生命力

先日の筍堀りでは、合計３０本以上の収穫がありでした。
義父は８０歳とは思えないくらい、まだまだ元気でバンバン掘っていきます。
主人も久々に汗だくで健闘してました。

毎年思うのですが、筍の生命力とは本当にすごい
竹やぶに入る前の、分厚いアスファルトもメキメキと破って生えてる姿には目を見張るものがあります。
「ド根性筍」とでもいいましょうか。

「命の強さ」を見習って、私達人間も困難に打ち勝つ強さを持ちたいものです。

そういえば、先日学校で習った「理科」の話から、娘が「雑草」という言葉を何度も口にするので、「雑草」とは人間が勝手に呼んでるだけ、どんな植物にも名前があって、命がある。
そんな話をしたら、「そうなんや～」とえらく納得していました。

これは、昨日がお誕生日だった亡き昭和天皇が「雑草という名の植物はない」と言っておられたのを小学生時代に聞き、娘と同様に「そうなんや～」と思った私だったのでした。

先日からチューリップが荒らされたり、白鳥などが無残に殺される事件などひどいニュースばかりで胸が痛いです。
「命の大切さ」をまずは大人にも教えなければいけませんが、これは相当に難しいことです。

はじめまして。ボクがクリです。

「みなさん、ご挨拶が遅くなってすみません。なんだか勝手にボクの名前から
ハンドルネームとやらを考えたらしく、うちのご主人（くりりんとかいうそうな）から
ちょ～っとご挨拶をとか言われ、本日遅まきながらの参上となりました。
みなさんには常日ごろからあかんたれのご主人が随分とお世話になってる
そうで、ボクからも厚くお礼申し上げます。
これからもくりりん共々よろしくです。」

トイプードル　　３歳　♂　　クリでした。

ナビさんからリクエストを頂いてたのもあり、クリをご紹介でした。
常日ごろ、黙ってそばにいて家族の支えになってくれています。
入院のときもほんとにいてくれて助かりました。

また次回は、お隣のネコちゃんたちもご紹介します。
ただ・・・写真がうまく撮れたらなんですが～。
何故か撮らせてくれないんですよね～、魂抜かれるとでも思ってるんでしょうか？

幸せの四葉のクローバー

この干からびた四葉のクローバーは私の宝物です。
昨年の３月５日の手術の日は月曜日で、きっと心細い思いでそれでも元気に
登校した当時８歳の娘が、学校からの帰り道にお友達と探してきて、
夕方手術が済んだ私の病室へ入ってきてすぐ、

「おかあさんに・・・。」と小さな手からプレゼントしてくれたものです。
「痛くない？」「ううん、痛くないよ。大丈夫。」

言葉にならない熱い思いで満たされたことを覚えています。


あの日から一年と少しで、穏やかに回想するこんな自分がいるなんて、全く想像もしていなかったです。

まず私には無縁と信じきっていた「乳がん」が、私の中で知らぬ間にムクムクとその細胞を太らせていたとわかっても、「ここにあります。」と言われても、
誰かのフィルムと間違ってると本気で思っていました。

2007年2月1日、マンモグラフィ撮影
　　　2月2日、検診センターの医師より呼び出しの電話
　　　2月5日、「怪しい影」の説明を受け、フィルムと紹介状を受け取る

そして、「藁をも掴む気持ち」で、今の主治医のところにたどり着きました。

2007年2月6日、フィルムを持って主治医のもとへ。超音波、細胞診
　　　　13日、「悪性」との知らせ
　　　3月4日、入院

入院の日は日曜日だったのに、主治医は私が来るのを待っていて下さり、
夜、病室であらためて手術の説明などをしてくださいました。
もうここまできたら、不安は全くなく、早く悪いものを取ってください、のその気持ちだけでした。

　　　3月5日、左乳房温存手術、センチネルリンパ節生検の結果転移なし
　　　3月7日、退院

こんなに簡単に痛くもなく済んで、「乳がん」なんて、どうってことないわ。
と思っていたら・・・。

「じゃ、次は放射線治療」と言われ「へ？」って感じでした。
ここで、無知な私は「もしかしたら、乳がんて、切ったら終わりじゃないのか？」とようやく気づいたのでした。

　　　4月24日、放射線照射の位置決め
　　　4月25日～6月1日まで、平日は毎日、25回に渡り計50グレイ照射

そして照射最終日の6月1日から、5年間のホルモン治療（タモキシフェン）に入り現在に至っています。

飲み始めて約8ヶ月間、一切の副作用もおこらず、平和な日々を過ごしていましたが・・・。

今、動悸、めまい、手のこわばり、不安、落ち込み、の波がどっと押し寄せ、なんとかうまく波に乗ろうと日々、特訓中であります。

また、経過はおいおいと・・・。

生かされていること

はじめまして。

2007年2月、人間ドックにて乳がん発見。3月に左温存手術、その後放射線治療を経て、5年間のホルモン治療中です。

 生かされていることの奇跡に感謝し、日々穏やかに過ごしていきたいです。

 写真は、私の書道家の友人が、私のリクエストに答えて心をこめて書いてくれたものです。 「冬来たりなば　春遠からじ」辛いときはいつもこの言葉を思い出していました。

憎い乳がんですが、いろんなことを気づかせてくれたのも乳がんです。