昨日は久し振りの晴れで初夏を思わせる陽気なれど、夕方から冷んやりとした北風に変わったなと思う矢先に雨が降り出した。
釣行前に願掛けの様にいつもの洗車を御願いしておいたのだが、釣行前の浮き足に文字通り水を浴びせられた格好に苦笑い。
帰宅後、一通りの準備を済ませバルコニーから南の空を見やれば遠雷で時折厚い雲が鈍く光る。
夜半まで降った雨も未明には上がり、白々と明ける空に鳥達のさえずりが心地良い。
この数週間、富浦の海も夏潮に向けた端境で常連、古豪エキスパート方々も皆一様に異口同音、連日相応の苦戦を強いられている。私とて同様2連敗中の体なれど凪確実であろう今日の海に誘われる様に、一時引越しでいつもとは違う眺望なれど釣行当日の朝のひと時、期するものは変わらない。
道中流れる車窓からは前夜の雨露でしっとりと佇む山間も一気に芽吹いた新緑の濃淡、なみなみと水を湛えられた棚田風景を愛でながら本格的な春の訪れを知る。
予定通りの時間に港へ到着すると、既に先客方々が数名。ご挨拶をし、しばし近況など含め談笑。聞けば皆さん同様に当ブログのファン方々だそうで恥ずかしいやら嬉しいやらの心中なれど、拙いながらもブログを介しての情報は基、同じ釣りを愉しむ同志。
魚同様、縁あっての四季織々の邂逅が、釣り場の発展に微力ながら寄与出来るならば幸いだと思う。
日並に誘われたのか平日なれどカセ2艘含め10名。
それぞれの想いを乗せた船は、定刻に舫いを取り凪の洋上を滑るように各人を降ろしていく。
私はいつもの1番筏。
水色もすこぶる良い感じだ。水温は18,2℃。
今日は満潮が午前5時半~干潮が正午の後中潮。タイドグラフ通りならば潮走りも相応になる事は必至。
勝負は早めに掛けたいと願うが、昨今の釣況から察するに釣れ出しは遅いかも知れない事を十分に肝に銘じ今日の釣りの組み立てを思案する。
打ち返すコマセの航跡はゆるりと上潮が右へと流れていく。
仕掛けを入れる頃には足元への追っ付け潮に変わった。カセに入った旧知の常連さんは生簀向かいでの竿出しに分がありそうだ。
早くも3投目で中層にはボラが見て取れる。潮が走り出したら反って逆効果になる事も承知の上、早々に比重の軽いコマセも準備しながら打ち返す事、小一時間ほど。
カセ4番では早々に海津ながら一枚出た。この潮行き、生簀下に潜り込ませればこその一枚に傍目にも納得。
筏での追っ付け潮の攻めの当方。潮は、まだゆったりとした流れ。コマセが効いて来たのか底ではボラアタリが頻繁になってきたが、合間合間でありそうで無いような気配の中、ならばと攻めの組み立てを変えての試みに足元で僅かに竿先に出たアタリにスプールを軽く弾きラインを出し本アタリを待つが・・・・僅か十数秒のインターバルが長く感じる。
送るか・・・利くか・・・一瞬の迷いが先か、竿先は天を仰ぎしっかりと魚信を乗せて小気味良いヤリトリで上がって来たのはちょっぴりスリムな海津32cmに肩の荷が下りる。
まだ釣り始め。
まだまだこれから!あわよくばの助兵衛心中を嘲笑するかの様に次第に潮行きが沖へと走り出す。ボラも相当に活性が高く団子へのタックルも容赦が無い。
底でのボラアタリを避けるのに四苦八苦している所に、11時を過ぎる頃から東風が上がりだす。風向きから言って心配はないものの6~7mは吹いているだろう。
この東風で上潮が滑る上にラインが孕み錘無しの0では仕掛けが浮き上がり思うような
釣りが展開出来ないので5Bのガン玉を噛み付け馴染みを良くするも、昼を回った頃には
底潮が重く左への二枚潮となり、かなり釣り辛い。
相変わらず中層での団子タックルは変わらないが、午後1時半を過ぎ底のボラアタリも少しは落ち着いてきた。
然程黒の気配は感じないが、ボラは中層主体に居る。底は比較的大人しい。
「釣るなら今しかないな」ラスト一時間に気を入れ直し手返す。東風は収まらない。
四方手を尽くしたがタイムアップ。
迎えの船に乗り帰港。
各人に釣況を聞くと、場所によって区々な様子の中、今日の殊勲は3番筏に乗った方が
見事50cmを仕留めた。釣り上げた時間はやはり8時半。
カセ2番に入ったお二方には海津3枚とメジナ。カセは朝から餌取りも無く、ましてやボラも皆無で諦めかけた午後2時以降に食いが立った様で有終のえびす顔。
今日は全体で35cm~30cmの海津が0~4枚。
少しずつではあるが、ようやく端境も抜けそうな気配の富浦の海。今の所水温水色共に
良好です。今週末から始まるGWに照準を合わせている方も多いと思いますが、どうか良い釣りをお楽しみください。
釣行前に願掛けの様にいつもの洗車を御願いしておいたのだが、釣行前の浮き足に文字通り水を浴びせられた格好に苦笑い。
帰宅後、一通りの準備を済ませバルコニーから南の空を見やれば遠雷で時折厚い雲が鈍く光る。
夜半まで降った雨も未明には上がり、白々と明ける空に鳥達のさえずりが心地良い。
この数週間、富浦の海も夏潮に向けた端境で常連、古豪エキスパート方々も皆一様に異口同音、連日相応の苦戦を強いられている。私とて同様2連敗中の体なれど凪確実であろう今日の海に誘われる様に、一時引越しでいつもとは違う眺望なれど釣行当日の朝のひと時、期するものは変わらない。
道中流れる車窓からは前夜の雨露でしっとりと佇む山間も一気に芽吹いた新緑の濃淡、なみなみと水を湛えられた棚田風景を愛でながら本格的な春の訪れを知る。
予定通りの時間に港へ到着すると、既に先客方々が数名。ご挨拶をし、しばし近況など含め談笑。聞けば皆さん同様に当ブログのファン方々だそうで恥ずかしいやら嬉しいやらの心中なれど、拙いながらもブログを介しての情報は基、同じ釣りを愉しむ同志。
魚同様、縁あっての四季織々の邂逅が、釣り場の発展に微力ながら寄与出来るならば幸いだと思う。
日並に誘われたのか平日なれどカセ2艘含め10名。
それぞれの想いを乗せた船は、定刻に舫いを取り凪の洋上を滑るように各人を降ろしていく。
私はいつもの1番筏。
水色もすこぶる良い感じだ。水温は18,2℃。
今日は満潮が午前5時半~干潮が正午の後中潮。タイドグラフ通りならば潮走りも相応になる事は必至。
勝負は早めに掛けたいと願うが、昨今の釣況から察するに釣れ出しは遅いかも知れない事を十分に肝に銘じ今日の釣りの組み立てを思案する。
打ち返すコマセの航跡はゆるりと上潮が右へと流れていく。
仕掛けを入れる頃には足元への追っ付け潮に変わった。カセに入った旧知の常連さんは生簀向かいでの竿出しに分がありそうだ。
早くも3投目で中層にはボラが見て取れる。潮が走り出したら反って逆効果になる事も承知の上、早々に比重の軽いコマセも準備しながら打ち返す事、小一時間ほど。
カセ4番では早々に海津ながら一枚出た。この潮行き、生簀下に潜り込ませればこその一枚に傍目にも納得。
筏での追っ付け潮の攻めの当方。潮は、まだゆったりとした流れ。コマセが効いて来たのか底ではボラアタリが頻繁になってきたが、合間合間でありそうで無いような気配の中、ならばと攻めの組み立てを変えての試みに足元で僅かに竿先に出たアタリにスプールを軽く弾きラインを出し本アタリを待つが・・・・僅か十数秒のインターバルが長く感じる。
送るか・・・利くか・・・一瞬の迷いが先か、竿先は天を仰ぎしっかりと魚信を乗せて小気味良いヤリトリで上がって来たのはちょっぴりスリムな海津32cmに肩の荷が下りる。
まだ釣り始め。
まだまだこれから!あわよくばの助兵衛心中を嘲笑するかの様に次第に潮行きが沖へと走り出す。ボラも相当に活性が高く団子へのタックルも容赦が無い。
底でのボラアタリを避けるのに四苦八苦している所に、11時を過ぎる頃から東風が上がりだす。風向きから言って心配はないものの6~7mは吹いているだろう。
この東風で上潮が滑る上にラインが孕み錘無しの0では仕掛けが浮き上がり思うような
釣りが展開出来ないので5Bのガン玉を噛み付け馴染みを良くするも、昼を回った頃には
底潮が重く左への二枚潮となり、かなり釣り辛い。
相変わらず中層での団子タックルは変わらないが、午後1時半を過ぎ底のボラアタリも少しは落ち着いてきた。
然程黒の気配は感じないが、ボラは中層主体に居る。底は比較的大人しい。
「釣るなら今しかないな」ラスト一時間に気を入れ直し手返す。東風は収まらない。
四方手を尽くしたがタイムアップ。
迎えの船に乗り帰港。
各人に釣況を聞くと、場所によって区々な様子の中、今日の殊勲は3番筏に乗った方が
見事50cmを仕留めた。釣り上げた時間はやはり8時半。
カセ2番に入ったお二方には海津3枚とメジナ。カセは朝から餌取りも無く、ましてやボラも皆無で諦めかけた午後2時以降に食いが立った様で有終のえびす顔。
今日は全体で35cm~30cmの海津が0~4枚。
少しずつではあるが、ようやく端境も抜けそうな気配の富浦の海。今の所水温水色共に
良好です。今週末から始まるGWに照準を合わせている方も多いと思いますが、どうか良い釣りをお楽しみください。