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カンフー・パンダのトレーニング日記

ウェイトトレーニングのログ。新しく発売されたサプリメントを使っての人体実験、中国武術などの格闘技関係の話。

夏実との出会い

2011-11-04 00:39:14 | 雑談
 夏見と初めて会ったのは、とあるバーでのことだった。雰囲気としては、Mr. & Mrs. Smithで、アンジーとブラピが出会ったシーンとよく似てた。違ったのは、一夜を過ごしたのがホテルの部屋ではなくて彼女の部屋だったこと。それから、とりあえず急場がしのげれば良かったので、その後、付き合うとか偽装結婚に至るとかがなかったこと。
 
 もう会うことはないんだろうとか思ってたんだけど、仕事も終わったし、飲みに行こうかと思ってたときに、彼女から電話が入った。「パンちゃん、悪いけど、うちに来てくれる?」の一言で、以前、一度だけ足を踏み入れたことのある夏見のマンションに向かった。部屋の鍵の隠し場所は、電話で教えてもらってたので、そのまま部屋に入った。「雪見」と呼びかけると、「寝室に来て…。それからパンちゃん、名前を縮めて呼ぶのは止めてくれる。私は夏見。雪見じゃないわ。雪見大福みたいに呼ばないで」と声がした。
 
 寝室に入ると、ベッドの上に、うつ伏せで寝ている夏見がいた。上半身は下着も着けていない。夏実は部屋にいるときは全裸で過ごすらしい。裸族なんかな
 
 「パンちゃん、ごめん。左肩、いわしたの。見てくれる?」
 「医者に行けばええんとちゃうの?」
 「医者に行けないから呼んでるの。判るでしょ?」
 
 カンフー・パンダが夏見の方に近づくと、「脱脂綿とかスピリタスとかはサイドテーブルね」と教えてくれた。スピリタスというのは、アルコール度数96%のウォッカなんだけど、消毒に使うなら薬局でエタノール買うよりはスピリタスを使った方が良いというのはカンフー・パンダの師匠から教えられていた。だから、スピリタスを飲めということではなくて、消毒が必要ならスピリタスを使ってくれ、と夏見は言ってるわけだ。
 
 夏見の左肩に触れると、明らかに熱を持っているのが判る。夏見は右利きのはずだが、左利きかと間違うほど左肩が腫れてる。「パンちゃん、見立ては?」と、夏見が聞く。
 
 「二頭筋の短頭起始と三頭筋外側頭起始が腫れてる。靱帯とか関節とかは痛めてないと思う。何やった?」
 「ちょっと強引に、四方投げかけた」
 「そうか…。ちょっと痛むぞ」
 
 夏見は、手を伸ばしてハンドタオルを引き寄せ、「いいわ」と言ってタオルを奥歯で噛みしめた。
 
 30分くらい施術して、「いいよ」と、カンフー・パンダが告げる。咥えていたタオルを口から外して、夏見が立ち上がった。
 
 「ありがと、楽になったわ」
 「それは良いから、服ぐらい着てくれ」
 「自宅では服は着ないの。知ってるでしょ」
 
 「じゃ、パンツも脱げ」と言いかけたが、それよりも早く、夏見は右手を差し出してきた。仕方がないのでカンフー・パンダも、右手を伸ばして、互いに手首の外側を触れ合わせるような形にした。夏見は、左手を使ってカンフー・パンダの右手を圧手で落とし、そのまま右の崩捶を打ち込んできた。カンフー・パンダは、左手を炮気味につかって外側にはじき、そのまま外圏を使って夏見の右手を流して、右手で持ち替え、一歩進めて単鞭をかけようとしたんだけど、カンフー・パンダの換手より一瞬早く、夏見の左手がカンフー・パンダの左手を引っかけていた。そのままくるりと転身して四方投げを仕掛けてきた。カンフー・パンダは、右手で、自分の左手を押し込むようにして、夏見の四方投げを外した。
 
 「やっぱりだめか…」と、夏見が言った。
 「単鞭に四方投げか…」
 「いけると思ったんだけどな。でも、震脚されてたら間に合わなかったと思うし…。うん、左肩は大丈夫そう」
 「痛めてる左手で、いきなり四方投げは無謀やと思うで…」
 
 と、いいながら、夏見を見た。形が良くて、一見は固そうなんだけど、触れてみるとテンピュールみたいに柔らかい乳房の触感を思い出しながら、初めてバーで会ったときのことも思いだしていた。30代半ばのはずだが、夏見はずっと若く見えるし、美人だ。必要以上に…。あの時と同じだった。
 
 「ねっ、パンちゃん。飲みに行こ」
 「あかん。飲んだら治りが遅なるで」
 「心配しないで。で、おごってね」
 「をい。それはおかしいやろ。それに、医者に行かれへんからカンフー・パンダを呼んだんとちゃうの?」
 「肩をいわした時ね。なんか、パンちゃんにもう一度会いたくなったのよ」
 
 カンフー・パンダは、「ああ、そうでっか」以外の言葉をなくしてた。そして思い出していた。夏見は、たしか酒豪だったはずだ…。というところで、中心地を外して蕎麦屋に案内してみた。
 
 街屋風になっているいる入り口を開け、「女将、邪魔するで」と言いながら一階のカウンター席に座る。入り口近くで、娘が針仕事をしているのもなんかほっこりと落ち着く。そのうち、一升瓶に玄米を入れて、棒で突いて精米を始めるんじゃないかと思ったりもする。そうした情景があっても全然おかしくはない。
 
 まずはビールはビールをオーダー。「雪見はヴァイツェンやろ」と言ったのが気に触ったらしく。「ヴァイツェンじゃないビールも飲むんです。それと、雪見じゃなくて夏見。8月13日生まれでB型」と言われてしまったけど、1973年生まれだと言うことも判った。と言うことは、36歳なんだ…。

 ビールを飲みながらゆっくりとメニューを見る。「肴は任すわ」と、言われたので、メニュー見てたら、「私、なめろう。それから枝豆、それからそばがきも…」と横から口を挟んできた。
 
 「さっき任すというたやろ」
 「へへっ、ごめん」
 「大阪の夏は鴨やからな。鰻とちゃうで…」と言うことで、カンフー・パンダは鴨料理を追加オーダーした。最近でこそ、夏と言えば鰻と言うことになってしまったけど、大阪では夏には鴨料理を食べる。土用の鰻というのは、味が落ちるので売上が悪くなる夏に鰻を売るための宣伝文句であって、土用の鰻が旨いというわけではない。
 
 ビールが終わったら日本酒。ボトル買いしないと行けないものもあるが、基本的には大中小の三種類のサイズを指定してオーダーすることができる。大なら一合、小なら猪口サイズ。多品種を試してみたいという向きには最適な量だと思う。
 
 日本酒をオーダーすると、娘がストッカーからボトルを出してきて、注いでくれる。夏見はそばがきを食べて「美味しい」と言い、日本酒を飲んでは「おいしい」と言い、なめろうを食べて「おいしい」と言った。店の人が恐縮するくらい「美味しい」を連発する。夏見にこんな一面があるとは思わなかった。

 「私、蕎麦は好きよ。知ってたの?」
 「いや、何となく…。テレパシーみたいなもんやな」

 で、蕎麦をオーダーする段になってもめた。夏見はおろし蕎麦をオーダーした。カンフー・パンダはもり蕎麦とおろし蕎麦を時間差でオーダーしようと思ってたんだけど、夏見が「私、おろし蕎麦」と言うもんだから、カンフー・パンダは「もり蕎麦、で、時間差でとろろ蕎麦」とオーダーした。
 
 「なに、そのオーダーは?。パンちゃんもおろし蕎麦にしなさいよ」
 「蕎麦と言えばもり蕎麦に決まってるやないか。おろし蕎麦もええけど、バリエーションを楽しむのはもり蕎麦を食べてからや」
 
 で、そばつゆが出されたので、まず一口飲んでみる。
 
 「パンちゃん、何してるの?」
 「蕎麦つゆの味を見るのは、蕎麦好きなら当然の行為や」
 「もり蕎麦もおろし蕎麦も、つゆの味は同じだよ。容器の形が違うから味が違うように感じるだけだよ」とか言い合ってると、娘が「つゆは同じものです」と説明してくれた。うむ、雪見は意外と手強いのかもしれん。
 
 カンフー・パンダは、つゆを使わずに蕎麦だけをかき込む。蕎麦を飲み込んだあとで、鼻孔に蕎麦の薫りが抜ける。それから塩を一振りして一口。箸先にわさびを付けて一口。旨い蕎麦なら蕎麦つゆは不要とカンフー・パンダは思ってるんで、蕎麦つゆを使ったのは残り1/3くらいになってから。
 
 半分くらい食べたところで、とろろ蕎麦にゴーサインを出す。ちょうどもり蕎麦を食べ終わった頃に、とろろ蕎麦が出してこられた。「ちょっとパンちゃん、私にも食べさせてね」と言われたので、半分くらい渡す。「うん、おいしい」とまた声を上げた。
 
 蕎麦を食べ終わったら蕎麦湯が出されるんだけど、これが結構濃厚なもので、カンフー・パンダ好み。「パンちゃん、私、蕎麦つゆ使っちゃった」と夏美が言うので、カンフー・パンダのもり蕎麦用のものを渡した。カウンターには香りの高い山椒が置かれていたので、何に使うのか聞くと、蕎麦湯に使う人がいると聞いたので、早速チャレンジしてみた。確かに独特の薫りがした。最後は韃靼蕎麦茶が出されが、これまた薫り高い。
 
 「パンちゃん、送ってくれようとしてるでしょ」
 「うん。判るのか?」
 「今日は、送らなくて良いわ。また連絡するし…」
 「怪我したときだけ連絡というのはごめんこうむりたいかな」
 「ふふっ、おバカさんね」
 
 そう言って夏見は背を向けて歩き出した。カンフー・パンダは、夏見の後ろ姿が見えなくなるまで見送った。いや、心配だったからちゃんと家に帰るまで見届けてから帰ったけど…。
 

昨日のウェイト(胸編)、超時短版

2011-11-03 10:44:40 | ウェイトトレーニング
◆ケトルベル・スウィング
 ・16kg×20レップ×1セット(ワンハンド)
 ・20kg×20レップ×1セット(ワンハンド)
 ・32kg×20レップ×1セット(16kgダブル)
 ・40kg×12レップ×1セット(20kgダブル)
 
 40kg(20kgダブル)は、前回もやったんですけど、スウィングしているというよりは、ケトルベルに振り回されてる感じで10レップだったんですけど、今回は振り回されてる感もなく12レップなんでちょいと進歩ですかね。ケトルベルの扱いに慣れただけなのかもしれないですが…。
 
 第一種目は、本来はデッドリフトを持ってきたいところではあるんですけど、時短版なので、ケトルベル・スウィングです。
 

◆インクライン・ダンベル・プレス
 ・30kg×6レップ×1セット
 ・34kg×6レップ×1セット
 ・34kg×4レップ×1セット
 ・32kg×5レップ×1セット
 ・30kg×6レップ×2セット
 ・30kg×5レップ×1セット
 ・26kg×8レップ×1セット

 元々、インクラインのダンベル系は苦手だったので、本格的にやり出したのは今年の夏頃くらいだったんっですけど34kgまで来ました。次回は36kgに挑戦する予定です。ちなみに、フラットベンチでのダンベル・プレスが36kgなので、インクライン・ベンチで、フラット・ベンチの記録に並ぶわけですね。とはいいつつ、以前契約していたジムでは、36kgダンベルが一番重たかったんですが…。
 
 34kgは7レップできるような気がしたんですが、6レップでやめちゃいました。セット法は良いトレーニング方法だとは思うんですが、反面こういった弊害がありますね。つまり、4セットと決めてしまうと4セットやるために体力を温存しようとしたり、セット間インターバルを長くとって回復させてしまうというところですね。
 

◆インクライン・ダンベル・フライ(パーシャル→フルレンジの延長セット法)
 ・20kg(パーシャル)×限界→14kg(フルレンジ)×限界を1セット
 ・22kg(パーシャル)×限界→12kg(フルレンジ)×限界を2セット

 前回、フルレンジが14kgでできたんですけど、今回は14kgでは6レップできなかったので12kgにしました。ちなみにレップ数が限界というのはパワーアップ系をやるときは4レップ以上、バルクアップ系をやるときは6レップ以上という自己規定があって、それを下回るときは重量を落としていきます。
 

◆インクライン・バーベル・プレス(アンダー&ワイドグリップ→オーバーグリップの延長セット法)
 ・40kg(アンダー&ワイドグリップ)×8レップ→40kg(オーバーグリップ)×6レップを1セット
 ・45kg(アンダー&ワイドグリップ)×6レップ→45kg(オーバーグリップ)×2レップを1セット
 ・40kg(アンダー&ワイドグリップ)×6レップ→40kg(オーバーグリップ)×4レップを1セット
 

◆ケーブル・フライ(デクライン)
 ・80lbs×6レップ×3セット
 
 これも、ちょいとフォームを変えてみました。前回ともちょいとフォームが変わってます。今回は、ケーブルでやるディップスみたいな感じのフォームになってます。
 

◆ケーブル・クロスファイヤー(ワンハンド)
 ・30lbs(45°)×6レップ→30lbs(180°)×6レップを3セット
 

◆エクステンデッドレンジ・オルタネート・ケトルベル・プレス
 ・16kg×8レップ×2セット
 
 どうして16kgしか挙がらんのでしょうかねぇ。オルタネートではないワンハンドでは20kgくらいは挙がるんですが…。いつもはエクステンデッド・レンジでやっているので、次回はノーマルレンジでやってみるとか…。

突発的人体実験(Blocker300)

2011-11-02 08:53:13 | 人体実験
 カンフー・パンダは、ブロック系のサプリメントにはまだ手を出していなし、現在のところは手を出す予定もないんですが、試供品をいただいてしまったので、捨ててしまうのももったいないので試してみました。
 
 炭水化物が麦芽糖に分解されるのを防ぎ、また脂肪の消化を阻害する"STRONG BLOCKER2000"というのは、店頭でもよく見かけるんですが、それのゼリー版です。カンフー・パンダ的には、カルニチン&カプサイシンを主成分としたの"STRONG BURNERS"とか、CLA(共益リノール酸)を主成分にした"NIGHT BURNERS"の方に興味があったりするんですが、まだ詳しく調査したわけではないです。




 さて、"STRONG BLOCKER300"ですが、ゼリータイプで持ち歩きが楽です。食前でもOKですが、食後に食べ過ぎてしまったと思ってから使っても良いようです。マンゴー味なんですけど、後味が苦いです。まぁ、薬だと思えば我慢できないような苦みではありませんが…。
 
 配合されているのはプロタミンで、脂肪ブロック成分として働きます。摂取した脂肪分は、消化酵素により体内に吸収されやすいように分解される訳なんですが、その分解酵素に働きかけ、脂肪分の分解を抑制するようです。
 
 
 試供品を使っただけでいきなりダイエットできると言うはずはないのと、もともと体重よりもビジュアルを重視しているので、体重計に乗って人体実験結果を記録したわけではありません。で、一番のネックは後味の苦みじゃないかと思います。カンフー・パンダは、なんとしてもダイエットしたい。体重を落としたいと考えているわけではないので、続けられないと思います。そんなに苦くないんですけど、ゼリーはやっぱり美味しくないと…。

今日のウェイト(背中編)、超時短バージョン

2011-11-01 21:05:14 | ウェイトトレーニング
◆アイソラタラル・ラット・フロント・プルダウン(ワンハンド)
 ・40kg×8レップ×1セット
 ・45kg×8レップ×1セット
 ・50kg×6レップ×1セット
 ・55kg×5レップ、3レップ、2レップ×1セット ← レスト&ポーズ法
 ・55kg×2レップ×1セット ← レスト&ポーズ法崩れ
 ・50kg×6レップ×1セット
 ・40kg×8レップ×1セット
 

◆ワンハンド・ロー
 ・ 90lbs×8レップ×1セット
 ・100lbs×8レップ×1セット
 ・105lbs×8レップ×1セット
 ・110lbs×8レップ×1セット
 
 ちょいと勘違いで90lbsからやったんですけど、120lbsから始めないといけなかったです。
 

・ロー・ロー
 ・130lbs×8レップ×1セット
 ・160lbs×8レップ×3セット
 

◆ラット・プルダウン(パラレルグリップ、ウェイトリリース法)
 ・160lbs×限界→130lbs×限界→100lbs×限界を1セット
 ・165lbs×限界→135lbs×限界→105lbs×限界を2セット
 

◆オルタネート・レネゲード・ロー
 ・12kg×6×1セットレップ
 ・16kg×6レップ×2セット
 

 今回は、超時短版だったので、セット間インターバルはほとんどなしです。なので、種目数とかトータルのレップ数はそれほどではないんですけど、かなり息が上がりました。発汗量も半端ではなかったです。