異文化生活 - in Cadiz -

お嫁にきました、スペイン・カディスへ。
周りの心配をよそに、異文化生活のあれ??を楽しく過ごしてます。

祈るのみ。

2013-05-24 13:45:45 | 歩み

こんにちは

 

思い過ごしではなく、やっとこのカテゴリーに書ける日がやってきました

 

2日前に心拍を確認し、明日から7週に入ります。

 

もちろん、前回の事で恐怖心と不安は拭いきれません・・・・

 

でも今回はあえて ”今” を選んで来てくれた気がします。

 

こちらの家族に ”流産後はすぐにできる” と励まし&プレッシャーの言葉をもらいながらタイミングを計ってましたが、『高齢だし、もしかしたら無理なのかも・・・』 と思い、続けていた葉酸とかノンカフェインとかやめてました。

 

そんな時、こちらで仲良くしてもらってるスペイン人カップルが、私が日本に帰るときに一緒に日本に行ってみたいと言うので、なんとなく疲れたし、秋から本格的に治療を始めようかなと考え、今年の夏に一緒に行こうよと友人と大盛り上がり

 

友人は私が赤ちゃん待ちをしているのを知っているし、タイミングをとった後の会話だったので、

念のため、2週間後辺りの結果が出てから飛行機のチケットを買うことに。

 

友人との日本旅行 をイメージして気持ちもハッピー

 

そんなハッピーな会話の2日後、のん気なダンナさんの人の良さというか、弱さというか、アホなのかという隠し事が発覚し、怒る気にもならないほど呆れ、将来の不安を覚え、離婚をしたほうがいいんじゃないかと本気で考える日々。

 

そんな中でも引っ越しはしなくてはいけないし、でも相変わらずのん気なダンナさんは頼りにならず

1人引っ越し準備や手配に追われてバタバタと過ごし、引越し完了。

 

新居の部屋の片づけをしながら、

”これからどうする? ・・・友人とは旅行じゃなくて、私は帰国になるかも・・・・あ、連絡しなきゃ”

とカレンダーを見たら、

あら??3日遅れてる??

 

結果、陽性。

驚きと嬉しさと不安が一度にやってきて、すごく複雑でした。

 

離婚手続き完了までには早くても3か月~4ヵ月かかるし、子供がいるとなおさら国際離婚は難しいこの国。 

でも子供の将来を考えると、ダンナさんに”近い将来を見る・考える” 能力を持ってもらわないと生きていけない

 

その日の午後、ダンナさんに妊娠の報告。

喜んでるダンナさんに、淡々と 『結婚とは』 『親とは』 という話をして、自覚を持てないなら離婚が待っていることも報告。

 

こんなことを伝えなくてはいけない鬼嫁になんてなりたくなかったです・・・涙

 

今は強くなるしかないか!!と立ち上がり、ランプの配線が上手くできないと涙を流すダンナさんを励まし、

頑張らせながら、私は1人IKEAのタンスを完成。 鬼嫁強し。

 

3日後、急遽ママが入院。

 

いつも人の気分を悪くさせても気づかないほどおしゃべりで元気なママだけど、もともとすごい怖がりなので、入院したらいつもの元気の微塵も感じられない。

 

膵臓が膨らみ、腹水が溜まっていて、抜いた腹水8リットル。

1週間程度で退院できるだろうと先生も言っていたので、家族みんなで一安心。

 

見るからに太りすぎで不健康なママ、これを機会に痩せて健康に過ごしてもらわないと!!と思ってた矢先、CTで癌が発見され、本人には伝えずに検査が続いて2週間が過ぎました。

 

ママはみんなが何か隠してることには気づいていて、この何日かは不安もピークに達し、あのママが食事もとらず、おしゃべりもせず、笑いもしない。

 

私達は検査の結果が初期の癌であることを祈るのみ。

 

水曜日に心拍を確認し、やっとママにエコーの写真と共に妊娠を報告。

 

喜んでくれたけど、不安な顔をしてた。

今のママの状況、私達が離れて住んでる状況、決して良いとは言えない経済状況etc・・・色々と複雑な状況で手放しで喜べないんだと思う。

 

ママはいつも心配事が絶えないんだよね。

 

さっき、ダンナさんからママが退院をしたよとメールが届きました。

 

涙が出てきた。

退院する = 手術できない とわかっていたから。

 

検査結果は、広い範囲で癌細胞が発見され、手術の余地はない、と。

 

2か月前、子供のころに足を失った叔父さん(ママのお兄さん)が癌で余命宣告を受けたばかり。

その叔父さんを子供のころから面倒をみてきたママが、月曜日に余命宣告を受けるという現実。

 

新しい土地で土地勘もなく、知り合いもいない場所で妊娠して不安なのに、ダンナさんは全く頼りにならずイライラしてたけど、この状況でそんな事を言ってる場合じゃない。

 

むしろもっと強くなってダンナさんを支えないと・・・泣いてるかも・・・と励ましのメールを送ったら、

 

『人生だから。 僕たちは常に現実と戦わないといけないし、今は新しい命のために強くならないと』

 

と、なんだかしっかりとした返事がきました。

 

ネジが回せない、ランプが取り付けれない と泣いてるダンナさんとは思えない。

 

なんだか逆に励まされました。

 

こんな状況での 『歩み』 再開です。

だから、 あえて ”今” を選んできてくれた気がするんです。 

 

しかも偶然にも予定日は、私の誕生日。

 

まだまだ先はわかりませんが、今は大事に過ごしていきたいと思います

 

スペインの空のように明るく、そして前向きに。 

 

 
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いるいろなタイミング。 (もここ。)
2013-06-01 18:27:27


まずはおめでとうございます!!

このブログでの出会いのなかで、嬉しい幸せな報告がきけたことが
私も嬉しいです!!
お身体大切に過ごしてくださいね!!

しかし、色んな偶然が重なってしまっていたのですね…
お母様やまわりの家族さん、これからもっと強く
みなさんで協力していかないとですね!!!


複雑な気持ちもあるかとは思いますが、遠い異国のちから
応援しています
返信する
ありがとうございます♡ (Kumi)
2013-06-07 17:35:45
もここさん

嬉しいコメントありがとうございます♪

長い人生いろいろあるもんだ・・・と改めて思わされる日々ですが、今は家族にも自分の体にもできるだけのことをしてみたいと思います。

もここさんのブログ、ちょこちょこお邪魔してはコメントも残さず、ごめんなさい。

でもいつも素敵な写真と文章で和ませてもらってます♡
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