暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

そう思うから

2019年10月01日 | 古民家

 現場に行けば・・・還暦間近な職人さん・・・

古希を迎える大御所の職人さん・・・体力の衰えを知らない面々にただ脱帽・・・

20kgの材料を軽々持ち上げ・・・しかも2袋持って屋根に上る姿・・・

木材を肩に担ぎ・・・ヒョイと荷台に乗せる軽業・・・

自分の体力の無さを感じるとともに・・・この年代の方々が今一番旬なのでは・・・・

そう、思わずにはいられません・・・。

ある、過疎地域・・・限界集落、あと10年も経てば誰もいなくなるような地域・・・

景色はすばらしく・・・石垣の棚田は見事に手入れが行き届き・・・

季節ごとに育ち収穫される食材は・・・日々の元気を頂けます・・・。

自分よりも若い方が数人・・・近くで同じような思いでお手伝いをしている人が数人・・・

村の良さを伝えようと・・・この景色や暮らしを残そうと集まって・・・移住して・・・

それでも・・・この村を存続させるには、まだまだ人も・・経験値も足りません・・・

喜寿や傘寿を迎える超大御所の面々が・・・草刈りをしてみれば・・・

黙々と・・・淡々と・・・それでいて粛々と作業は進み・・・

きれいな畑や田んぼ・・・あぜ道に棚田が生き生きしてきます・・・。

自分らと言えば・・・1時間もすると、腰は屈んだまま作業のスピードは瞬く間に落ちて・・・

今日中にその作業は終わるのか・・・後ろを振り返れば・・・トラ刈りの土手が見事に出来上がり・・・

明日はその修正に・・・超大御所の出番と相成ります・・・。

古民家の暮らし・・・田舎暮らし・・・思いだけでは続きません・・・

1人で頑張っても続きません・・・多くの仲間がいて・・・いろんな思いがあって・・・

地域を180度変えるつもりで・・・いろんな人の知恵や手も借りて・・・

泣いて笑って・・・悩んで・・・時には言い合いもして・・・

それでもうまく行くかどうかは解りません・・・

それでも・・・そんな暮らしを望むのは、それが人が暮らすと言う事なんだと想うから。

コメント
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