食べて、笑って・・・

2010年01月27日 | 日々のこと
春が待ち遠しい午後・・・

気のおけない仲間たちと、食べて笑って、笑って食べて・・・ああ~幸せなひと時。

新しい友も増えました


       

頑張れば、嬉しいご褒美がいただけるものなんだなあとしみじみ思います

こんな心の底辺をつなぐ人との関わりに感謝。

そして、単純な話、パソコンやっててよかったな~。

まだお会いできなくともご縁あった方々、これからもよろしくです・・・って、あらたまったりして。


やだな~。

2010年01月22日 | 日々のこと
今日は年に一度の婦人科の検査・・・。

検査の中でもこれが一番  キライだー!

・・・って、好きな人はいないと思いますが 

ずーっと、15年くらいお世話になってる婦人科の女の先生で、私の全て?を知ってます。

「どうする~、頸がんだけにしとく~?・・・おおっと~ダメダメ!ノルバディックス飲んでるんだったね。

体がんもやるよ~

そうね~、ノルバディックス飲んでるからには逃れられないですね。

一緒に行った友人は頸がんのみ・・・ここでもやはり、がんサバイバーであることを実感するのでありました。

ま、仕方ないか~

結果は2月に入ったらいつでもどうぞ。とのこと・・・お願い・・・どうかクリアさせてください・・・


ああ、うれし。

2010年01月20日 | 日々のこと
お隣の女ムツゴロウさんが夕飯に間に合うようにと・・・

あっつ熱のかにクリームコロッケ & ツナサラダ を持ってきてくれたのでした~

         

カニがた~くさん入っていて、トロットロのホクホク

もう三つ星あげたくなるくらい美味しいのです。

誰かに作ってもらった物って、最高ですよね~。

いいお隣さんがいて、幸せだ~

約束

2010年01月18日 | 日々のこと
今日は快晴です

先日はおっちゃんへのお悔やみのお言葉をたくさん頂き、本当にありがとうございました。

おっちゃんが旅立ち10日あまりが過ぎ、もう病院へ行くこともない日常がもどり

忙しさの中にもふと「ああ、もうこの世のどこにもいないんだなあ・・・」と

ぽっかりする時間があったり。

でも、人は遺された者がどう生きるべきかのヒントを与えて逝くそうです。

2、3日前に、はたと気づいたことがありました。

昨年12月に入院して、薬が効いて落ち着いていた頃に何度か行った病院下の公園でのある日のこと・・・

「がんを経験してない人にはわからんやろうけど、生きることが出来るのであれば

丸山ワクチンでも、健康食品でも、新興宗教でもすがりたいという気持ち

わかるよなあ・・・そんな気持ちをバカにしたらあかんよなあ。」

というような話を二人でしていました。

こういった話は、おっちゃんは私以外とは一切しなかったようです。


その中で、さらりと聞き逃してしまいそうな声で

「またなっても(再発や転移しても)ガンバラなあかんな・・・あきらめんと。」

とおっちゃんは言いました。

その時は私はおっちゃんが自身を叱咤しているんだと思い「ほんまやね~」とだけ応えたのでした。

でも、今になってようやく気づいたのは、あれは私に向けての言葉だったと。

おっちゃんは私に、いつかもしも再発しても新たに見つかったとしても

「がんに負けるな。」と言っていたのだと。

どうしてあの時わからなかったのだろうと、ちゃんと応えなかったのだろうと悔やまれますが

今きっと、空の上から「やっとわかったな」と笑っているんでしょうね。

数年前によく耳にした「千の風になって」の歌詞が、おっちゃんそのままだなあと思います。

お墓になんてじっとしていないだろうな。

もう風になってあちこち巡っているに違いない。

がんになる前に「仕事を引退したら日本中の湯治場を巡ってその土地の旨い物を

自分のために料理して旨い酒を呑むのが夢」と言っていました。

叶えてるなあ、きっと。


もうここにおっちゃんのことを書くのは(多分)これで最後にします。

あの日、おっちゃんが私に向けて言った言葉を胸に刻んで、私も私らしく生きることを約束して。



おっちゃん、旅立つ・・・

2010年01月07日 | 日々のこと
雲一つない青い空の朝、おっちゃんが逝ってしまいました。

まだまだ話したいことがあったけれど、もうこれ以上引き止めるのも可哀想なので。

新年を自宅で迎え、2日のお昼に病院に戻るときに、玄関で車椅子に乗せられたおっちゃんは

大粒の涙をポロポロ落として泣いたそうです。

その夜、病院から近親者を集めるようにと連絡があり、私も車を飛ばして病院に向かいました。

叔母は私の母を含めて4人姉妹で、私が病院に着くと4人が主治医のあとに続いて

病状説明のための部屋へ通されるところでした。

私もうながされて入ると、すぐに扉が閉められ、それと同時に主治医が

「いよいよお別れのときが近づいてきました。ご本人さんは今相当しんどいと思われるので

今までの合成麻薬ではなく、天然由来のモルヒネを使う時かと思いますが

それを使うと楽にはなりますが、眠りにおちてお話はできなくなります。

使うかどうかはご家族でご相談していただけますか?僕は今夜は帰らずにお返事を待っていますので。」

苦しんでいるおっちゃんを見て、私や母たちは「投与してもらおうよ。もういっぱい頑張ったやん。」

でも、叔母は「もう話せないなんていややわ。」と泣き崩れました。

主治医には決断までに1時間くださいとお願いし、叔母たちは会わせたい人たちへの連絡やらで

私一人がおっちゃんの傍らへ付きました。

するとおっちゃんが、私の名を呼び、両の手で私の手を握り

「しんどいわ・・・なんとかならんかな。」と言うので、

「おっちゃん、先生が眠くなるけどしんどいのを取るお薬しますかって・・・どうする?してほしい?」と聞くと

「うん、すぐして。おばちゃんがあかん言うてもしてな。」と言うので

叔母を呼び、二人でもう一度確認した上で、叔母は主治医の元へと投与の依頼に行きました。

辛い辛い決断であり、忘れられない瞬間だったと思います。

薬の準備の間、おっちゃんが大好きなメロンの搾り汁をティスプーンで3さじ

口元へ運ぶといつものように「サンキュ、サンキュ」と。

これが私との最後の会話でした。


おっちゃんは、阪神間では名の知れた割烹料理の料理人でした。

若い頃はハワイやペルーで日本料理の腕を揮っていたときもありました。

叔母と結婚すると同時に自分の店を持ち、40年間のあいだ、多くのお客様に愛され

議員さんや女優さん、吉本の方も足繁く地の利の悪い店にもかかわらず通ってくださいました。

普段は優しい垂れ目のおっちゃんが、一旦仕事場へ入り、お客さまの前で包丁を握ると

それは真剣な面持ちで一心にまな板に向かい、子供の頃恐いと感じたこともありました。

たくさんのお弟子さんを育てたのに、自分は60になったらさっさと店をたたむと言い

みんなをりっぱに巣立たせて、それでもたくさんのお客様に請われて5年も長く暖簾を掲げ

老後の蓄えもほどほど出来て、廃業届けを出してすぐにがん発覚でした。

昨日叔母に初めて見せてもらったのが、当時の竹下登首相から贈られた料理人としての功績に対する「感謝状」でした。

「店に飾っておけばよかったのに・・・」と言うと「そんなことする人と違うのよね。」と。

そういえば、幾度となくやってきたグルメ本やら日本料理の雑誌やらの取材も一切受けず

有名人と一般のお客様との差も全くつけず、今、目の前で「美味しい」と言ってくださるお客さまを大切にしていました。

昨日、きれいに身支度されたおっちゃんの胸元には、屋号が刺繍されたいつも店で着ていた白衣と帽子が載せられ

顔は本当に仏さまのように、にっこりと笑っていました。

おっちゃんが育てたお弟子さんたちが集まり、手際よく葬儀の準備をしてくれているのが嬉しいのかな。

そうそう、私が何度かやり合った憎たらしかった主治医は、年末から本当に一生懸命に診てくださり

大晦日も自宅から点滴に通った元旦も、2日も3日も・・・そう一日も休むことなく主治医としての誠意をみせてくれました。

臨終後のおっちゃんの清拭では、おっちゃんの髭をうまく剃れない看護師さんに

「あかん、そんなんじゃ・・ちょっと待ってて。」と

自分のおそらく当直用のポーチから、使い捨て髭剃りとシェービングクリームを出して

先生自らきれいに丁寧におっちゃんの髭を剃ってくれたのでした。

私は人としての先生に心からのお礼が言えました。


このブログで自分のことをこんなにたくさんの方が知ってくださってるのをおっちゃんは知りません。

でも、私を一番の「がん友」と看護師さんに自慢したりするおっちゃんは

私を支えてくださるみなさんの「がん友」でもあるような気がします。

叶効果で笑ったことや、お正月帰れたこと、振り返れば8月に温泉にいけたこと。

「よかったね」とたくさんのコメントをいただき、本当に嬉しかったです。

みなさんがいなければ、私一人「がん友」から取り残されたようで寂しくて

耐えられなかったでしょうが、みなさんがいてくれるから大丈夫。

これまでおっちゃんを、私を応援してくださって本当にありがとうございました。

おっちゃんの分まで厚くお礼をもうしあげます。

ありがとうございました。

では、今夜はお通夜、明日12時に荼毘に付されるまで、おっちゃんのそばでみんなで笑ってきます。


謹賀新年!

2010年01月03日 | 日々のこと
みなさま~

あけましておめでとうございます 

良いお正月をお過ごしでしょうか。

昨年は本当にありがとうございました。

今年もまた、こんなつたないブログではありますが一年よろしくお願いします。

いいこと2つ・・・

おっちゃんが自宅でお雑煮を少しですが口にできたこと。(2日には病院に戻りました。)

そして、なんと

年末ジャンボ宝くじで1万円当てちゃいました~

今まで300円しか当たったことなかったので、これは快挙です

叶効果がまだ続いているのかな。

みなさまにもたくさんいいことがある一年となりますように