おとり

我が家のミシンが活躍するのは、１年のうちのほんの数回だけ。

それも主に学校に提出する雑巾作り（笑）あとは、ちょっとした袋を作ったり、ほつれた部分を縫い合わせたり…

まあ、そんなもんです。



あれは去年の１０月…引越し直後だったっけ。


とーちゃんのお弁当袋が２箇所ぐらい破れて、かわいそうなくらいボロボロになったので（そこまで使うか）、
端切れで袋を作ろうと、ミシンを出した。

ところが…

正式名称は分からんが（“押さえ“っていうんだろうか？）、上から下にパチンと下ろして、布を押さえる銀色の部品が無くなっていた。

きっと引越しの時に、外れてなくなってしまったのだろう。あれが無いと縫えん



ま、えいか。百均で買いば（おいおい、ミシンは？）





しかーし、とーちゃんの弁当箱が平均的な大きさよりデカイのか？どれもこれも小さめで入りそうな袋がなかなか見つからない。



そうこうしているうちに息子、冬休み突入（ごめんとーちゃん。何ヶ月もボロボロ袋で）


雑巾縫わにゃ…





ということで、いよいよミシンの部品を買わにゃかならんことに。




で、メーカー店を電話帳で調べ、形式を言ったところが…




　　「ウチのメーカーのミシンには、そんな形式はありません（キッパリ）」と。




でももしかして、合う部品があるかもしれないので、とりあえずミシン本体を持参してみて下さいと、
おっしゃってくれたので、後日持って行きました。



そしたらなんとありがたいことに、ピタッと合う部品がありました。


まあそれはそれでよかったんですが…





十数年前に買ったこのミシン。


どうやら有名メーカーの偽物らしく



しかも格安のこのミシン（当時、私はミシンの値段について全く無知で、まあピンからキリまであるんだろうぐらいに思ってたんです）を、
おとりにして、高額なミシンを買わせようとする悪徳業者だったようです。


そういえば思い返してみると…


私がこのミシンを買いに行った時、私の他にも３、４人のお客さんがいて、その中の１人のご婦人が、高額なミシンを購入しようとしてたな～。
が、さっき書いたようにピンからキリまであると思っていたので、特に不信感を感じることも無かったというわけで。


でも客の対応で忙しすぎたのか…？


私がいかにもお金を持ってなさそうに見えたのか？（両方とも当たりやねｗｗ）


高額な方のミシンを売りつけられることも無く、無事（？）格安のミシンを買って帰ったということなのであります。




あっ、その悪徳業者はメーカーの方によると、２年ぐらい前に逮捕されたとのこと。



　　「ニュースでもやりよったで～」


と、メーカーの方は言ってたが、あたしゃ全く知らなかった



恐ろしや、恐ろしや～