ローイングの動作を行うとき、参加する筋肉は、主には上腕二頭筋、上腕筋、三角筋リアヘッド、広背筋、大円筋、僧帽筋、菱形筋などです。オーバーグリップで握った場合、前腕が回内し上腕は内旋します。従って、上腕二頭筋の運動への参加率が下がり、広背筋などの負担が大きくなります。上腕二頭筋は、前腕の外旋に関与していますので、前腕を内旋させた状態だと上腕二頭筋が使いにくくなるわけですね。
アンダーグリップにすると、前腕が回外、上腕が外旋の状態になりますので、上腕二頭筋が参加しやすくなります。チンニングをワイドグリップで行うよりアンダーグリップで行った方がレップ数が稼げるのがこれが理由です。ラット・プルダウンなどで、ワイドグリップ(オーバーグリップ)からナローグリップ(アンダーグリップ)への延長セット法が使えたりしますね。実際には、ワイドグリップとナローグリップとでは、動員される広背筋の部位が違っているという問題もある訳なんですが…。
逆にプレス系の動きの場合、主には大胸筋、上腕三頭筋、三角筋フロントヘッドが動員されます。オーバーグリップで行うと、上腕は内旋するので腋が開き、プレスの動作がやりやすくなるとともに、大胸筋の参加率が高くなります。アンダーグリップにすると、大胸筋の参加が難しくなり、これに伴って上腕三頭筋の参加率が上がります。
これらを踏まえた上で、ターゲットとする筋肉を効果的に刺激するために、グリップを選んでいくわけです。たとえば、ワンハンド・ローをやる場合、オーバーグリップでやって、限界まで来たら、アンダーグリップに持ち帰れば上腕二頭筋の参加率が上がるので、あと2レップくらい絞り出すことが出来ます。
ベンチプレスの場合、アンダーグリップで行った場合は刺激が大胸筋上部(鎖骨部)に移動するので、インクラインベンチがない場合でもインクライン・プレスの代用とすることも出来ます。カンフー・パンダが良くやっているように、アンダーグリップで限界まで来たら、オーバーグリップに持ち替えて行う延長セット法が使えたりするわけです。
有名なビルダーがアンダーグリップでやっているからと言って、何も考えずにアンダーグリップで行うのではなく、なぜアンダーグリップを使っているのかをしっかりと考えてから採用するようにしましょうね。
アンダーグリップにすると、前腕が回外、上腕が外旋の状態になりますので、上腕二頭筋が参加しやすくなります。チンニングをワイドグリップで行うよりアンダーグリップで行った方がレップ数が稼げるのがこれが理由です。ラット・プルダウンなどで、ワイドグリップ(オーバーグリップ)からナローグリップ(アンダーグリップ)への延長セット法が使えたりしますね。実際には、ワイドグリップとナローグリップとでは、動員される広背筋の部位が違っているという問題もある訳なんですが…。
逆にプレス系の動きの場合、主には大胸筋、上腕三頭筋、三角筋フロントヘッドが動員されます。オーバーグリップで行うと、上腕は内旋するので腋が開き、プレスの動作がやりやすくなるとともに、大胸筋の参加率が高くなります。アンダーグリップにすると、大胸筋の参加が難しくなり、これに伴って上腕三頭筋の参加率が上がります。
これらを踏まえた上で、ターゲットとする筋肉を効果的に刺激するために、グリップを選んでいくわけです。たとえば、ワンハンド・ローをやる場合、オーバーグリップでやって、限界まで来たら、アンダーグリップに持ち帰れば上腕二頭筋の参加率が上がるので、あと2レップくらい絞り出すことが出来ます。
ベンチプレスの場合、アンダーグリップで行った場合は刺激が大胸筋上部(鎖骨部)に移動するので、インクラインベンチがない場合でもインクライン・プレスの代用とすることも出来ます。カンフー・パンダが良くやっているように、アンダーグリップで限界まで来たら、オーバーグリップに持ち替えて行う延長セット法が使えたりするわけです。
有名なビルダーがアンダーグリップでやっているからと言って、何も考えずにアンダーグリップで行うのではなく、なぜアンダーグリップを使っているのかをしっかりと考えてから採用するようにしましょうね。