筏(かせ)黒鯛 四季織々・・

ホームグランドである千葉県 富浦筏(かせ)釣りをメインに日々の戯言を綴る忘備録ですわ。

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いつか見た海

2013年03月28日 | 日記


今週は24日の日曜日に続き、月曜日は前日よりかはいくらかマシと一か八かで出船するも予想以上のウネリと強風で早期に撤収。休業日を挟んでの水曜日は予報に反して朝から冷たい雨に加えて、海も何やら騒がしく海を見て帰路に着いた。
そして迎えた木曜日。
前日の予報では、いささか芳しくはなかったが気圧配置を見て凪を確信。多少の雨は春本番の気温で相殺。反って春の雨にそぼ濡れるくらいの方がオツなものだ。凪を確信したとはいえ、今週はことごとく予報外れに翻弄され過日寝不足気味の日々。
行きの車中、去来する思いを胸に濃い夜霧に包まれた館山道を南下。
インターを降りる頃には東の空も明るく、どうやら今日は良い方に予報が外れた様で終日の竿出しが叶うかもの想いに昂ぶりも一層。
港に着き海を見やれば、これ以上ないくらいのベタ凪に好相。
初夏からの太平洋高気圧にすっぽりと覆われた凪の海での釣りの遠い記憶に始まり、当時の自身を取り巻いていた劣悪な環境や、来る日も来る日も泥を噛む様な思いで過ごした日々が苦い思い出と共に蘇る。

この海を見ていると生きていて本当に良かったと思える。





予報が芳しくなかった為なのか、釣客は最近よく御見掛けする方と二人のみ。
前回釣りにならなかった4番筏もロープの修繕が済み大いに迷うところだが、他にお客も居ないのでいつもの1番筏にする。
今日は満潮が午前5時~干潮が昼前の大潮。水色はすこぶる良い。
これで潮流れが適当なら・・・と久しぶりの凪の海での釣りに際し、邪(よこしま)な思いも脳裏にチラリ。



早々にスタンバイを終えて一服を交えつつ、コマセを入れ様子を伺いながら実釣。
潮行きは上も下もゆったりと、そして素直な流れに早々に顔を出すであろう黒に期す。
よもや最初の一枚目をバラす事があってはいけないと、釣り初めならではのコンセントレーションと自身の釣りのリズム、そして海の機嫌が
合致しているのが解る。
既に魚が居る事は解っていた。もやもやしている穂先なれど決め手に欠ける仕掛けを手繰り数投目。
丁寧に丁寧に仕掛けを流し魚との邂逅を待ちわびていると、「・・っふ・・」と大人しく控えめなコンタクトに腕が振り上がる。
エメラルドグリーンのクリアーな水中でギュンギュンと翻るパワフルな黒を慈しみながらタモに納める。42㎝のむっちりした綺麗な黒鯛に
今日は少し忙しい釣りになるかも等と自惚れを見透かされたかの様に、程なくしての居食いアタリを拾い掛けるも中層でのバラしに自嘲。
このまま潮が行かなくなれば潮が動き出す昼からが勝負、潮がこのままなら午前中に数を釣っておきたいところだが、先の居食いアタリと言い
徐々に潮行が無くなる序章なのか食いが浅いように感じられる。
ここは今の潮を、より丁寧に釣らなければと肝に銘じつつ先のバラした影響が少ない事を願うばかりだが、ボラが極端にうるさくなってきた。
そんな中、やはり朝の黒同様大人しく控えめな違和感を竿先に感じ掛け合わせ30㎝強の海津。



朝から風も弱く心地良い春風に相応しい洋上。それにしても良い凪だ。
早い昼食を済ませ空を見やれば飛行機雲。
そういえば、初旬にバレエ研修でパリに発った娘が今日帰国する日なのを思い出した。
過日、前妻に成田までの迎えを申し出たが快く断られた。
娘には後で無事の帰国と労いのメールを送ってやろう。

閑話休題。
潮流れは俄然早くなった。
久しぶりにガン玉を噛みつけ、流す釣りに加えて広角など織り交ぜるも精彩を欠く時間が続く。
程なくして潮も緩みはじめる。この機に釣らないと後はない。せめてあと数枚は手にしたい。
程なくして棚を探り訊く釣りで穂先をキュっと抑え込み海津を追釣。
底~棚を万遍なく攻めると居食いアタリで掛けるも、またも中層までのヤリトリで痛恨のバラしを演ずる。朝の反省が全く活かされていない自分に不甲斐なさと苦笑い。
上がりまであと小一時間と迫ったこの時合いに折角寄せた魚も言わずもがななれど、精一杯やるしかないと鼓舞するもタイムアウト。



今日はここぞと言う時に失態、3枚の貧果に終わるが自分の釣りを恥じる前に次に繋がる課題が見つかる事の方が価値がある。
この釣りの奥深さを知る思いだ。

迎えの帰りしな山下さんに4番筏回りでの帰港を申し出る。団子状にまとめた残りコマセを筏周りに撒く為だ。
過去、良い釣りを何度もさせてもらった4番筏だが、ここ最近ではあまり良い話を聞かない。季節ともなればファミリーなどが思い思いの釣りをする為に、いつしか黒鯛師達から敬遠される様になってしまったのも一因していると思う。

これからの季節、黒鯛師方々の為にも万遍なく釣れる富浦であってほしいという願いから、始めの一策。
今後は簡易的な漁礁の設置や定期的なカラス貝撒きなど自身微力ながら漁協と協調し行う予定でもおり、皆様におかれましても富浦での釣りを楽しまれた後、お持ち帰りになる分は別として残りコマセや餌などは4番筏に団子状にして撒いて頂けると幸いです。
私自身も今後は4番筏に率先して乗り結果を皆様にご報告出来る様、一層努めていく所存です。

差し出がましいのは承知の上、皆様方のご理解とご協力の程お願い申し上げます。




















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あぁ無情

2013年03月24日 | 日記



前回釣行から3週間が過ぎてしまった。
この間、予定を組むも尽くこの季節ならではの入れ代わり立ち代わりの季節風に
翻弄。
ようやくの凪予報を見ての今日の富浦だったのだが・・・・港に着き沖合を見やれば遠くに見える筏が波間に見え隠れ揉まれているのを見て今日は諦めた。
出船を待つ古豪常連方々との四方や話に花は咲いたが、口惜しいばかりで港を後にした。

明日があるさ。

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猛省

2013年03月07日 | 日記



一日手を尽くしても尚、釣れないのならばまだ気分も軽い。
次回の課題を見つけるのも釣りの奥深さだが、釣れなかったのではない、釣りにならなかったのである。
そんな場所へ遠来遥々お越し頂いたお二人を案内してしまった事を本当に申し訳なく思っている。



前日の予報では昼前から南西強風。
当日の予想天気図を見ても前日と然程変わらないのを見て昼までの釣りを覚悟。風が上がらなければラッキーと、一か八かの釣行の決め手は、昨年来時折当ブログにもコメントを下さる方からのメールだった。
久しぶりの旧交を温めようと一か八かの釣りも楽しみになっていた。

港に着くと最近の活況を知ってか旧知の顔もチラホラ、互いに挨拶を交わしそれぞれが思い思いに準備をしている朝の光景。
受付を済ませ釣り場を案じていたのだが、いつもの1番筏は、たまに富浦にお見えになる揃いのチームジャケットを着たお二人にお譲りし、我々はよもや風が上がった場合の事も考慮し、何故か巷では釣れないとされてはいるものの、風裏となりうる4番筏を選んだまでは良かったのだが、、渡筏時にくくりつけのロープの緩みが目に入ったのだが、幸い朝は風も殆どなく、これなら大丈夫かなとある意味風が上がるまでの釣りと割り切りにも似た詰めの甘さもあった。

大よそ一年ぶりの邂逅を果たし和気藹々の筏の上。唯一気掛かりなのは何時風が上がるか心中穏やかではない。
時折纏わりつくように吹く風に合わせて朝のうちはウネリも少々きつかったが概ね凪である。
先のロープの件も気になっていたので、打ち返す毎に山立てをし位置を確認しながらの釣り。

釣り始めて数時間。やはり筏は戻し戻され確実にズレている。まだ時間も早い。山さんに空いている5番筏変更の連絡を入れれば快く迎えに来てもくれるだろう。しかし今は風も殆どない。筏のズレも大いに気にはなっているのだが、よもや5番筏に移ったとしても、風が上がればもろに風表となる憂いを案じ躊躇し続ける中での釣り。

1番筏のお二人は9時前後からポツリポツリと時間を追うごとに竿を曲げ活況。

昼前頃から西絡みの風が嫌な感じで吹き出してきた。今更5番に移る事は出来ない。
しかし我々の乗る4番筏のズレも風であからさまで、山立ても意味を成さない。
その内に風が港方向からの南東に変わり強く吹き付けて来る様になるが、この風向きは海が荒れるような心配はないのだが、筏は右往左往で、もはや釣りにならない。

それでも釣り続けるお二人に、この様な場所を選択してしまった事を深くお詫びし、一人竿を仕舞う。



ふがいない私の判断で貴重なお二人の休日を台無しにしてしまった。
釣れる釣れないは個人の技量なれど、釣り以前の事である。この釣りの基本である「場」作りが成立しない場所へ案内してしまった上に、状況判断に迷い躊躇に終始してしまった。

猛省である。










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