ウツウツ記

毎日の生活で感じたことを書いています。

「賢い人」

2017-03-08 15:27:46 | Weblog
本日もリフォーム工事、解体作業全開です。
2階に居てもドンドンと突き上げられるような騒音の中
暮らしています。
冷蔵庫は1階、電子レンジやトースターは2階。
そして食事テーブルは2階だ。
それでも工事の人は「大丈夫、台所は使えますよ~」
なんてのたまう。
これだから、男はキライだっ。
どれだけバタバタするか、わかってないだろ??

と心の中で悪態をついています。
でも、慣れなくては!

そんな困った私ですが、
先日とても心に響く言葉がありました。
私が忘れない為にも、ご紹介したいと思います。

ある自閉症の青年の言葉です。
「賢い人になりますように」と願っています。
「賢い人ってどういう人?」と尋ねられた彼の言葉がこれです。
「笑顔でいること。幸せであること。正直であること。誇りをもつこと」

私が想像できた「賢い人」とは大きく違っていました。
私は、まず頭の良い人、を考えました。
勿論それは、学歴やテストの点数だけではありませんが
でも、必須条件にはなっています。

だから、彼の言葉は衝撃でした。
私にとっての必須条件がありません。
けれど、多分、彼の言葉の方がきっと正しい。
そんな直感が私に衝撃を与えたのだと思います。

笑顔であることも、幸せであることも、正直であることも
どれも難しく、また簡単で
自分にも他人にも優しい。
とても大切なこと。
そして、それらを実行できる人は自分に誇りが持てる。
難しいことをいとも簡単に「賢い」という言葉で表現されたことに
驚きました。

生きていく上で、頭脳は大きな手段になりますが
彼のいう「賢さ」は人生の土台になります。
大人になるほど「笑顔」は難しくなるでしょう。
私の経験から言えば、「笑顔」を要求されるであろう場面がわかってしまう。
幸せの意味を考えれば考えるほど、遠ざかってしまう。
正直でいることも、時と場合を考えてしまう。

こうやって「賢さ」は難しいものになっていってしまう。
今の私で考えると、これから続く暮らしの不自由さで
どうしても不機嫌になってしまう。
でも、不機嫌でいても一日。機嫌よくいても一日。
ならば、笑顔で過ごせば少しは賢い人になれる?
気分をかえる、ということなんでしょうかね。
勿論、こんな場面ばかりではなく、もっと違う意味もみつかると思いますが
それでも「賢い人になろう」というフレーズは
私にはズンと響いたのでした。

これから、どんどん歳をとっていきます。
できない事が増えていくことでしょう。
きっと、おろおろとすると思います。
けれど、そんな時でも「賢い人」にはなれると思います。

すごく大切なことを教えてもらったのではないか、
と今、考えています。
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