筏(かせ)黒鯛 四季織々・・

ホームグランドである千葉県 富浦筏(かせ)釣りをメインに日々の戯言を綴る忘備録ですわ。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

MAY BE  <  BE ~ 自問自答

2014年04月24日 | 日記
今日は久しぶりの友人との竿出しに心躍っていた。
つい先日まで、四国は宿毛界隈に大よそ2週間の遠征を終えてきたばかり。土産話も色々と聞きたかった。



毒舌冗談織り交ぜながらも互いに今ある状況をつぶさに読み取り、そして感じたままを実践したが・・・・。





久しぶりの友人との竿出しに華を添えられず大苦戦の今時期の富浦。

上潮に騙されるな、上潮に素直に従え。ラインを這わすな、大ハワセで挑め。
ガン玉を打て、ガン玉を打つな。ラインを張れ、ラインを張るな。穂先で訊け、穂先で訊くな。
団子で寄せろ、団子は控えろ。動く餌、動きのない餌。釣を組み立てろ、釣を組み立て過ぎるな。
魚を待て、魚を待つな。

MAY BE(多分)ではなく、BE(やる)が頭の中でぐるぐる回る様は、目の前の与太潮の如し。

コメント (2)

巡る季節

2014年04月18日 | 日記
前章、大よそ7か月ぶりに富浦でのかかり釣りを再開した。その余韻に浸りながらも次釣行の予定を早々に組んでの天気図とのにらめっこの日々。今週も休日と天気海況が何とか噛み合い観天望気。17日に行ってきた。
高気圧が張り出す絶好の陽気日並ではあるが、清々しいとは言え、朝の冷気を含んだ北東の風が一抹の不安ながら、出船を待つ港では各人用意に余念がない。



本日釣客は5名と平日の富浦らしい人数で、各人思い思いの場所へ。
昨今、相変わらずコンスタントに型が見られる生簀周りのカセ舟は人気。特に5番、9番、10番に於いては入れれば型見は確実とあって足繁く通うファンも多い。代わって筏は2基。特にこの時期はどうしても生簀周りに分があるとは知りつつも、やはりのいつもの1番筏へと渡る。





今日は満潮が5時~干潮が正午前の後中潮。水色は程なく笹濁りで良好なれど、朝の時点で既に風向きが予報に反し北絡みなのが気になる。
水温は16.5℃と申し合ない。
今日は満月欠けの後中潮。
新月の後中潮とは違い潮がかっ飛ぶ程ではないにせよ念の為、速潮になった場合に備えて潮を切る細ライン仕様の道具立ても用意。
速潮に手を焼いての潮待ちで、折角の釣りを中断したくはないからだ。目一杯、一日を遊び尽くしたい。
賛否はあるとは思うが、加えて今時期は、佳境はとうに過ぎたとはいえ少ないながらも抱卵した魚体をなるべく傷つける事無く細心の注意をもって釣後にリリースしたいが為に、あらかじめ大きめのタライに水をなみなみと用意。(タライは漁協小屋に用意してあります)
そこで釣り上げた魚の針外しを行う為だ。
折角釣り上げた大切な魚が、陽光に晒された筏の上で魚が暴れもんどり反り、大切な鱗が飛散するよりも、少しでもダメージを和らげる事に寄与したいと願う。





残念だが、今日は頼りにしていたボケジャコの入荷もなく餌ローテションの手数が少ないのは口惜しいばかり。練り餌等も用意したがオキアミ主体の釣りなれど、この時期は魚の動きも盛期のソレではなく、どちらかと言えば「じっくり」と構える釣り。「動かない」オキアミで、どこまで「喰わせ」のステージを演出できるのか、本来の勘所がどこまで働くのか憂いてばかりもいられない。

一通りのスタンバイを終え今日の釣りをスタートさせる。
満潮が5時と言う事もあり、潮端境の弱々しい上潮が沖へ、底潮は停滞している。この潮が生気を持って行き出した頃合いが勝負と見て打ち返す。
何も触らない。何も変わらない時間が過ぎていく。
こんな時は何の前触れもなくいきなりくるから要注意だ。

この頃から徐々に北風が強まりだし沖合を見れば波頭にチラチラと白いモノが雑じりウネリも同様。
僅か数十分でで海況が一変。途端にウネリも次から次へと押し寄せカセ舟も筏も翻弄。
朝のうちは凪の洋上に数多くの貸釣り舟がそこかしこに見えていたのだが、それも今は急ぎ競っての撤収作業に追われている。

気を紛らわす様に努めるが嫌な感じが脳裏によぎる。
ウネリによるアップダウンに加えての強い北風を避ける様に筏際の足元に竿先を集中。
ウネリに同調するように穂先の動きを注意深く見ていたその時だった。
明らかに波長とは違う「何か」を感じた一瞬、腕は天を仰いだのと同時に重量感を伴った生命体が一気に底で横走りする。
追い合わせを入れ攻防に入る。愛竿アスリート大チヌを程良く曲げはするが、竿のスペックが勝る様に無事にタモ網に導かれたのは47㎝の銀鱗。

この一枚で少しは先の嫌な感じを払拭したかったのだが、小一時間。後が続かない。
焦燥感と共に再び徐々に背中に悪寒が走る。「もう・・ダメか・・」
予報では昼頃は静穏のマークがついていたのに・・・と、またも外れた予報を恨む。強風ウネリで持病のパニックシンドロームにスイッチが入る前にと、携帯電話を取りだし、迎えの船をお願いする。
するとどうだろう・・・やおら風が見る見るうちに落ち始めてきた。不思議だ。
迎えの船が遠くにチラリと見えるが、もう一度山下さんに電話を入れ続行を申し出る。

一度は萎えたとは言え、釣り気を頼りに再開。
正午前には先の一時の時化が嘘の様に凪いだ。とろりとした生気の無い潮がのらりくらり。
攻めにも精彩の無い時間ばかりが過ぎていく。

残り時間も2時間を切った午後一時過ぎ。
やおら底付近でボラが騒がしくなってくる。そのボラの隙を見て黒が入って来られるような団子ワーク。
本アタリまで行かない黒鯛の前触れは、打ち返す仕掛けにも表れている。



頭だけを啄んでいる。はっきりと好敵手が今居るのを知るに十分だ。
焦らし焦らされ、ついぞ掛けるには至らなくタイムアップの時間を迎えてしまった。
あと1時間あれば・・・と、来る5月からの夏時間(5月から沖上がりは16時)を思う。



先のタライには日中山下さんからの差し入れである獲れたての若芽が占領。



今日は朝の一枚のみという貧果に終わってしまったが、富浦が一年のうちで最も難しいと思える時期と納得するしかない。


コメント (8)

長い友とのはじまりに

2014年04月12日 | 日記
予報もハズレ、残念ながら海を見て帰路についた過日。
照準を週末に合わせての虎視眈々。この時期の予報は、特に海況に於いては裏切られる事も多々ある事は承知している。







桜も日を追うごとに葉桜へと衣替え。
日増しにまるで春蘭を謳歌するかの様な、小鳥達のさえずりがこうも耳にくすぐったく感じるのは、昨今の状況が好ましい方向へと向かっていると感じるあさましさ。
それでも、やはり”この場所”から、はじめるのが相応しい。



高気圧が張り出す天気図に安堵を覚えながらも、先述の通り春の海況は今一つ読み切れない一抹の不安を胸に港に着いた。





そして、その予報に誘われる様に週末とも相まってか、早朝より堤防での釣りに講じる多数のアングラーを余所に、僅か10数名の釣り人とは言え、出船を待つ玄人衆が、思い想いに雑談、釣り談義にはじまり仲間内でのよもや話が、受付までの間、そこかしこで花が咲く様な光景を見るのも本当に久しぶりだ。
中には、旧知の常連はじめとした方々にはじまり、時折釣り番組等でお見受けする関西屈指のアングラーの御方と、そのお仲間達。
皆、今日一日をここで、次に繋がる思い想いを、それぞれの胸に出港。

自身7か月ぶりとなる海は、そよそよと吹いている北北東の風と、前日までのあてにならない予報の名残りのウネリをほんの僅かに纏って出迎えてくれたのは、昨秋の台風で辛うじてその躯体だけは致命的な損傷を免れた筏のうちの一基。
いつもの1番筏へと着ける。





昨秋の台風での釣り場の喪失から富浦漁協方々の努力の甲斐もあって現在、辛うじて筏は2基ある。従来の生簀周りのポイントはほぼ復旧しており、カセ舟は4艘に増えた。
そしてこの間、私は年をまたぎ、本年の釣りをここからスタートするにあたり、愛するこの富浦の海と修繕を終えて、以前の様に浮かぶこの筏に、そしてこの洋上で過ごした過去の様々な想い出に4月とは言えお神酒をして、ここへ来る釣り人はじめとした海の安全を願った。

今日は干潮が9時~満潮が15時の前中潮。
予報では午前中に北絡みの風が4m後南西に変わるとの事だが、果たして今朝の冷気を含んだ空気からして、何となくいつ変わってもおかしくはない予感が当たらないでいてほしいと願うばかりだ。

今日の同筏の方は、当ブログへ時折コメントを下さる旧知の御方。互いに今日の竿出しを楽しみにしていた。

一通りのスタンバイを終えて釣りを開始する。
正直、7か月ぶりと言う事もあり、気持ちの昂ぶりも含めて、もう少し段取りに手間取るかと思いきや淡々とした自分に気づく。



午前9時の干潮前の残り潮が上下共にゆったりと沖へと流れている。潮色はこの時期ならではのうっすらと笹濁り。気掛かりなのは水温だ。
先週から16~17℃推移も今週後半になり15℃へとゆったりと下降した二日目。
釣り始めから大よそ1時間強、何のアタリさえ無い。何も触らない時間が続く。


程なくして潮流れがより緩くなりはじめた。
来るとすればここできっちりと仕留めておきたかった。
そして先程から竿先にはモヤモヤと、ほんの微かながらも生体反応らしきモノが竿先に表れ始めてもいた。
ラインを送り送りハワセハワセをイメージしながら緩い潮に任せ乗せていき、時折訊くを繰り返す事数投。
モヤモヤとした穂先にシビレを切らしての合わせも空振り。
仕掛けを見て「・・!!」。



流しから素針を引いた空合わせの一部始終を見ておられた同筏の方は「・・ん~居るんですか・・?」と、ニヤニヤしながら冗舌。
キンクしたラインの写真をカメラに収めていた私を不思議に感じたはずだ。

しかし私には、一か八かの頼りないながらも、ある種の確信に満ちていた。
餌をはむ程度の食い気の無い中にも餌にジャレる際についたハミ跡・・・。

そしてそれから3流し。パイロットベイトであるオキアミではいずれも似た様なアタリまでは至らないジレンマ。
オキアミからボケジャコに替えた。この食い気の浅い黒に「動く」餌の出番だ。

ほぼ止まりかけた底の潮筋にラインが乗る。ラインを送る~ハワす・・・「・・つっん・・」「やはり・・」瞬間、腕を振り上げ「・・ぎゅっん!」と、しっかりと掛け合わせ愛竿アスリートレーサーが気持ち良いくらいのベンドで魚信を受け止めている。お隣で見ていた方もヤンヤやんやと目を細めている。
実に小気味良い引き味を十分に堪能しながらうっすらと笹濁りの水面に銀鱗が舞う様は、いつ見ても良いものだ。
銀鱗眩いばかりの渡りの黒は38㎝に破顔一笑。

この頃から何となく魚の気配がうっすらとではあるが感じられる様になる。バカ話、笑い話をしながらも、どちらが先に掛けるかの緊張感もまた愉しい。
互いに誘い誘われ同日釣行を楽しみにしてはいたが、日並都合が互いに合わず大よそ1年半ぶりの竿出しだからこそ気合も入るのだろう。
程なくして掛けたのは先方。「よっしゃ!やった!」と喜色満面の笑みでこちらに応える。



ヤリトリからしてデカそうなのは解っていた。
案の定、無事にタモに導かれたのは50を少し超えるサイズ。ふてぶてしい面構えに加えて肉厚な体高はこれぞ黒鯛と惚れ惚れする一枚に祝福のエールを送る。

この頃から、徐々に北北東からの風が北に回りだし、その風力も相応。6~7mに上がってきた。
沖合各所に掛けてあるカセ舟も風とウネリでもんどり反っている。筏とて同様、背後からのピッチのきついウネリに内心今日はここまでか・・と、諦めかけてはいるが、同筏の方の冗談に付き合っていると気分的にも紛れ、その優しい心遣いに自身を鼓舞するも、この海では自分の釣りが出来ないもどかしさ。
腹ごしらえをしようにも、反って気分が悪くなりそうなのでひと口ふた口程度。
次第に風が落ちる事を願いつつ続行。

昼前になりようやく風が落ち着いてきた。
目の前の海は先程までの時化模様が嘘の様に凪いできた事に安堵する。

こうなると俄然。
潮行きが変わり始めこの場所特有の二枚潮ながらメリハリはない。
オキアミを基本に、ここぞと言う場面でボケジャコで様子を見つつ試行錯誤。
正午を知らせるチャイムに残り時間と攻めの組み立てを再考しながらコマセを手直し。竿もリールもラインも刷新。よりデカいヤツがきても良い様にと笑いながらのたまう。
やはり先同様、食い気やる気の無い反応に今日の魚の機嫌を知る思いだ。だからこその攻め方に過去の釣りの記憶が蘇る。
そして、ほぼ居食いの様な感じで掛け合わせたのは先の魚よりもパワフルだが、アスリート大チヌには少々物足りないサイズで42㎝を仕留める。

そして直後、お隣も同様掛け合わせ41㎝のこれまた素晴らしいプロポーションの黒を仕留める。互いに今日の善き日を讃えあう。
気が付けば、時間は既に2時を回り追い込みを試みるも、残念ながらタイムアップ。





迎えの船に乗り筏を後にする。

既にご存知の方も多いかとは思うが、ここ富浦はその地形からか、いわゆる乗っ込みと言える程の盛り上がりは中々お目に掛かれない場所。
目の前の大房岬下の磯周りには魚が回遊もしくは居つくのだが、筏生簀周辺は変化に乏しいが故の事。
例年大型が多く釣れるのは実は2月~3月中旬と耳にする。
まさに今時期から5月下旬頃まで富浦が不調な時期なのは、拙い腕を棚に上げ申し上げるが、自身の記憶からも合点がいく。

だからこそ一日の釣りを悔いなく終える事が出来る様、すべての面に於いて整えておく。

本当に久しぶりの富浦だったが、実に味わい深い一日を過ごす事が出来た。
またここから始めようと思う。











コメント (2)

南へ駆(はし)れ、海の道を

2014年04月09日 | 日記
用意万端。前夜の海況予報も申し分なかった。
道中、高速道路の風フラシもダラりと垂れ下がり凪をほぼ確信していた。




港に着くと、前章「水曜どうでしょう」を、ご覧になり私の復帰に華を添えるべく駆けつけて下さった旧知の御方と、昨年初夏にやはり同日釣行同筏でご一緒させて頂いた方がいらっしゃり、久しぶりの邂逅の喜びを分かち合うも、沖合に目をやれば予想外に北北東の風が強く、
時折筏も波間に見え隠れ。沖を目指す行き交う漁船もウネリを伴った波頭にアップダウンの様を見るに、お二人には申し訳なかったのだが、残念ながら私は早々に諦めて帰路についた。
これで憑き物も墜ちたと思いたい。

ちなみにだが、この日はその後も北北東が終始更に上がる中、舵を執る山下さんの判断で、安全を考えお二人は生簀周りに相乗りのカセ舟。
終日海も悪い中、きっちりと各人本命を手にした。

私の楽しみは、また次回にとっておこうと思う。





コメント (4)

水曜どうでしょう

2014年04月07日 | 日記
有難い事だ。
前章にある様に、思う処ありでこの数ヶ月休筆していたにも拘わらず、戯言のたまう当ブログを再開したところ、公私に渡り励ましのメールや電話などを頂戴し恐縮している反面、すごく嬉しい。
富浦は基、この釣りを愛する方々の為にも微力ながら今後も、別欄釣果報告「富浦便り」含め、随時更新させて頂きたく思う。

閑話休題。









先週末より弊社本店にて執り行われている某大手化粧品会社のCMロケ。
土曜日にはリハーサル、日曜日には本番の予定も、生憎の天候で予備日である今日が本番。
連日在りし日の釣行宜しく、立ち合いの為、まだ夜も明けない未明から現場へ。
気鋭の女優さん含め演者さん、撮影スタッフはじめ総勢50名弱の関係者方々の為にも彼らが来るまでの間に、現場を「温め」ておきたかった。
CM自体は今秋OAなので、この場で詳細は明らかに出来ないのが誠に口惜しいばかり。

お陰で、先週から画策していたおおよそ半年ぶりとなる富浦詣での為の、夜討ち朝駆けの体も整ったような気がする。

久しぶりの休日である水曜日。
ここ数日、不安定であった花冷え陽気も去り観天望気。
まずまずであろう日並日和に、愛竿が絞り込まれる事を今から楽しみにしている。







コメント (4)