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栗太郎のブログ

一人気ままな見聞記と、
手づくりのクラフト&スイーツ、
読書をしたら思いのままに感想文。

出羽の旅 (3) 山寺と霞城

2007-08-23 17:34:07 | 見聞記 東北編
朝一番に立石寺(リッシャクジ)へ。 通称、山寺のことである。 駐車場から 8時前に着くと、まだ人影もまばら。 駐車場のオジサンに、「栃木から来ました。この間、円仁さんの頭見ましてねぇ。」というと、地元の有名人を褒められたような嬉しさからか、簡単な見所案内をしてくれた。 門前町を通り抜け、境内に。 すると、芭蕉と曾良がいて、朝っぱらから休んでいた!考えてみればこのふたりだって、言わば「観光客」な訳で . . . 本文を読む

出羽の旅(2) 最上川と羽黒山

2007-08-21 17:32:45 | 見聞記 東北編
最上川づたいの国道47号線を、西に下る。 最上川 仙人堂近く 芭蕉が 「五月雨を あつめて早し 最上川」 と詠ったのは、この辺を乗船中のこと。 僕は、写真でよく見るこの峡谷の左岸を車で走る。 仙人堂、白糸の滝を過ぎて清川という集落まで来ると、突如として庄内平野が広がりだす。 芭蕉もここで下船した。 ここは最近の合併で庄内町となったが、ついこの前までは立川町、その以前は清川村といった。 幕末、かの清 . . . 本文を読む

出羽の旅(1) 慈恩寺と紅花資料館

2007-08-19 17:31:32 | 見聞記 東北編
いま思い返してみても、うかつだった。 山形が雨だったとは...。 おとといのこと。 実はこの僕、ようやくの休みに一人旅に出かけたのである。 それなのに、郡山を過ぎた辺りからポツリポツリとはじめた雨は、米沢に入ると更に降りが強くなってきた。 前日までの好天気が幻のような気象状況に、旅の出ばなをくじかれた。 なにせ、この旅に来て、初めての買い物が雨合羽。 雨に濡れるのもいやなので、初っ端に行くつもりだ . . . 本文を読む

会津の旅(3)徳一上人と金売り吉次

2007-02-02 15:25:31 | 見聞記 東北編
さて。 僕は、阿弥陀寺を出て迷っていた。 何処を通って帰るか、をである。結局、「街道」を少し追っかけようと東に向かう。 国道49号を猪苗代方面へ。 近くに、司馬さんの立ち寄った慧日寺(えにちじ)地跡がある。 この寺は、平安時代の僧・徳一(とくいち)の開創。比叡山延暦寺を創建した最澄との論争で有名な人らしい。 この時代、最澄か空海か、といわれた頃。個人的に空海の方が好きなので、政治的にも敵対していた . . . 本文を読む

会津の旅(2) 藤田五郎こと斉藤一

2007-01-31 15:23:45 | 見聞記 東北編
鶴ヶ城を後にした僕は、昼飯にラーメンを食らう。 この地方に来て、蕎麦かラーメンを食わずに帰る奴はいまい。 さて次に訪れたのは、激戦地あと、如来堂。  お城の方角をのぞむ今も地元の鎮守としてちんまりとお堂がある。西側が川沿いで、辺りは一面の平地がお城まで続く。 猪苗代方面を転戦していた斎藤一率いる新選組残党は、城内に合流しようとしたが既に城は包囲され、孤立した彼らはこの地に陣張った。 こんなとこでど . . . 本文を読む

会津の旅(1) 土方歳三と松平容保

2007-01-28 23:05:45 | 見聞記 東北編
明け方5:30過ぎ、車のエンジンをかける。 荷物は、くるり、曽我部恵一、スネオヘアーを数枚ずつ。 『街道をゆく-白河・会津のみち-』単行本とビジュアル版両方。 『歴史群像・土方歳三』。 るるぶ・会津磐梯。 スケッチセット。 それと、みかんにポット入りコーヒー。 車は、土方歳三が通った会津西街道を終点目指して走っている。 カミサンが「今日は勝手にしていいよ」って言うものだから、新選組の足どりを追って . . . 本文を読む