筏(かせ)黒鯛 四季織々・・

ホームグランドである千葉県 富浦筏(かせ)釣りをメインに日々の戯言を綴る忘備録ですわ。

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幻のマグカップ

2017年11月01日 | 日記











もうメチャクチャだ。

あの年の10月もそうだった。
気の向く御方にはどうか当ブログの過去章である2013年の10月のブログを紐解いて頂きたい。
この秋は、例年に比べれば関東襲来の台風の数こそ少なかったが、あろうことかよりによってこの時期の台風には目を覆うばかりの結末となった。
先月中旬、南洋上に発生した台風21号の予想進路は早々と関東直撃を伝えてもいた。あまたある気象関係各社の予報を見ても大方寸分違わぬ予報に今度こそやばいかもと一人気を揉んでもいた。

あの年の事。
このブログを開設して2年ほど経った頃だろうか。
ここ富浦の釣り場は先人方々のお陰もあって知る人ぞ知る風光明媚な、それでいて時に気難しい魚をしても尚、豊潤な魚達との邂逅を愉しめる良い釣り場であった。
海に学び、魚(釣りに)に教えを乞い、一ツリビトたる所以を探し求めて、その答えが何たるかを常に模索できる釣り場である。
しかしながら富浦釣り場は他の釣り場と違い、漁協組合運営ともなれば大した情報ソースもなく残念ながら各釣り雑誌をはじめとした各媒体に、黙っていれば載る事も少ない釣り場であるが故、誠に勝手ながら一人でも多くの釣り人にその時々の情報を、との思いで始めたこのブログ。
ピークはそんな時だった。
寝ても覚めても富浦での釣りに想いを馳せ、釣技はさておき呼応する様に釣果も然り。
丁度、今年6歳になった愛息がようやく歩けるようになったかならないかの時。
何を思い上がったのか、自身のブログを冠しての親睦釣り大会たる催しを執り行う算段で、社業は決して疎かにしない範囲で東奔西走の日々が懐かしい。
素人なりに、あまたあるメーカー各社の協賛を取り付け、少しでもこの釣りの楽しさと、素晴らしい富浦釣り場を一人でも多くの人に知ってもらいたいと一心だった。

その時は、筏やカセ舟の物理的な事もありはしたが、30数名の募集人数に対し日に日に問い合わせも頂き、僅か数日で、目一杯のご応募を頂いた事に、何の不純な動機もなく、ただただ嬉しかった。

その釣り大会も目前に迫った前週。

今回と同じような惨劇だった。
ここ関東も、毎年の様に台風は来る。
保険会社もバカではあるまい。舟には保険は掛けられても筏には保険は適用外。
過去の経験から漁協組合は、先述した通り今回の台風に備え早々に筏を港内奥へと避難。
カセ舟も襲来直前だったとはいえ3艘は上架していて、船外機こそ使い物にはならないそうだが換装で事が済みそうだが、如何せん今回の台風21号は悪い事に、上陸と満潮が重なり高潮どころか港全てを覆い尽くすかの様な、ある種の津波にも似た大波が次から次へと押し寄せてきていた惨状を組合関係者にお聞きし知るに至り、ことさらこの数年、愛すべき富浦とは良くいったものの自信を取り巻く状況云々、釣りどころではなかったし、その空白期間を埋められるような富浦釣場に対する具体的なニュースソースをアップしていた訳でもない。
こんな事に「なって」から、又は、こんな事に「なった」から、ではない。

私の心にいつもある、想い出の数々。
想像を超える荒れ狂う海況に、打ち砕かれ、残骸となった欠片(かけら)の一つ一つを集める様に、俺もそうする。



このマグカップは、先述した親睦釣り大会の為に作った参加賞のカップだ。もう4年も前の話だ。
こんなマイナーな釣場でも、このブログを介して知り合えた一期一会。
ペン立てにでも、実際にコレで美味い珈琲でも、はたまた使い方は色々。
ただ、しっかりと「ちぬ」の文字と「黒鯛四季織々」なるロゴが焼きつけてある。
当日の不意な飛び入り参加者も想定し、応募枠総数よりも少し多い40個。
今となっては、いや、そもそも誰も欲しがるものではないのは重々承知ではあるが、「いつの日か」は、ずっと紡いできたからこそ、今でも拙宅の釣り部屋の片隅に置いてある。

現実的な話、富浦再開には今の処、目処は立ってはいない。
少なくとも年内は無理だ。

足かけ数年、このマグカップこそを携えて、少なからずの富浦釣り場ファンへとの出会いを期しています。


末筆なりますが、あの年のあの時の私の様に、文字通り居ても立っても居られない心情であったでおられるブログ冠「黒鯛アカレンジャー」さんこと、YMDさんには写真転用などご理解ご協力頂き感謝申し上げます。


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