・

ホームグランドである千葉県 富浦筏(かせ)釣りをメインに日々の戯言を綴る忘備録ですわ。

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TOMIURA

2017年07月24日 | 日記
気がつけば空梅雨だったとはいえ梅雨明け宣言から数日。
来る日も来る日も一体何に急き立てられているのか解らないまま、それでも何かを見失う事無く相変わらずの毎日だ。

無性に海が見たくなった。
拙宅眼下に見渡せる湾奥の海ではなくいつも私の心の中にある海を。
日頃の慌ただしさから少しでも距離を置ける場所に行きたかった。

週に一度の唯一の休日。
愛息も夏休みに入った。
幸か不幸か予報も北陸地方に横たわる前線に向けて関東は南西が強く吹き付ける予報にあってかねてより一考していた久しぶりの富浦での釣りもお預け。
ならばと愛息の夏休の想い出に少しでも花を添えようと思うが矢先、以前から約束していたらしい近所のオトモダチと近隣にあるホテルのプールに家内共々出掛けるのを見送り一通りの家事を済ませ静かになったリビングで南西強風の風切り音を聞きながら砂防堤防に打ちつける波頭を眺めていた。



所有する膨大な数のCD。
その中でも比較的よく愛聴する数百枚を仕舞い込んだアンティークチェストがリビングに横たわる。
数枚を抜き出したのはいいものの、郷愁なのか単なるノスタルジーに浸りたいからなのか、いずれにしても80~90年代、ミレニアム当時のCDばかりに苦笑いだ。
釣りでもないし何ら急ぐこともない。ゆったりと気に入りの音楽と共にドライブも悪くはないだろう。



この一年ばかりいつもなら左にハンドルを切り降りるインターも直進し南下。





途中までは結構な風が吹いてはいたが勝山を過ぎる道中の風フラシは大人しい。

もうすぐだ。
さすがに手ぶらではと途中コンビニに立ち寄り差し入れのお茶とうけを買い求め港へ。

丁度昼時ともあり港を預かる山下さんは弁当を頬張っていたが、着くなり少しびっくりした様な、それでいて御歳に似つかわしくない真っ白い歯を全開にし目を細めて歓待してくれた。
久しぶりに会い、久しぶりに耳にする漁師上がりの南房訛りも港を吹き抜ける南西風と相まって心地が良い事この上ない。
港に設置してあるコンテナーに勝手に預けている私物もあの時のままだ。









予報も予報だっただけにお客は一人もいない。

それにしても不思議だ。
一週間働きづめであれだけ重かった朝の身体の疲れやだるさといったものがここに居ると浄化されていく様な気がする。
あれやこれや他愛もない話を小一時間ばかりして笑顔で見送られ港を後にする。
以前から土地探しでやり取りしている地元の不動産屋にも挨拶かねがね土地を複数見て回るも今日の処は未だ食指が動く物件はなかったが、それはそれで縁あってのものだからと良しとする。

帰りしな売り物件ではないものの前々から目をつけている岬中腹の土地を横目で見やりつつ富浦湾を見下ろす場所から遠望。
強く吹き付ける南西風が水面を滑るようにさざ波を立て時折筏を揉んでいる。



最近は釣果も思わしくないと聞いた富浦だが、ならばと心の中でいよいよの感。

失いかけた輝きと沢山の想い出を気付かせてくれた今日。

やるよ、そろそろ。









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