暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

雨と風と雲

2024年05月08日 | 古民家
 夕立の声を窓ガラス越しに・・・落とされた撃鉄と稲光と・・・
頭に落ちて踵を返し・・・明日の唄は歌えないけれど・・・
無表情の笑い声に口笛合わせて・・・ルララ・ラルと口ずさめば・・・
映る顔はガラスの向こうで・・・大きなクシャミを吐き出し、口に出るのは・・・
雨に風よと読み上げて・・・おひさまの行方を追いかける・・・。

ザクザク悲しく唄声は・・・ひしゃげたた歌に腰ひも付けて・・・
大波小波と打ち寄せる・・・苦い音に声は震えて後味深く・・・
香る唄声は、雨脚早く通り過ぎている・・・。

雨にみぞれの音で唄って・・・口にする涙に音楽は似合わないけれど・・・
跳ねる音符を頭で返し・・・鼻にかかる唄声で、どうにもならない事をどうにか変えて・・・
幸せの想い出に歌詞を刻み・・・手を叩いて数を覚えて唄い合えば・・・
ランラン響いて重なる声が・・・子供は大人を追い越して・・・
懐かしい緑の唄に、青空深く突き出し仰いで・・・
白き遠くは、記憶を雲にさらわれる。





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