都入りした木曽軍だったが、悲しいかな、田舎武者の作法知らず。
これでは進駐軍ではなく、山賊ではないか?
宇治川で敗れた頃には、古今の敗軍の常で、軍は乱れ兵は逃げ散る。
そして、義経が代わって都へ入り、義仲は近江で討たれる。
「玉葉」の記述を使い、巧みに物語の背景をなぞっているのが上手いなあ。
さて。
吉川英治のもつ、源平の歴史観がみえてきたという感想。
この巻での宇治川の先陣争いを含め、義経の設定が相当分別のある若者としているようです。
それに、義仲の最期はもう少し情緒的でもいいんじゃないかなあと、やや物足りなさを感じました。
う~ん...。
10点満点中、オススメ5.5★★★★★☆
これでは進駐軍ではなく、山賊ではないか?
宇治川で敗れた頃には、古今の敗軍の常で、軍は乱れ兵は逃げ散る。
そして、義経が代わって都へ入り、義仲は近江で討たれる。
「玉葉」の記述を使い、巧みに物語の背景をなぞっているのが上手いなあ。
さて。
吉川英治のもつ、源平の歴史観がみえてきたという感想。
この巻での宇治川の先陣争いを含め、義経の設定が相当分別のある若者としているようです。
それに、義仲の最期はもう少し情緒的でもいいんじゃないかなあと、やや物足りなさを感じました。
う~ん...。
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