カッパ（続き）

行き先がいくら病院とはいえ、さすがにこの頭では恥ずかしすぎる。

他にたくさん患者さんも居るだろうし…。




やっぱり先にカツラ屋さんに寄って、カツラ買ってから（被ってから）病院に行こう！



というわけで生まれて初めて入った“カツラ屋さん”。


いろいろあるな～。どれにしよっか？










と、迷っているうちに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・









気が付けばなぜか私は病院のベッドに寝かされていた。







メガネをかけた、やや年配の女医さんが私の顔をのぞきながらこう言った。





　　　女医「大丈夫ですよ。出るモンが出たら、じきにまた生えてきますから！」






　　　　私「・・・・・・・・・・・・・」




　　　
　　　女医「さあ、遠慮しないでいいからその箱の中にどうぞ！」









ふと見ると、寝かされてる状態のお尻の下に透明のプラスチックの箱が置かれていた。




要するにこういうことだ。




あなたのそのハゲは、便秘から来る症状の一つです。

なのでスッキリ出してしまえば、髪の毛はまた元の通りに生えてきますよ。

さあ、遠慮しないでその箱の中に全部出してごらんなさい。




ということらしい。




・・・・・・・出してごらんなさいと言われても。


看護婦さんの見ている前で、んなもん出せませんけど。
しかもこの格好で・・・しかもパンツはいたままだし・・・。
しかも、しかも便意が全く無いし。





こりゃ困った困った困ったあああーーー！！！








　　　　ガバッ！







慌てて飛び起き、目覚まし時計を見たら６時１０分。


５時に鳴ったベルを一旦止めて、２度寝した私。


完全に寝過ごしてしまった。






それにしてもなんかリアルなハゲ方だったよな…。

２度寝は眠りが浅くなってるので、夢の内容を結構細かいとこまで覚えてたりするし～。



というか『明け方に見る夢は正夢』っていうのを聞いたことがあるんですが

どうしましょ（怖）



　　　　　　　　　　　失礼しましたぁ～　　夢で良かった

通勤途中に野茂さん見たぁぁーーー！！！

らしいです。

ウチのとーちゃん（夫）が。




マイカー通勤しているとーちゃんが、毎日通る橋の上の歩道をオリックスの選手２人と共に歩いていた野茂さんらしき人物を見たとか。

多分宿舎から球場に向かっていたのだと思われます。

結構距離があるのにすごいな～（感心）


以下　私と夫の携帯でのやり取り。





　　夫「今、野茂って高知に来ちゅうが？」

　　私「来ちゅうと思うでえ。今日から３日間オリックスの臨時コーチやるって
　　　　なんかに書いちゅうがー見たき」

　　夫「ほいたら今朝会うた人、やっぱり野茂やったがや」

　　私「えっ～！？　野茂見たが？？　どこで？？？」

　　夫「会社に行きゆう途中に○○橋の上で、オリックスの選手らあと
　　　　歩きよった」

　　私「うそ～～！　私も見たかったぁ～！　で、写真撮った？」

　　夫「写真らあ撮れるか、運転中やに。アホ！」




私も生野茂さん見てみたいっス。

カッパ

年がら年中あんなことや、こんなことでストレス溜めまくっている、とららでございます。
とは言っても野球シーズン中は、大声出して一喜一憂してる分、多少…いやかなり解消されてるのかもしれませんが
オフはつらいです。
何か野球観戦以外にもストレス解消方を見出さないと…。


そういえば最近、頭皮チェックしてないんだけど、ひょっとしてまたどこかにハゲ（円形脱毛症）が出没してやしまいか？？
私の場合ストレス→ハゲとなって表れるからなぁ～。と、思っていたらば！！







昨日職場のトイレでふと鏡を見た。
すると！！！


・・・・・・・・・・・・・・・・



なんと頭の頭頂部…いや、頭頂部と言うより“ぐるり上半分”と言った方が正しいかも。

昔のサッカー選手アルシンド（古くてゴメン）より、はるかに酷い（どんだけ～）
そのハゲ具合は、まさにカッパのソレ以上だった



いっ、いつの間に…。

ってか、どうして誰も教えてくれなかったの？？あまりのことに誰も言えなかったのか？？？

それにしてもこりゃ酷すぎる。

いくら事務職だからってこの頭でこれ以上仕事なんて出来ない！




　「…あの、すみませんが頭がこのようにハゲてしまったんで、今日はこれで帰らせていただきます（ぼそっ）」



と、上司に早退の許可を得、スタコラサッサと職場を後にしたのであった。

あぁ…普段ならなんてこと無い駐車場が今日はやけに遠くに感じるワ～。
タオルでも被ってくりゃよかった。
どうか車に乗るまで誰にも合いませんように


しかし…こんな時に限って昼間はめったに人の姿が見えない会社の駐車場から同僚の男性社員がこっちに向かって来た(T_T)

　　　

　　　　　　　　ピーーンチ！！！　最大のピーーーーーンチ！！！





普段の十分の一ほどの浅い角度で会釈。

と同時に同僚の視線を素早くチェック。



視線のその先は・・・・・・・・・・・・・・やっぱり私の頭頂部。




　　　　私「見たわねぇ～」

　　　　
　　　　同「なっ、なにを？」

　　　　
　　　　私「とぼけてもムダよ！　さっき私の頭頂部をちらっと見たでしょ！！」←（すごい八つ当たり）




結局「見た」「見てない」のやりとりは１０回以上続いたか？疲れた私はもうどーでもよくなり車に乗り込んだ。
こんな私とすれ違ったばかりに、酷いいいがかりをつけられ、私以上に疲れたであろう同僚は建物（会社）の中に消えていった。



そして私はというと…。



こりゃやっぱり病院に行くべきよね？やっぱ皮膚科？？
でもほんの数時間でこれだけ見事にハゲるって、もしかして何か別の病気かも。

まあ、とりあえず今日のとこは皮膚科に行っとこ。




　長くなりそうなので「カッパその後」に続く。