ヴァン・ダイン 著、井内雄四郎 訳、「ベンスン殺人事件 (旺文社文庫)」、旺文社(1976) を100均古本で見つけたので購入して読んでみました。
容疑者が次々と入れ替わりますが、途中で(私でも😁 )犯人の予想はついてしまいますので、「意外な犯人」や「最後のどんでん返し」の面白さはありません。「ヴァン・ダインの第1作を読む。」という所期の目的を果たしたということかな😐
ヴァン・ダインならではの、いろんな引用が目白押しですが、p.70 のテレンティウスの引用
Homo sum, humani nihil a me alienum puto
は、教養のドイツ語の時間に聞いた
Nichts menschliches bleibt mir fremd.
だなと懐かしく思い出しました。
マルクスが娘から受けた一連の質問の中の「好きな言葉」の答えだと、確かセンチュリーブックスでも読んだ記憶があります。
元のテレンティウスの話は、格調の落ちる話とか聞いたのですが、
引用を繰り返されるうちにどんどん格好良くなっていく
ヴァン・ダインならではの、いろんな引用が目白押しですが、p.70 のテレンティウスの引用
Homo sum, humani nihil a me alienum puto
は、教養のドイツ語の時間に聞いた
Nichts menschliches bleibt mir fremd.
だなと懐かしく思い出しました。
マルクスが娘から受けた一連の質問の中の「好きな言葉」の答えだと、確かセンチュリーブックスでも読んだ記憶があります。
元のテレンティウスの話は、格調の落ちる話とか聞いたのですが、
引用を繰り返されるうちにどんどん格好良くなっていく
を見ると、それほどでもなかったような😐
まあ、いずれにしても、ファイロ・ヴァンスと同じく、私もこの言葉はあてはまらないようですな😅
あと、巻末に9ページにわたって鈴木幸夫氏による「推理小説参考年譜」が出ているのは興味深いと思いました。1950年までの欧米の代表的作品と作者の生年が年代順に掲載されています。
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