くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

クローザー4」 第4話「取引不成立」

2009年06月30日 | クローザー
タイムズ記者のリカルドが射殺事件を発見して、ブレンダに通報してきた。心肺蘇生を行おうとしたら、被害者が隠しカメラを服に仕込んでいたのに気づいたため、潜入捜査官が殺害されたのではないかと考えたためだという。
しかし殺害後すぐに保護に出てくるはずの監視者がまったくおらず、どこの機関からも被害者についての情報が出てこないため、潜入捜査官ではないのではないかと見られた。
カスタムメイドの靴の顧客番号から、被害者は元不動産業のベンジャミン・マスターズと判明するが、妻のトリーシャは夫が会社をクビになったことなどまったく知らされていなかった。
隠しカメラの映像には犯人は映っていなかったが、ベンジャミンが持っていた携帯が麻薬組織から与えられたものと判明したことから、ブレンダはリカルドに嘘の記事を書かせて犯人をあぶりだそうとする。
しかしその組織は長いことFBIが追っていたものだっため、フリッツはブレンダに犯人を組織つぶしのために使いたいと、取引を申し出る・・・

ガブリエルとダニエルズの不仲はすでに隠しようのないところまで表面化し、ガブリエルがとうとう「別れた」とブレンダに報告することに。
しかし、同じところにいるのは気まずいからと、ダニエルズを異動させてくれと申し入れるが、ブレンダは「彼女は必要な人材だから、異動するのはあなた」と言い渡す・・・

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このドラマの感想を書くと、いつも「そういえば事件は?」っていう感じの内容になってしまうのだけど、今回なんてもはや事件はオカズ。
フリッツの長い間の不満を爆発させるために、FBIがらみの案件をご用意しました、風な。
「職場で昼メロの再現なんてやめてよね!」とはブレンダがガブちゃんカップル(いまや「元」カップルだけど)に言った台詞だが、ブレンダがそれを言うか。ポープとフリッツの、廊下の気まずいやりとりったら。・・・そういえば、ポープって再婚したんだっけ。

結局ガブちゃんたちは別れてしまったようで。
で、男の真価というものは(と大上段から振りかぶってみる)、付き合ってる時よりむしろ別れが決まった後に発揮されるもので。
・・・ガブちゃんたら、サイテー男だったんですね?
「ダニエルズを異動させろ」って・・・あそこで「自分を異動させてください」って言うか、トラブルを回避するために話し合うとかならまだしも、元カノ排除って最悪!それでブレンダに返す刀で要らない子扱いされてしまったガブちゃんに、なぜか同情は沸かないのだな。
ブレンダはダニエルズの実力ちゃんと買ってたんだなぁ。ドラマのプロモーション画像のキャラクター集合写真ではブレンダの紅一点を強調するためか、必ずはじかれているダニエルズだが、あのチームの中では仕事のキレはぴかイチだし。ブレンダが「チームに必要」と断言した時ちょっと嬉しかった。
そうはいっても要らない子にされたガブちゃんではあるけど、ちゃんとブレンダはガブちゃんのことも必要とはしてるハズだから・・・まぁもうちょっと頑張れや、って感じかな。
これで、シーズンが終わまでにまさかの元鞘とかだったら、ガブちゃんをちょっと正座させて説教したくなるかもしれないが。

フリッツは・・・あれは怒るよなぁ。
珍しく今回はブレンダが「落とせなかった」エピだが、しっかり落としの種だけはまかれていて、時間差で芽が出てしまったのだ。おそらくブレンダもそこまで見越した上で、計算ずくの心理戦だったのだろう。まさにフリッツにとってはバカにされたとしか言いようがない話だ。
ほかの事で我慢させられてきた積み重ねが、仕事の場で恥をかかされ、追っていた案件がパァにさせられたことでとうとう噴出してしまったようだ。
ブレンダは、最後はフリッツが許してくれるとたかをくくって踏みつけにしたり、あからさまな隠し事をしてきたのかもしれないが、そろそろ限界ではあったわけで。
でも、「君の一番は自分の事件」って・・・フリッツもブレンダがそういう女だとわかって惚れたんだろうに・・・・とポープあたりは見透かしていそうだ。

今週のワンポイントは、サンチェスの「ミランダルール」(逮捕時の権利告知)がとってもカジュアルになっていたこと。
あれはサンチェスのスペイン語なまり風なのか、べらんめぇな感じ?が訳に活かされているのか・・・吹き替えになったらどんな風になるんだろう。あんな告知で大丈夫なんだろうか。まぁあれも形ばかりのものなんだろうけど。
あと、タオの「マイ鑑識グッズ」・・・口臭スプレーでどうやって血液反応のふりが?イイノカナ~あんな自白。今回タオがいつもに増して大活躍だったが、ガブちゃんがハブられたらタオがパシリになるのか。

しかし先週の予告では、フリッツが捨て台詞で出て行くシーンがしっかり使われていたが、まさかそれがラストとは思わなかった。予告にラストはルール違反だと思うのだが、割とよくやられてしまうのだな。
「クローザー」の予告は結構「騙し」が多いので、フリッツとブレンダがモメる、と見せかけて・・・と思っていたのに、なんてことだ。
わざわざLaLaでは本編と予告の間にCMが入るのだから、見なけりゃいいのだが。だって、気になるんだもん。
来週は「デスパレートなプロベンザ」ということで・・・(おい)。プロベンザがメインのエピだと人情デカものとしてなかなか味があるので、結構期待している。


【 脇俳優チェック 】

◆ベンの同級生ディーン・マーフィー ....  Kevin Rankin
「CSI:7」11話「グリッソムの旅立ち」では、二重殺人の被害者ヘザー・カーティスの夫ショーン役。
「FBI~失踪者を追え」第3シーズン18話「主よ導きたまえ」では、女性のリリアンから男性に性転換したラリー・シュナイダー役。銀行の前で失踪者ステファニー言い争っていたのが監視カメラに残っていたため疑われたが、実際はステファニーの家族に金を送金するように頼まれていたのだった。
「BONES」第1シーズン19話「消えた記憶」で、テンペランスはハリケーン被害の救援のためにニューオリンズで身元不明者の検死活動を行っていたが、「棺でSexしよう」とか不謹慎なことを連発していた男マイク役で登場していた。彼は結局棺からしたいとなって発見される。
映画「ハルク」では、エリック・バナ演じるブルースの研究仲間ハーパー役を演じている。

◆ベンの妻トリーシャ .... Jackie Debatin
「ボストンリーガル」第3シーズン18話「命がけの再審理」では、アランの隣人ジェナ役。上院議員ウォリー・バードとの売買春で二人とも逮捕され、ジェナの弁護をアランが担当するが、バードとアランの法廷戦術が食い違い、法廷侮辱罪でアランまで逮捕されジェナと共に拘留されてしまう。
「FBI~失踪者を追え」第4シーズン7話「写真の少女」では、児童ポルノの被害にあっていた写真の少女メリッサを食い物にしていた男ジョージの、元恋人サンドラ・オニール役。ジョージから暴力をふるわれつつ、メリッサの世話をさせられていた。
「ラスベガス」第2シーズン7話「モンテシート タッチダウン」では、モンテシートカジノのディーラーで行方不明になったマークの、元妻リン・フィンスター役。マークが音信不通になった事情をエドがリンに聞いたところ、マークが発明狂であることを明かす。
「ザ・ユニット」第3シーズン2話「ユニット反撃 後編」では、CIAのカーンの代わりにボブに接触してきたエージェントのスザンヌ役で登場。彼女はカーンは死んだと言い、ボブたちにこの一件から手を引くように忠告するのだった。
「コールドケース」第2シーズン9話「ハンター」では、猟奇的連続殺害事件の唯一の生存者ディーディー役で登場。
「フレンズ」第8シーズン8話「お騒がせバチェラー・パーティ」で、チャンドラーのためにモニカがストリップを手配してバチェラーパーティを企画してくれるが、ストリッパーのつもりで呼んだのに間違って来てしまった娼婦の役で登場していた。

◆被害者のベンジャミン・マスターズ .... David Kelsey
「FBI~失踪者を追え」第6シーズン6話「狼の末路」(「CSI:8」とのクロスオーバーエピ)では、逃走中の連続殺人犯ウィッカーに連れられている息子コービーの学校の校長ポルチェック役。事前にウィッカーが学校を訪れていたことをジャックたちが確認する。
「ザ・ホワイトハウス」第6シーズン4話「始動」では、首席補佐官になったことで身辺警護が強化されたCJのため、着任初日の早朝いきなり自宅にやってきて、緊急時の対応について説明をした警護スタッフのケルティ役。
コメント (2)
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