筏(かせ)黒鯛 四季織々・・

ホームグランドである千葉県 富浦筏(かせ)釣りをメインに日々の戯言を綴る忘備録ですわ。

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冬枯れ、小春日和~永遠の光

2012年12月30日 | 日記


年の瀬も押し迫る先日。
今夏に旅立ったオヤジの納骨をようやく終えた。

生前「俺が逝ったらよ、この石で作ってくれよ」と、頼まれていた石は残念ながら業者曰く不向きとの事で、右往左往の数ヶ月の末、オヤジの希望していた見立てに限りなく近い石を探し出し、静岡は伊東の石屋から取り寄せ急ぎ施工に入り、何とか年内に間に合った。

赤みがかった裸岩石のそれは、他とは一線を画す出来栄えに最期まで粋人だったオヤジもきっと目を細めていると思う。


これでようやく年の瀬を迎えられる。
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冬至の釣り

2012年12月21日 | 日記






夜も明けきらぬ富浦。
今期一番の冷え込みの朝。今年は晩秋を通り越して秋から一気に真冬の様相で例年になく足早に真冬が訪れた。
12月だというのに、日中の最高気温も1月2月の気温の日が続いている。
未明道中の車の気温計も氷点下を表示。先週まで早朝からそこそこの賑わいを見せていた堤防釣りも皆無。
今日は一年の内でもっとも夜が長い冬至。厳寒師走の富浦漁港。




今日は一人かも知れないな・・・少しだけ淋しさを感じながらも出船準備をしていると旧知の常連さんがいらっしゃった。
たまに来られるという方を合わせて定刻に舫いを取る。
痛いくらいの冷気、凪に恵まれた出船はいつになく合も入る。








       流石に寒いもんでコレ登場。冬だわ~。





いつもの1番筏へ渡ると結露が凍り筏上が朝日に照らされキラキラと眩いばかり。
滑らぬよう注意しながらスタンバイ。今日は満潮が10時半~干潮が17時半の小潮。


先週同様の透け透け潮は相変わらず。
水温も16度と落ち着いている様だ。
団子を打ちながら潮行きを伺うとゆったりと上下共に素直な流れ。この数日、釣り客も数える程と聞いているので場作りの為にも念入りに行なうが、案の定透け透けの潮で底まで丸見えの海には今の所、魚の影も形も見えない。
釣り始めが8時半前。団子で様子を見ながらの釣りなれど、まるっきり生体反応が無いのは承知の上。
ただでさえ低活性の海に団子の打ち返しでは逆に魚も必要以上にナーバスになるのではないか?
潮流れとその強さ、重さを十分考慮した上で、間合いを空けインターバルを長く取る団子ワーク、当然の様にノーシンカーで餌と針の自重のみでの落とし込み(流し込み)。
団子での攻めに比べれば、一投ごとの時間は着底まで何倍もかかるが、穂先アタリよりも前に出るラインで取るアタリを凝視しながら、打ち返しごとに濃密な時間を楽しむ。
風も無く潮行きも素直な海だからこそ出来る攻め。




10時半を回る頃になると、ヤル気無いボラがチラホラと見え出す。
徐々に団子主体の釣りへとシフトしていく。
少しだけ海の中が変わりつつある事を直感した矢先、穂先に「ギュ・・グ・・くく・・」低活性なのでラインを送り這わせ2m強。数秒後、穂先により鮮明なアタリが出て合わせるもこの間、様子を見ながら送っていたライン分に合わせが届かず這わせボケで掛け損じの憂き目に遭う。
バラすよりマシだと思い直し釣りを続けるが、時間は無常に過ぎていく。
潮が止まりかけた13時過ぎ。午前中には日が差していたが次第に厚い雲に覆われる空。こんな日は晴天よりも雲空の方が都合が良い。独り筏上で自分の釣りを実況中継にも似た独り言で萎え始めていた集中力を鼓舞。端から見られたらただの馬鹿だが、
「そろそろ来ますねぇ」と、その根拠無き直感は刻一刻と間合いが詰まってきている現象を感じていたからこそ。

直後、穂先にはアタリらしいアタリは出ないものの、「?・!!」何故だか腕が合わせを入れていた。瞬間、確実に魚が竿に乗る。小気味良い引き味で澄み潮の中で翻る黒は辛うじての32cm。
この頃から潮もほぼ止まりまったりとしてきた。魚っ気は薄いが、たまに出るアタリは黒独特のモノ。ここで確実且つ丁寧に拾っていく所存で残り1時間強に期待が高まる。午前中の這わせボケの失策、早合わせ厳禁、アタリがあってからの送り込みの幅(長さ)、掛け合わせのタイミングは総じて同じではない。一尾一尾がどれも違うパズル。

アタリがあるものの掛けるには至らないアタリを見送る歯がゆい時間がしばし。
中途半端なアタリに焦って合わせ、掛けたとしてもバラして散らすくらいならと、過去の釣りから学んだものは多いが如何せん、お互いにどう出るかの探り合いに終始。

魚は単発ながらこちら(自分のポイント)へ入ってきてはまた出て行くの繰り返しているようだ。時折周りを広角で拾えるか試すが、やはり竿下に分がありそうだ。前回同様、本団子の後にピンポン玉大の空団子で足止め、時折打つタイミングをズラシたりしながら様子を見る。
「く・・ぎゅっ・・」「!・・来た・・!」スプールを軽く弾きラインを送り出す。一度竿先を上げて訊く様にライン幅を確認し
仕掛けを置くと・・・「ゴ・・グっ・・ぐっ・・」と、アタリが力強く鮮明になってきた瞬間、高々と上げた腕には魚信。
難なくいなして取り込んだのは40cmに安堵する。



この後も、それらしいアタリは単発ながら出てはくれるのだが、拙さを棚に上げどうにも引き出せぬジレンマ。いつもなら仕舞い準備の時間なれど、時間ギリギリまで濃密な時間が過ぎる。

今日も残念ながら2枚の貧果に終ったが、当然の様に次回の課題も手に入れる事が出来た海と魚に感謝。

カセに入った釣り人は、チンタ~海津クラスを4枚他40cm前後のメジナ2枚。
いずれも午後1時からの釣果でした。






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ひとり咲き

2012年12月14日 | 日記



久し振りの、本当に久し振りの富浦。



季節暦はとうに師走も中盤に差し掛かった。
この間、社業は当然の事、新居への引越しにはじまり、ようやく落ち着きを取り戻すかの矢先に、とどめは愛息の入院と公私共々慌しく過ぎていった。
釣りどころではなかったと言えば少々大袈裟かも知れないが、「釣気」が萎えていたのも
事実。やはり行くからには、愉しむ為にも満身創痍で挑みたい。その為にも自身を取り巻く「環境」が整うのを待ち侘びていた。

そして今日。
週末は生憎の予報だったので急遽予定を組み替えての釣行。
前日の仕事の疲れもそこそこにいつもの富浦時間に目が覚める。ベイ・フロントの未明、
双子座流星群が見頃を迎える。
漆黒の海、遠くに見える工場地帯の灯りの連なりが星の瞬きの如く、遥か彼方には黎明から夜明けが近い事を知らせるように、うっすらと色味掛かってくる東の空。
エスプレッソと紫煙はいつもの儀式宜しく、流れ星を三つ見届けた処で高鳴る想いを胸に富浦に向けて出発。

予定時刻通りに港に着くと平日金曜日にも拘わらず10名程のお客さんが出船準備。
中には以前何度かお会いしている常連方々もいらっしゃり異口同音、ここ数ヶ月のブログ
未更新でご心配をお掛けしていた様で、お詫びかねがね最近の富浦の様子をお伺いしながらの四方や話にも花が咲く。

程なくして定刻に舫いを取りいつもの1番筏へ。







先週から今週初めに掛けて吹きまくった大西風の影響で海潮の様相はガラリと変わったと聞いている。
渡筏後、早速コマセを打ち始めるが目を覆いたくなる程の澄み潮で底まで丸見え、海底の様子が手に取る程に良く解る。
厳寒期の釣行は型モノが主体となるので好きで過去何度と無く楽しんでいるが、その厳寒期でもそうはないくらいの澄み潮だ。ましてや例年ならば冬潮に向う端境期にあたる難しい時期。
漁協の山下さんの話によれば、今年は潮が随分と遅れている様で、やはり先の大西暴風にも触れ「海がぁさ~潮入れ替わったばっかでさぁ~・・うんお~・・今日はさぁ・・厳しぃんでね~の~?ガハハ・・」
潮が馴染む頃合よりも先に我々釣り人が返り討ちに合わぬ様、精一杯やるだけだ。
今日は満潮が6時~干潮が11時の大潮。予報では午後から西南西が強く吹くとの事だが、概ね凪の好天。
水温は16℃と前日より僅かだが上がっているのがせめてもの救いでもある。

仕掛けを組み釣り始める。
いつもの手返しで様子を見るが、哀しいくらいに生体反応がまるで無い。見事なまでの澄み潮に底まで辿りつくコマセの航跡を虚しく目で追う時間ばかりが過ぎていく。潮流れはゆったりとした素直な流れ。
コマセを組み直す云々のレベルでは解決出来ない事は解っている。潮待ちに期待するしか方法は無いのか自問自答。

釣り始めてから3時間が経った。
どうにかこうにか中層にボラがチラホラと見え始め少しは魚達も低活性なれど潮慣れしてきたかと安堵する。
目を凝らすまでも無く海底の様子を伺うと種類は解らないが、ホンの数匹の魚が停滞しているだけで、相変わらず団子を打ち返すも底では時折チビチビとしたアタリがたまに出る程度なのだが、この「チビチビとしたアタリ」が、どうにも何か引っ掛かるのだ。過去、このチビチビアタリからいきなり「ブワンっ・・!」と、不意をつかれた様に穂先アタリが出て、型モノを数枚仕留めた厳寒の釣りを彷彿させるのだ。

気配は、まるっきり無いと思えば無く思えるし諦めて匙を投げる事も簡単だ。
文字通り藁にもすがる想いなのか、魚は絶対に居ると思い込む気持ちの方が上回っている。
釣友と久し振りの竿出しで毒舌の申し合いに始まり、釣りレクチャー等も気が紛れる。所要を思い出し携帯での話中にふと釣友に目をやると、喜色満面、気合十分な顔つきで真剣にヤリトリをしているのを見て、とうに話し終わっていた電話だがそのまま話をしているフリをして、そのヤリトリを見届けた。真剣にヤリトリの最中に横からヤイのヤイの野次を飛ばし気が散るよりも、見て見ぬフリをする事でこの難しい状況の中、千載一遇をモノにして折角掛けた魚を、彼には絶対にバラシてほしくなかった。

「うおぉーっ!やったっ!」
小躍りする彼に祝福のエールを送り、同時にシビアな澄み潮でかなりナーバスになっている魚達を散らさない為にも筏上であまりドッタンバッタンするなと苦笑いで嗜める。
筏上での作法も大切な事。

殊勲の一枚に「よしっ!今だっ!」
潮は相変わらずの澄み潮なれど、ならば逆手に取っての攻めはコマセ団子のカーテンだ。
潮行きは良い。ピンポン玉大の囮コマセ(空団子)を一投ごとにインターバルをあけて3~4個程度打ち、コマセをカーテンの様に常に縦の帯状にしてコマセのカーテンを創りだす。ゆったりと、そして濛々と漂うコマセカーテンに合わせる様に仕掛けを流していると、黒特有の「・・っく・・キュっ」のアタリで程なくしてその答えが出た。



海津なれど嬉しい一枚。程なくして潮行きが目まぐるしく変わるようになった。
徐々に2枚潮になり、先程まで俄然やる気だった彼も次第に口数が減り穂先を見つめる時間が長くなった。
先の魚から既に2時間。時計は午後一時を回っている。潮も相変わらず目まぐるしく変わるのだが、そんな中でも
「・・?何か・・居るな・・」と思える瞬間が数度あった。
アタリは出ないものの、気配とも違う「何か」を感じていた。それは何だか解らないし説明のしようがないくらいに繊細なもの。
潮は港方向にゆったりと流れ始めていた。二枚潮がようやく終りかけ上も下も程好く馴染み始めた頃合。

ふと、同様に流していた仕掛け。何の変哲もなく思えば、そのまま流して回収していたであろう。
しかし何か・・・ヘン・・だぞ・・?
やおら中腰になり、体は這わせたラインスラック分の大合わせに備えてスタンバイしていた。
2ヶ月ぶりの釣りなれど、体は覚えていた。異変に自然と体が動いていた。
意識の中の無意識。海の中と私の頭の中が完全にシンクロして「無」となった。

心の声が聴こえる。

「穂先ではない。ラインだ、ラインを見ていろ・・・風よ吹くな・・」心地よい息苦しさが包む込む。

仕掛けは止まったまま・・・その瞬間ラインが「・・フ・・フワ・・」「!!」
大合わせと同時に魚が乗った竿から「ギュンっ!」と気持ちの良い音に「よっしゃっ!乗ったっ!」
魚の一伸しは横へ突っ走り一瞬ボラが頭をかすめたが、すぐに黒と判る引き味を愛おしむ様に堪能しながらの46cmに破顔一笑。これで絵になる魚が取れたと安堵した。

もう一枚追釣と行きたかったが、この頃からやおら予報通りに西南西の風が時折突風となって吹いてきた。残念な事に、1番筏の常設ロープの一片が切れてしまい、風であちらこちらへと浮き草の様。
沖からは徐々に長いタームでのウネリが入りだし気が気でなくなったので、筏もこの状態では釣りにならないと思い、私だけ一人早上がり。



それにしても今日の海は厳しかった。
たった2枚の貧果なれど自身価値ある思いが胸をよぎる。他筏、カセ船共に0。
それ以上に勉強になった一日だった。

一足早く沖上がりしたついでに堤防を見て回ったのだが、この日は堤防が絶好調で海津~34,5cm級の黒が一人20~30枚と釣れ盛っていた。
























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水のないプール

2012年12月10日 | 日記
お久し振りです。
晩秋、落ちのシーズンで賑わう富浦を他所に、何やかんやと慌しく過ぎた日々。
気が付けば師走も初旬を過ぎる頃合。

久し振りの休日。



日頃愛履している靴の手入れを施せた。



ようやく、こんな時間が持てた。



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