昨日に引き続き「くらべる柴高」。奈良時代の天平文化を代表する仏像、東大寺戒壇院の四天王像のうち、自分が一番好きな「多聞天」を取り上げたい。
四天王像とは大将格の本尊を守るガードマンのことで、「東南西北」をそれぞれ「持国天(じこくてん)・増長天(ぞうちょうてん)・広目天(こうもくてん)・多聞天(たもんてん)」が守っている。「じ・ぞう・こう・た」と覚える。それぞれが革製の甲冑を身に着けた中国・唐の時代の武将の姿で表現され、仏教の敵である「邪鬼」を踏みつけており、周囲を威嚇するかのような怖すぎる表情をしている。
東大寺戒壇院の「邪鬼」は踏んずけられて懲らしめられているにも関わらず、非常に表情がおおらかで、見ていて滑稽でもある。
「持国天」は、刀を持っている場合が多い。
「増長天」は、持物は戟(げき=複数の武器の機能を併せ持ったもの)の場合が多い。
「広目天」は、筆を持ち巻物に何かを書き留めている姿で表現された。
「多聞天」は、右手は宝棒、左手は宝塔を捧げ持つ姿で描かれる。別名「毘沙門天」。

自分は4体の邪鬼の中で、多聞天に踏んずけられているこれが一番好きだ。仏敵にもかかわらず愛しさ、滑稽さを感じる。「あーっ、そこそこ」「もっと強く踏んでーっ」と言っているようだ。

東大寺戒壇院の四天王像は、それぞれが170cm前後で現代人の等身大に近い。多聞天が教壇に立つとこんな感じではないか。
「こらっ、遅刻したらあかんぞ!!」

四天王像とは大将格の本尊を守るガードマンのことで、「東南西北」をそれぞれ「持国天(じこくてん)・増長天(ぞうちょうてん)・広目天(こうもくてん)・多聞天(たもんてん)」が守っている。「じ・ぞう・こう・た」と覚える。それぞれが革製の甲冑を身に着けた中国・唐の時代の武将の姿で表現され、仏教の敵である「邪鬼」を踏みつけており、周囲を威嚇するかのような怖すぎる表情をしている。
東大寺戒壇院の「邪鬼」は踏んずけられて懲らしめられているにも関わらず、非常に表情がおおらかで、見ていて滑稽でもある。
「持国天」は、刀を持っている場合が多い。
「増長天」は、持物は戟(げき=複数の武器の機能を併せ持ったもの)の場合が多い。
「広目天」は、筆を持ち巻物に何かを書き留めている姿で表現された。
「多聞天」は、右手は宝棒、左手は宝塔を捧げ持つ姿で描かれる。別名「毘沙門天」。

自分は4体の邪鬼の中で、多聞天に踏んずけられているこれが一番好きだ。仏敵にもかかわらず愛しさ、滑稽さを感じる。「あーっ、そこそこ」「もっと強く踏んでーっ」と言っているようだ。

東大寺戒壇院の四天王像は、それぞれが170cm前後で現代人の等身大に近い。多聞天が教壇に立つとこんな感じではないか。
「こらっ、遅刻したらあかんぞ!!」
