筏(かせ)黒鯛 四季織々・・

ホームグランドである千葉県 富浦筏(かせ)釣りをメインに日々の戯言を綴る忘備録ですわ。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

蒼茫

2011年10月24日 | 日記
昨日仕事を終えて帰宅。一昨日の釣行の際に使用したウエアーや自前のコンテナー他諸々を取り込みながら、明日は静穏”凪”確実の富浦へと想いを馳せる。
折角の富浦での釣りに際し、予測される煩わしい仕事は昨日の内にほぼ全て片付けた。
目覚ましが鳴る前に起床。いつもの様にシャワーを浴びテラスへ。
この時期特有の心地良い未明の空気に触れ、曇りがかっているもののまだ明けぬ空に星が見て取れる。
スタンバイをして一路富浦へ。先日の釣りを反芻しながらも、今日は”今日の釣り”がある事を期しインターを降り餌屋~漁港へと向う。
既に4名程釣り客が出船を待っている。
準備が整い定刻出船。港を出て文字通り油を流したかの様な静穏 凪の海は本当に久し振りだ。
カセが2隻、5m、10mそれぞれにつける。筏は私を含めて1番、3番と二人。

昨日は予約客含めそこそこお客が乗ったそうだが、昨日の釣り客のモノであろうラインやコマセ後など筏上に見てとれ、釣りの前にそれらを回収したり洗い流したりしつつ準備を始める。
目的とする魚が例え釣れなかったとしてもヤケになる事無く、ましてや「あ~楽しかった!」だけでは無く、釣り始め~釣りを終えての片付けは必ずや次の釣行へと繋がる基本だと思う。
今日は干潮が8時半~満潮が午後2時過ぎの前中潮。
スタンバイを終え、コマセつつ一服しながら潮行きを見ると下げの残り潮の上だけ効いている。場作りの為のコマセも程々に釣りを開始する。
仕掛けを入れると案の定、上潮だけが行く二枚潮だ。コマセると初っ端から上層~中層付近でボラも元気だ・・・・。
こんな時は得てしてメリハリもない潮行きになる事も多く、朝の数時間は潮待ちになる事も覚悟した。
速いだけの潮も時としてお手上げになるが、メリハリない潮も困りもの。終始ゆったりと上層だけが左~右へと流れている。
さりとて攻めがいが無いと言う訳でもない。黒は必ず居るはず。
1投ごとに”攻め”を考えながら流す。2枚潮故、上潮にラインが取られ送り込んだ分だけスラック(糸ふけ)が出る。
このスラックを頭に入れた上で、潮行きとは逆のハワセ状態に先程から気配を感じる前アタリに神経を集中する。
この状態を繰り返す事しばし・・「モヤモヤ」としたアタリから更にラインをハワセ上潮にラインが引っ張られるように乗ると・・「・・っっつ・・くく・・もや・・」で、立ち上がっての大合わせも決まり攻めがいのある納得の一枚、本日1枚目の37cmの黒を仕留める。
時間は8時半。9時過ぎには、ひったくる様なアタリで無条件反射の合わせで43cmの
ショゴ(カンパチっ仔)。
相も変らぬ潮流れの中、”もっともらしい”アタリで43cmの真鯛。その釣り味は本命である黒よりも一枚上の引き合い宜しく、ムッチリとした食べ頃サイズに好色。
(ショゴにしろ真鯛にしろ生簀から逃げたヤツかもね)
ゲストを織り交ぜつつ以降、合間合間に陰気なゴンズイに手を焼きながら、この攻めで昼前までに黒を6枚。(チンタ君数枚は放流)
凪の海とは言え、昼を境にアタリをとる海面もギラついて偏光グラス越しにもアタリが取りづらい。潮も与太潮のまま。
ライン・スラックの事も頭にあるが、どうにも合わせボケで2発バラシ。
魚信手応えはまさに「黒」のソレ・・・。
コレを確実に取れるようにならなければならないな、と次回の宿題とする。
昼以降納竿までの間、辛うじて32cmの黒を追釣し今日の釣を終える。
      43cm頭に黒8枚(他2枚は元気良く跳ねて。。フレーム外^^;すんません)

別段、わらしべ長者宜しく期待するべくもないが、今日も一日凪の海で次回の課題をくれた魚達に感謝しつつ放流。
(真鯛、ショゴは他の釣り人に差し上げました)

他カセ、筏共にこの与太潮で苦戦。0~1枚。

中国の諺にもありますが、「釣り」は終わりの無い旅なのかも知れません。
愉しくやり、そして練習あるのみです。


















コメント (6)

Weeping In the Rain ~3度目の正直

2011年10月22日 | 日記
先週来、南西大風がようやく収まったかと思えば今度は北大風にことごとく翻弄された一週間。風も落ち着くかに見えた合間に富浦へ足を運ぶも海を見ての退散が2度。
コレばかりは・・と憤懣やるせない気持ちに区切りを付けるべく前日の予報は何やら怪しげ・・。
散々だった先週~今週の風の後は、今度は局地的な雨予報なれど、アメダスでは未明~朝に主に東京湾中央部に発達した雨雲が集中している。いずれにしても雨のピークは朝方までと予測。早めに就寝する。何故なら、期するものがあるのだ。
いつもの様にスタンバイし、一か八か車に乗り込み富浦を目指す。
まだ明けきらぬ館山道は容赦ない文字通りの”どしゃ降り”の雨。いつも以上に巡航スピードを下げ安全運転を心掛けてはいるものの、窓を叩きつける雨と、わだちに溜まる雨水で時折肝を冷やしながら今日は止めて引き返すのも賢明・・と思いつつ次の出口で降りようかと思う頃、夜も白々と明けてきた。
雨は相変わらずフロントガラスを叩いているが西の空は明るい。

インターを降りる頃には期していたものが確信に変わった。
辺りにはまだ局地的な雨をもたらす不気味な雨雲が見て取れるがそれも足早に過ぎそうだ。これらが足早に北上する際には突然の突風にも十分肝に銘じ、いざという時の為にも心しておかないといけない。
先日の足止めコマセもあるので、いつもの餌屋へ立ち寄り予め全解凍をお願いしていたオキアミを受け取り漁港へと向う。

前日の確認では予約も相応入っていた様だが、予報も予報なだけに港は当然の様に閑散としている。風も無くその分不気味だが何はともあれ今日は釣りが出来そうだ。
荷降ろしの為に車をつけると、そこには3人程出船を待つ釣り人が居た。
降りるなり「・・60の人ですよね?」と、先日の60の話を引き合いに出され恥ずかしいやら何やら雑談を混ぜながらの出船までの時間を程なく過ごす。この御三方はカセ。お仲間の一人は滋賀県からの来訪との事。転勤となりはしたが昔のよしみで年に数度富浦にお見えになるそうだ。竿を出さずの帰郷は口惜しいとばかり、こちらも一か八かの釣り人の性の習性宜しく雑談にも華が咲く。いつもの面子が揃い定刻通り出船。
しかしながら港周りは基、沖合いまで既に近隣の河川から流れ出た泥水で薄茶色になっている。
舵を執る山下さんは「この水色はさぁ~上っ潮だけだぉ~、底はさ~大丈夫だぉう~」と、励まし?の言葉をくれる。
昨日までの残りウネリがそこそこあるが、無事に1番筏へ。
一通りスタンバイを終えて改めて海を見る・・・・ミルクコーヒーの色の海。
しかも河川に押し流されたゴミも一緒でやたらと早い。早々にセットしたスカリも見事に海中で左~右へとなびいている。
山下さんの言葉を信じれば「底トントン」から攻めるべきか、濁流の様な上潮とそうでない濁りの境を「棚」で攻めるか・・・
コマセつつ思案。一先ず案ずるが先、いつもの攻め「底トントン」からいく。
一投目。パイロット・ベイトのオキアミ+コーンはそのまま残ってくる。
河川濁流の如く上潮が本当に早い。一投目で完全なる二枚潮を確認。
持ち合わせのスプールの中から細糸番手を組み替えようかとも思ったが、「餌が残る」事に感ずるものがあったかどうか定かではないが・・・先の山下さんの「底は大丈夫だぉ~」が頭にあって勝手に海底付近の水色とその様を想像し仮説を立てる。
底から一ヒロまではまだそんなに濁りはないと、底に着いた団子から餌を抜いて一ヒロ半まで上げ上潮に取られない様落とし込んでいくと・・「・・っつ・・っく・・」。
合わせるか一瞬迷うも再度送り込む・・上潮でふけたラインの分もあるのでこの時点で中腰体制。
「・・くっ・・くく・・っぐ・」「!!」
立ち上がっての大合わせが決まり・・「乗った!」

そこそこの型を確信しながらも、いつもなら掛けてからのやり取り最中に海面を覗き込み距離感などを目視出来るのだが流石にこの水色ではそれも叶わない。
必要以上に巻き込み過ぎない様、感覚で魚との間合いを詰めていくと・・濁水面に現れたのは目測50はありそうな、ふてぶてしい面構えの黒。無事にタモ入れしスカリに収める。時間は7時45分。(帰港後検寸 ジャスト50cm 2,25Kgでした)
一先ず今日の初物に一安心し、追いコマセを丹念に打ちながら紫煙をくゆらす。
おびただしい程の木屑など次々と港方向から流れては来るが、天気は晴れ間が覗いてきた。
今一度掛けた魚の復習をする。底潮は殆ど動いていない。
あくまでも仮説ながら答えは出た。実際に潜って調べた訳ではないので確証は得られないが、しばしこの攻めで行こうと思い執拗に底トントン~一ヒロ間を攻めると、8時過ぎに37cmの黒。徐々にこの攻めが確信に変わっていく。
程なくして上潮も緩みいよいよか・・と、思うが先か掛け合わせるとチンタ君。
時折陰気なゴンズイも顔を見せ団子を打ち返す毎に、いつものボラの活性も上がってくるのが解る。
10mに着けたカセでも釣れている様子で盛り上がってる風が見て取れる。

底潮の流れが殆ど無い中で、それでも舐める様に底をなぞると気持ち良いアタリで
30cm。11時を過ぎる頃になると、この潮色の中で1番筏下には大中小織り交ぜて「黒」が居ついているのではないかと思える程、30cm~40cm強の数釣り。様々なアタリの中での「黒」だけの拾い釣りを堪能する。
間に我ながら珍しく?昼食を挟みつつ・・・一気に釣りきるよりも「場」と「間合い」のステージを作るつもりでコマセも忘れない。時折通り雨もつけるが、上がればTシャツで丁度良いくらいの陽気。風も程なくして止み、静穏な凪いだ海。
海色も朝方のソレに比べれば徐々に戻りつつある。
未明の雨を押しての今日の釣り。
私はギャンブルと言ったものは一切やらないが、一か八かに掛けただけの答がこの海にはあった。

ものの数分だが昼食を摂り遥か遠く相模湾方面を見やれば虹。
カメラに収めようと思うも儚く消えた。
先週来の、3度目の正直。
きっと海の神様も流石に呆れ果て、見るに見かねての海からの思し召し。
昼を挟んであの手この手で攻めて本日50cm頭に22枚。

    スカリもエライ事になってます!大中小入り混じりグチャグチャ・・!

復路の高速も渋滞無く晩秋の空を見やりながら充実した一日に感謝!


コメント (6)

予習~復習また練習。飽くなき求道、されど楽し。

2011年10月14日 | 日記
昨日は仕事も多忙で帰宅したのが遅くなったが、それでも先釣行から続いている好天。明日も凪であろう富浦行きの気持ちは萎える事無く既に準備を済ませてある道具類を車に詰め込み就寝。流石に仕事の疲れもあったのか朝は目覚ましで起床。
朝風呂に浸かりながら前回の釣行では潮行きの悪さに対して自分の釣りの組み立ての甘さや、すり合わせる事が出来無かった事を思い起こし、海を見てからではないと始まらない「今日の釣り」を模索している。そして「今日」の釣りは既にこの時点で始まっている。

予報も上々、週末の金曜日。
煩わしいと思われる様な仕事の案件は既に昨日ほぼ全てと言っていい位に片付けた。
一路富浦を目指す。
道中、雲海を思わせる幻想的な靄の掛かる館山道を走り予定通りにインターを降りいつもの漁港へ。



山中の靄がどこかに忘れ去られた様な、眩いばかりの朝陽に期する今日の釣り。
程なくして友人も到着。
漁協方々も揃い定刻に舫いをとる。
今日は我々二人だけの富浦。舵をとる山下さんの話によるとここ数日含め昨日もあまりパッとしないとの事。
漁港を出て凪の海を見やると潮色がすこぶる良く感じる。
気に入りの1番筏に渡してもらう際に山下さんに「今日はさぁ、潮色もぉ良いねぇ。でけぇの釣れるかもよぉ~。ほぃんじゃぁ~がんばってぉ~」の、いつものニコニコ顔に送られて準備を始める。
静穏 凪の海だが、相応潮が早い事は、スカリのスタンバイを終えすぐに解る。
今日は干潮が9時半頃~満潮が14時過ぎの大潮後の中潮。
満月欠けなので嫌がおうにも潮流れが強いのは承知の上、前回の反省を踏まえあれこれ手を繰り出す事無く基本に忠実に習い、潮止まり境を中心の攻めを組み立て朝の一服を入れながら団子を打ち込む。早々にボラが早くも中層でたむろしている。
程なくして今日の釣りをスタート。
案の定、今日は朝から底でもボラアタリが頻発。しかしながら潮色も良いので先釣行よりかは期待が持てる。小五月蝿いエサ獲りアタリを送りながらも今一つ「気」が入らないのは、潮が余りにも速くヨコシマにも広角ズル引きで拾い釣りも脳裏をよぎるが、一先ず足元の「場」作りを念頭に組み立てていく。
それでも時間を追うごとに潮も徐々にではあるがゆったりとなってきた。
いよいよ、私の思い感じる「富浦タイム」の幕開けだ。
先のコマセが効いているのか、小五月蝿いエサ獲りアタリを見送り。そのまま潮に流し込むと比較的素直なアタリで8時半には本日一枚目の43cm。
同じ攻めで暫くやるも上潮は大房向かいへ、底潮はゆったりと左~右への二枚潮。
友人に糸ふけ捌きを喚起し、流し込んで彼にも44cmの型物。周りに他の人が居たら恥ずかしいくらいの雄叫びを上げつつ俄然やる気になったようだ。
以降、友人は仔へダイのアタリに一喜一憂しながら、お互いアイゴやら陰気なゴンズイに際悩ませられながらも、棚でやるか否か考えながらの手返しの中で、釣り慣れているとは言え今日のテーマは,あくまでも「底トントン~ハワセ~大ハワセ」の釣りを遂行。
何事も練習が必要だと思う。
潮も緩くなり「さなぎ(割り)」で、残り潮で底を舐める様に間合いを詰めていくと、穂先が
「・っく・くっ・・」送り「キュっ・・モヤ・・!」「乗った!」で、掛けてから
「グお~ン・・!ガッ・・がっ・・」と首を振りながら筏下へ突っ込み抵抗するも、愛竿”アスリートレーサー大チヌ”の穂持ち~バットが気持ち良い曲がりを見せ、難なくいなして上げたのは銀鱗眩い渡りの黒 50。ふてぶてしい面構えの割にはとても綺麗なシルバーグレイの銀鱗を横たえ針の掛かり所をチェックし送り込み~合わせまでの一連を確認する。
時間は10時半を少し回った所。
潮は見た目、上潮だけがゆったりと流れているが中層~底は殆ど動いていない様だ。
あくまでも底トントン~ハワセの攻めを続けつつ、11時には47cm。
魚っ気を益々感じる中、一枚バラシて程なく40cm。以降、37、海津。
おおよそ20~30分に一枚の間合いで釣っていく。
潮読みと攻めに対して素直に海と、そして魚が応えてくれる豊潤の富浦に感謝。
水面吹く南よりの微風も心地よい。
そこそこ魚も掛けているので底を気にしながらも、ハワセ~送り込んで・・立ち上がっての大合わせに応えてくれたのは、またもやの50の黒。
今日は海津~チンタ君は数は少なくアタリ~掛ければそこそこの型に大いに満足。

ゆったり~まったりを繰り返しながらの潮流れの中、聞き合せで一枚追加。
友人はアイゴ連釣で苦笑。
「今日の釣り」の復習も兼ねて餌ローテを交えつつ竿収めまで30分を切った頃に再び魚っ気が出てきて掛けるも姿見えてのバラシ。
先の居食い~聞き合わせの一枚で、ただでさえ潮時からいっても食いが浅いのは明白。
次回の宿題に残しておこうと思い道具を片付け友人共々今日一日楽しませてくれた海と魚に感謝しつつ、いつもの様に筏を綺麗に洗い流し帰港。
型モノ揃いで漁協の山下さんの顔もほころぶ。
今日も一日楽しませてくれた富浦の海と魚に感謝!



50×2、47、43、45、40、37、海津(チンタ数枚は放流)計8枚。














コメント (3)

1+1=-∞(マイナス無限大)

2011年10月10日 | 日記
昨日の博多弾丸ツアーの疲れもそこそこに念の為セットしておいた目覚し時計が鳴る前に目が覚めるのは釣り人の性。いつもの様に起きぬけのシャワーを浴びリビングのシェードを開け放つと・・・雨。
それもかなりの本降りだ。昨夜帰京の際の静岡~新横浜までは雨が降っていたので、その残り雨だと思えば合点がいく。
気圧配置からいっても今日は凪必至の富浦に向けて家を出る。

館山道の金谷辺りからは山々から靄が立ち込め鬱蒼とした幽玄な風景が車窓を流れていく。富浦に着く頃には東の空も明るくなり好天の兆しが見て取れる。いつもの餌屋から漁港へ。連休最終日も手伝ってか往年の富浦を思わせる車が堤防伝いに駐車してあるが、その殆どが堤防釣りに講ずるものである事は承知している。それでも居る人はやっぱり居る。船着場に荷物を降ろしている時に声を掛けて下さったのは、旧知の常連さん。
先日の60獲りの話しに始まり、往年の富浦を知る者同士、昨今の釣況など話をしながら、他お客さんも数名程度と淋しい限りだが、定刻どおり舫いを取る。

いつもの様に気に入りの一番筏へ。
ご一緒するのは、今日がバースデーのNice GuyのH氏。お話しを聞くと一年振りの富浦との事。
一通り準備を済ませ昨日の釣り客の残りコマセでモーニングやろうかな?の邪念を他所に、あくまでもいつもの様に場作りの為のコマセを打ちつつ朝の一服。
文字通り「静穏 凪」の海。
今日も一日愉しく釣りが出来ますように・・と願いつつ釣りを開始。
今日は大潮 干潮が9時半~満潮が15時過ぎ。丁度下げの残り潮を釣る訳だが今日は端からボラが多く感じる。
潮もトロ~りと捉えどころのない流れだ。
団子で底トントンで様子を見つつ手返しで徐々に攻めていく。
潮色も笹濁で、まったりとした流れも悪くはないのだが・・どうにも状況を読み切れない。
そんな時、ソレらしいアタリがあり掛け合わせるも・・バラシ。
掛け合わせた時からしばしのソレはいかにも「黒」。朝のバラシはその後の釣りのリズムや組み立てを占う意味でもかなり辛い。
残念だが時間もまだ早いしこれから!を期して同筏のH氏と談笑がてら続ける。
しかし・・・流しても送っても答は出ない。たまに招からざる陰気なゴンズイが現れ、時折アイゴ君もお出ましになるが・・。
ならば棚と落とし込むが一向に答が出ない。
H氏は終始団子で攻めているがこの時期に特に多い仔へダイ数匹。
まさにこの時間こそが富浦のプライム・タイムなれど、どうやらしばし諦めるしかないかと思い始めた一瞬、
「・・がっ・・つっ・・~」で合わせ何とか黒と呼べるサイズを取り込む。
しかし後が続かない。下には魚が入っている筈なのだが、間合いも詰めようがない程
お手上げの状態で昼。おにぎりを頬張りながら一服しているとカセ船の常連さんがやり取りしているのが見える。
過去何度か、そのやり取りを遠目に見てきた私はそこそこの型モノと判断。
この潮況で流石だなと感じ入った次第。
少しでも可能性がある事を試すべく広角、棚、底トントン、ハワセ、フォールなどなど手を代え品を代え色々試すが、釣れない時のジレンマに嵌るかを払拭すべく基本にかえっても、ことごとく駄目。
午後になり潮は完全に澄み。おまけに沖からゴミが多数上げ潮に乗りやってきて釣り辛い。しかも完全な二枚潮。
それでもサナギで底トントンで海津をなんとか追釣。今までの経験上、このサイズは通常一枚掛ければボチボチ後が続くもの。
一気にラストスパートを掛けるべく手返しのリズムを上げテンポ良く攻め、魚っ気が出てきたその一瞬・・掛けた魚をまたバラす。
魚も釣れましたが、快心の釣りには程遠く自分の腕の無さにどうにも釈然としないままコマセも無くなったので終了した。
海、そして潮。魚は何も悪くはないし今日の二枚は結果。
Hさんに誕生日プレゼント!

毎釣ごとに景色や季節を愛でながら愉しい釣りをし結果は出せてはいますが・・毎回ココをこうすればとか、こうするべきだったのではないか?等々含めてここ最近今期の釣りの組み立ても、そして攻めも単調になってきた感は否めない。
潮に悩まされた一日,他の筏は全滅。数も型も出なかった富浦でしたが、それでも値千金堂々の49cmを上げた件の常連さんと帰りしなお話しをする時間があり色々とご教授頂いた。

釣れなくても楽しかった・・・は、ゴルフで言えばウエアーばっちりキメていざ!折角本コース出たのにOBばっかりみたいなものです。ゴルフでそれなら他のお客が迷惑します。
釣りはそんな事ありませんけど、釣れればOKってのは嫌なんです。
やっぱり名人の教えはタメになるものです。
自分の「釣り」のスタイルを、より高度なモノにするべく取り組みたいと思います。










コメント (2)

時化 後 凪 

2011年10月07日 | 日記
南西の風が時折リビングの窓のシェードを強く揺らす。
眼下の街路樹の名残りの葉ざわめきも見て取れる未明。
昨日の予報通り今日は吹くかもしれない。いつもの様にエスプレッソを淹れテラスに出て煙草を燻らしながら思案。富浦へ行き海を見て急遽断念は過去一度や二度ではない。
程々の北風には強い三浦 長井へと急遽シフトしようかとも思うが・・。
ましてや旧知の友人との竿出しならば尚更「場」の選定に悩む事しばし。
一か八か、昼前から北東2m~南東1mの風予報を信じて予定通り富浦へと向う。
高速道中の風フラシはなびく程でもなく風は落ち着いている様だ。
待ち合わせ場所で落ち合い漁港へ向う。いつもの”儀式”宜しく大房岬付け根のワンドの潮騒も囁く程度だったが・・・・。  
            これから吹くぞい~!

漁協方々いつも面子が揃い舫いを解く頃になって北西~北がビュービュー吹き出す始末に出船程なくして、たじろぐ体を見て山下さんは気を遣ってくださり向かい波ザッパンザッパンの中「んぁ~大丈夫だぉ~、風もさぁじきに止むよ~」と微速前進に終始。軸にいつもの様に陣取っている漁協の高山さんも「・・おう!風も落ち着いてきてんじゃんぉ~」とか何とか、港出てまだ数分にも拘わらず全くもって落ち着いていない海況をして、ウネリ恐怖症の私を何とか持たせようとの気遣いに逆に苦笑い。友人も「大丈夫っだよ~」と過去何度と無く私の強風ウネリ恐怖症による沖上がりを余儀なくされている、ある意味被害者である彼も先の二人に同調しつつ、そのお陰もあって無事に(何とか?)一番筏へ。
一通り準備を済ませ釣り始めるのだが・・・如何せん時間を追うごとに風も強烈になり波とウネリとでザッバ~っ!・・と筏へと波が容赦なく這い上がっくる海況。以前であれば即撤退の場面だが、何故か不思議と「あ、俺今日大丈夫かも・・」。
しかし・・・強風による波とウネリの都度重なるピッチングで竿先のアタリも判らない。
コマセの航跡からして上潮は大房向きに流れている様だが完全な2枚潮。
今日は干潮が7時半、満潮が14時の若潮。
丁度釣り始めの8時頃は下げの残り潮で勝負時なれど、海況が海況なだけに兎にも角にも波とウネリに翻弄される筏に身を任せ、出来る事をやらなければ・・・に終始。途中沖での作業をしていた先のお二人が帰港しな我々の筏に近づいて「お~ぃ大丈~夫かぉ~?ま~だやれっか~?」と、お声掛け頂いたのですが何とか踏ん張ってそれでも友人共々打ち返す時間しばし・・。
ゴンズイが登場し嫌な予感。棚を一ヒロ弱まで上げて様子を見つつ時間は午前10時半を回ったところ。
ウネリに翻弄されながらも足元の竿先の変化を見過ごすはずも無く「・・!っく・・」その直後のモタレで合わせチンタ君登場。
風はこの頃から少しづつであるが弱まってきている。
と、ここで、まさかまさかの、あろう事か滅多に酔う事のない件の友人がここでダウン。
しばし横になり休んでいる友人を診やりながら、ここで気分転換も含めて道具立てを代える。使い慣れたアスリート・レーサー135から、アスリート大チヌ1.5へとチェンジ。
今日の持ち合わせの竿の中で唯一「ハワセ」を多様する釣り方に少しでもマッチさせようと僅か20cm弱のレングスと掛け合わせた際の穂持ちの強さに期するものがあった。
11時半を過ぎ二枚目の黒を掛けた時、友人はお越しもしないのにムンズと起き上がって釣り再開。少し休んで気も入った様だ。心配していた程、気分は悪くないようで一安心。むしろ憎まれ口を叩ける程復調した様で、直後に彼にも凛々しい海津。
時間を追うごとに風は次第に止み12時半前には見事なまでに海は凪いで静穏。
俄然アタリも取り易くなり底トントン~ハワセをベースに組み立てていく。
底はボラアタリが多く、ハワセを入れ微弱な潮に合わせる様に流し込むと
「っつ・・!・つ・」 送り込んでの快心の大合わせが決まり
「ドンっ!」と魚が乗る。
しっかりと竿の胴に乗せ終始こちらペースでのヤリトリで、間違いなくそこそこの型を確信しながら獲れたのは43cm。
程なくして、同じ攻めで37cm、35cm、33cm。餌はいずれもオキアミ&コーン、サナギ、サナギ&コーン、オキアミ。
小さいながらも小気味良い鋭角的なやり取りを愉しませてくれる海津達とも饗宴がしばし続く。友人も合間を縫うように海津クラスを数枚追釣。それでも、彼はどうやら型モノが釣りたい様で手を替え品を替えやるが、午後2時を過ぎる頃になると海も次第に終焉に向うのが解る。
海津なれど、間際に友人が攻めて釣った一枚に次回のヒントを見つけた。

朝方はとんでもない海況であったが、柔らかい西日を浴びながらの凪の海の帰港は、少しやり残した事があるような口惜しさと、次回の楽しみがまた一つ増えた釣行でした。

     海津っ仔多数(放流です勿論)海津~43cm計8枚




コメント (2)