くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

「glee」第3話「Acafellas」

2010年02月28日 | Glee
ウィルは内緒にしておくはずの妊娠を、黙っておけずに両親に報告してしまい、テリは内心大慌て。
ウィルの「父親になる自信がない」という不安を聞いた父は、「自分が夢を諦めてしまったことで、父親としての自信を見せられなかったせいだ」と。いい父親の条件は「度胸だ」と言われ、ウィルはプレッシャーに感じる。
さらに、クインらチアガールズの企みで、言わざるを得ない状態に追い込まれたレイチェルが「ウィルの振付じゃ勝てないから、有名振付師ダコタ・スタンリーを呼ぶべきだ」と提案。ダンスが苦手で自信を失ったウィルは、グリー部の練習から追い出されるように。
そんな悩みを抱えたウィルの周辺の男たち(テリの店のハワード、学校の職員のアンリ、ケン先生)でアカペラグループ「アカフェラス」が結成され、自分たちで歌うことに目覚め始め、ウィルは夫婦仲も(テリの妊娠狙いだが)盛り上がった。そして小さいながらもファーストライブを成功させたことで、ウィルは「夢を叶えた」と自信を取り戻したが・・・

しかし一方、振付師ダコタを雇うことについて、ウィルに悪いからと反対のフィンと、クインにジェラシーを抑えられずフィンに八つ当たりするレイチェルの関係は悪化。
カートを思うメルセデスの気持ちにつけこんで「協力する」とクインたちが接近。カートはゲイだとレイチェルとティナ忠告したことから、メンバー同士に亀裂が入り始めていた・・・

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アカフェラス最高っすね!!
グリー部の歌だけでも充分ワクワクできるのだが、アカフェラスの登場でまた違った楽しみができたという感じだ。
キャストはここまで、「歌う人とそうでない人」がいるのかなーと思っていたのだが、一番歌わなさそうなケン先生までが歌って踊っていたので、これは・・・キャスト全員歌える人を揃えたのだな。まだ歌っていないエマやスー先生、もしかしたら校長先生まで美声を期待できるのだろうか。
ウィルパパは・・・今回はあれだけだったけど、この先を見越して歌える人をキャスティングしたってことだったりして。

ともあれアカフェラスはイイ!!1話目で出てきたグズなハワードまで歌ってるし!おやじダンサーズっぽかった前半のメンバーもよかったが、後半の入れ替え後も熟女狙い感アリアリで。
パックの「熟女狙いビーム」がスー先生を射抜いていたが、これは何かのフラグが立ったのだろうか?禁断の・・・とか?(つか、スー先生は中の人の「属性」のイメージがあって、男のコにときめくのはちょっと微妙)
サンディのムリムリなラップもちょっとかわいくていいし、何よりウィルの魅力が引き立つのでずっとアカフェラスはやっていって欲しいが・・・このままアカフェラスとしての活動も続いていくのだろうか?なんやかんやでグリー部に吸収されてしまうような気が・・・

2話目まではメインのレイチェルとフィンにスポットライトが当たっていたが、やっとグリー部の他のメンバーも描かれるようになってきた。
メルセデスがあまりに乙女で・・・いじらしくて切なくなってしまった。だけど歌はパワフルというそのギャップ。カートはどう見たってゲイっ子なのに、恋って切ないなぁ。
しかもそれを打ち明けられて、拒絶するんじゃなくて友達として受け入れて励ますのだ。なかなかできることではない。メルセデスかわいいやつ・・・「女子高生に見えない」とか「トシいくつだ」とか思ってごめん。
これで次はティナについて掘り下げられるのだろうか?今のところイマイチ読めない人種バランスキャラで落ち着いてる彼女だが、どんな方向に描かれるのだろうか。
アーティは・・・「実はメガネ外すとイケメンなんです」ていう少女漫画ちっくな路線とか?

「腋の匂いをかいでみな それが惨敗の匂いさ 部屋が臭くなるよ」
スー先生!いつかこれ使わせていただきます!(どこで)
彼女はとことんヒールなところが魅力的だ。なのに若造の歌にドキっとしてみたり、小娘に自分の脆さを看破されてダメ出しされたりの意外性もステキ。
要は「アグリー・ベティ」のウィルミナポジションで、「悪党だけど憎めない」の路線なのだろうが、「実はいい人」っていう一面を早くから見せすぎるとキャラがゆるくなるので、ワルの魅力全開でいってほしいものだ。

振付師のスタンリーがなかなかいい味出していて、レイチェルに鼻の整形しろとか、フィンに「でかくて邪魔」とか、あああ言っちゃったよなことをズバズバ。見た目だけのことだとほんとに「お前が言うな」なんだけど。
でもそれで「自分たちだけの持つ個性で勝利を目指せる」という気づきをもたらしてくれたのだから、彼のエリート主義も反面教師的に役に立ったわけだ。
フィンなんて表面的な属性は「フットボールのスターでイケメン」と勝ち組なのに、内面的なものは自信がなくて優柔不断でまるで「小さなウィル」
そんな彼がウィルに感謝の言葉を言うシーンで、フィンは彼にとって擬似父なんだなと思った。ウィルが父から「父と息子」の関係について語られるが、ウィルの息子はおそらく登場することはないだろう。
ウィルは自分でも気づかないうちに、フィンに父として自信を見せ、度胸を教えていた。二人は「父のない子と子のない父と」かな。お互いに望んでも得られないものを(ウィルはまだそれとは気付いていないのだが)無意識に補い合っている存在になっているようだ。
・・・でも騙して入部させたんだけどね!

今回のエンドはメデタシめでたしだったけれど、それがいつまでも続くわけじゃない。
でもゴタゴタしても、歌がある!また次が楽しみだ。


【 使用曲リスト 】

「For He's a Jolly Good Fellow」(アカフェラス結成の場面)
「This is How We Do It」 Montell Jordan(アカフェラスの最初の練習)
「Poison」 Bell Biv DeVoe (アカフェラス初ライブ)
「Mercy」 Duffy (カーメル校の練習曲)
「Bust Your Windows」 Jazmine Sullivan(メルセデスのソロ 洗車チア)
「I Wanna Sex You Up」 Color Me Badd(アカフェラスPTA会でのライブ)


【 脇俳優チェック 】

◆ジョシュ・グローバン本人 .... Josh Groban
オフィシャルサイト日本版ワーナーミュージック公式サイトより
歌手としてブレイクするきっかけになったのは、「アリーmyラブ」第4シーズン23話「新たな出発」でプロムをドタキャンされたことで訴訟を起こそうとした青年マルコム役。その出演時の歌の素晴らしさから問い合わせが殺到して、第5シーズン7話「悲劇からの再起」に再登場。マルコムの父である牧師が妻を殺されたことで信仰を失い、解雇されたことが不当だとして訴訟を起こす。

◆振付師のダコタ・スタンリー .... Whit Hertford
子役から活躍。「フルハウス」ではステフの同級生ウォルター役。第3シーズン4話「ステフの熱き友情」では、彼の口の形がアヒルっぽいことから「アヒル」と呼んでからかってしまったことでステフは居残りに。ジェシーに諭されてステフは謝るが、そのことでウォルターはステフをGFと勘違いし、逆にステフはクラスメートたちにからかわれる立場になってしまう。その後のエピでは賢い子の設定に。

◆ウィルの父 .... Victor Garber
「エイリアス」のシドニーの父親ジャック・ブリストウ役でおなじみ。
「アグリーベティ」第2シーズン4話「女は強し」では、ライター講座のバレット教授役。生徒には厳しいが、ベティの作品を評価してメディアに紹介しようとしてくれるいい人。しかしその作品は課題に切羽詰ったベティが、ダニエルから預かった原稿を盗作したものだった。
「リ・ジェネシス3」13話「未来への警鐘」では、タイタス亡き後のスポンサーとして現れた、オーフランダー・ドックハイマー社の創始者オリビエ・ロス役で登場。彼はグリーンウェイ研究所の爆破で娘を亡くしたことで常軌を逸し・・・
映画「キューティ・ブロンド」では、ハーバードロースクールの教授のキャラハン役。優秀な成績を上げたエルを裁判の助手に抜擢し、働きを評価するふりをしてセクハラをはたらく。
「タイタニック」では、タイタニック号の設計者トーマス・アンドリュース役。沈みゆく船と運命をともにした。
「めぐり逢えたら」では、トム・ハンクス演じるサムの親友グレッグ役。彼の妻のスージーはトム・ハンクスの妻リタ・ウィルソンが演じている。
4月からAXNで放送予定の「弁護士イーライのふしぎな日常」では、主人公イーライの弁護士事務所のシニアパートナーで、イーライの婚約者テイラーの父ジョーダン・ウェザーズビー役としてレギュラーで登場予定。

◆ウィルの母 .... Debra Monk
「ダメージ」第1シーズンではエレンの母デニース・パーソンズ役で、第3シーズンにも登場予定。
「デスパレートな妻たち3」8話「知られざる正体」では、ガブリエルのモデルエージェントマルセラ役で登場。華やかな仕事をしていた時代の夢を見ているガブリエルに、キビシイ現実を見せる役柄。
「グレイズ・アナトミー」第3シーズン以降では、ジョージの母ルイーズ・オマリー役。
「NYPDブルー」では、シポウィッツの元妻でアンディJr.の母ケイティ役。
映画「プロデューサーズ」では、マックスが資金調達のためにジゴロよろしくお相手している老婦人の一人で「なめて噛んで」のひと。
「マディソン郡の橋」では、フランチェスカの日常にちょこちょこ割り込んでくるお隣さんのマッジ役を演じてる。その他「ダークウォーター」など。
舞台での活躍も多く、2007年のトニー賞でも主演女優賞にノミネートされている。
「クローザー」第5シーズン3話に登場予定。

◆カーメル校のアンドレア .... Vivian Nixon
練習がつらくて吐いていた女の子。
「フェーム/青春の旅立ち」でダンス教師リディア・グラントを演じていたDebbie Allenと、元NBAプレイヤーNorman Nixonの間に生まれた娘。ブロードウェイミュージカル「Hot Feet」(Earth, Wind and Fire の曲で構成されたミュージカル)で主人公のカリンバ役を演じている。

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2 コメント

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momoyanさんへ (くまぷー)
2010-03-01 21:25:06
ハマりますよね!毎回出てきた歌が頭をぐるぐるしちゃって困ります。家族には「もうDon't stop believingは歌うのをやめてくれないか」と言われてしまう始末でして。

パパの人は歌えるので(春からのEli Stoneでたっぷり見られそうです)今後また出演して歌ってくれるといいですねー
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いや~楽しい! (momoyan)
2010-03-01 16:07:10
くまぷーさん。
ワタクシ、久々にハマってます。殺人犯も死体も出てこないドラマに。グリー、楽しいっす!!
毎回、誰かが歌うシーンだけをつなげて保存しておきたいくらいで。今回はアカフェラスもよかったけど、メルセデスのド迫力オンステージを何回も見ちゃってます。おまけに『エイリアス』パパ・ジャックの笑顔,素敵でした。
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