筏(かせ)黒鯛 四季織々・・

ホームグランドである千葉県 富浦筏(かせ)釣りをメインに日々の戯言を綴る忘備録ですわ。

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八日目の蝉

2015年08月31日 | 日記
思い起こせばこの夏は、釣行予定を組めば毎週ことごとく立て続けの台風余波に鬱々と翻弄。
休みも愛息の幼稚園行事にとそれはそれで良いのだが、肝心の富浦詣でも叶わず。
晩夏残暑を感じる事もなく足早に去って行った。

子供達の夏休も今日で終わり。
あれだけ賑わいを見せていたマリーナも、今は人影もなくツナギを着たマリーナのメカニックスタッフ達が、委託されたひと夏を過ごした各艇のメンテナンスに勤しんでいるくらいだ。





この夏、マリーナを出て近場地先のシーゲレンデを2度3度愛息を伴ってのショートクルージング。
灼けた肌の色も今ではすっかり色褪せてしまった。
当方の心情を知ってか知らずか、愛艇を舫うポンツーン(桟橋)の柱には黒鯛らしき魚が稚貝を啄んでいるのが見て取れる。
私はそれをじっと息をひそめて見ている。
「焦燥」でもなく「諦め」でもなく、この何とも言えない「燻ぶり感」。
何かを失うかわりに何かを得る。
得るたびに、失われていくものがある。

こればかりは昔も今も同じ。

今にも泣き出しそうな鬱蒼とした空模様。
名残りの蝉の時雨が静かな水面にひとつ、またひとつと届いている。

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