筏(かせ)黒鯛 四季織々・・

ホームグランドである千葉県 富浦筏(かせ)釣りをメインに日々の戯言を綴る忘備録ですわ。

RELIGHT MY FIRE ~ ハートに火をつけて

2017年01月26日 | 日記
まぁそんな訳で新年も明けて早くも下旬。
新年詣でのスタートはゲン担ぎにはまずまずだった



そろそろ梅の便りも聞こえてくる頃合いにあって昨秋来燻ぶり続けてもいる。
社業は至って順調と言いたい処だが、それはそれで毎日何かしら起こるしその手綱を緩める事無く文字通り朝早くから晩遅くまで社業に邁進。
少なくともブログ等は全く持って更新する気も起きず、ある意味ウジウジと半ばイジケ気味の鬱憤を晴らすべくたまの休みとあらばこの春からの釣行に想いを馳せながら、それらに華を添えるべくの「道具」を時間を見つけては物色するも、どれもこれも今一つ食指が動かない。
クルマなんぞは動けばそれでいいのかも知れない。何台も持つ必要などは全くない。
然り、こと釣りに於いてはワンポイント ワンロッド ワンリールといったように、「あの場所」には「この竿」と「リール」といった、どうでもよいこだわりというか思い込みというべきか誠に阿呆らしい世界にどっぷりと浸かっている気質だけはどうにも治らない様だ。

イタリアの銘車といえども猛々しいエグゾーストを轟かせてはいるが、趣向に合わず。
インチキくさい細身のスーツを身に纏った似非イタリアモード気取りの学の無さそうな営業担当の説明やら話を聞いているだけで目の前に整然と並んでいる折角のクルマ達も霞んで見える。
場所を変え、さりとてゲルマン屈指の名工のソレでさえ今一つ。
試乗にて駆り出しても「ときめき」や「昂ぶり」がないのは釣り気とて同じかもしれない。













およそ四半世紀の付き合いのあるディーラー担当者が持参してくれた車でさえ、まぁ及第点といったところか。
増車ないし入れ替えにせよ気分転換に早く決着をつけたいところだ。


そんなある日の事。
富浦の灯を絶やす事なく邁進されている釣友からこの時期にしてはまさかの大釣りの報。
例年であれば、こと1月はただでさえ季節風にさい悩まされ連日の様に釣り場もクローズにあってどうにかこうにか凪の日並にピタリと照準があったようで
勇み竿出しの結果。
釣り場から私の生業とする現場へ重そうにクーラーを抱え喜色満面でいらっしゃった。
蓋を開けてみれば年無し複数枚に中型数合わせて二桁を見事に仕留めてこられ思わず互いに破顔一笑。





私の小部屋でしばし釣り談義に花が咲くひと時。
扉の向こうからはチラリほらりとお見えになられたゲスト方々の笑い声や食事を愉しまれている雰囲気を縫う様に優しいジャズピアノの旋律が聴こえてくる。
疲れとも違うどこか充実しきった彼のその横顔に在りし日の自分を映しこんでみる。
それにしても見事な釣りっぷりに脱帽敬服。

慌ただしかった年末年始からようやく一息つけた感のあるこの数日。
それでも「今」やっておかなければならない事は沢山ある。
久しぶりの午後出勤の今日。こうしてブログにも手を付けた。
家内愛息の居ない静かなリビングから見渡す眼下湾奥の海は久しぶりの凪。
さて、どこからはじめようか。