暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

宿る

2022年01月24日 | 古民家
 言葉に魂が宿るように・・・文字にも魂が宿り、リアルなやり取りには人を動かす力があるみたいで・・・
人の手が造り出す、すべてに心が宿るとしたら・・・関わる人の分だけその想いも強く・・・
その過程にいろんな問題が隠れていても・・・世界に広がり残された心には・・・
いつの時代も記憶され・・・消える事の無い宝物になっているような気がします・・・。

各地に広がる遺産は、あきれるほどの手ほどきを受けて・・・次の世代に残す歴史になっています・・・。
誰もが価値を認める力もあれば・・・見向きもされない静かな力もあって・・・
その中に古民家の住いも残されて来ましたが・・・小さな暮らしには、残され引き継がれる余裕は無くて・・・
世代が変われば失われる暮らし向きは・・・この先もっと増えて行くのだと思います・・・。

名前も知らない・・・どこで修行をしたのか解らない職人が・・・
出稼ぎのように各地で腕を振るう時代もあり・・・名を遺す有名な棟梁もいれば・・・
左官の腕で、作品を残す左官棟梁もいて・・・
無骨で不器用に腕を磨いた職人を支えた職人達もいて・・・
良質の木や土や石を探し、加工する下職にも・・・こだわりのある、気付かれることの少ない手仕事が残って来ました・・・。
そんな関りや、魂の宿る手仕事を感じられる住い造りが・・・次の世代に残せる事で・・・
多くの人の心に宿る力は・・・もっと大きくなって繋がれて行くような気がします。






コメント
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