良い人かも～

昨日、なんやかんやあって、家に帰ってホッとしたのも束の間。


保険屋のおばちゃんが家にやって来た。



　　　

　　保「今日の野球おもしろかったねえ」


　　と「野球？・・・・・・ああ、大リーグ？」


　　保「そうよ～！松坂、最初のうちはよかったけんど途中から

　　　　いかんなったねえ」


　　と「そうやねえ…。あれっ、野球好きなが？」


　　保「うん。野球大好き！」


　　と「ほんと！？私も大っ好きで～！どっか好きなチームとかあるが？」


　　保「・・・・・あるけんど、弱いき、言うの恥ずかしい…」


　　と「え～、どこどこ？？教えてや～」


　　保「・・・・・阪神（ぼそっ）」


　　と「え～～ほんと！？私も阪神ファンで～！！！もう、かれこれ３０年ぐらい応援しゆう」







『巨人』と返事が返ってくるかと予想していたが、なんと『阪神ファン』だったとは…。

ちなみに息子さんは『巨人ファン』だとか。



声がやたら太っくて、かなりずーずーしくて（保険屋はみんなそうだが）あんまり好きじゃなかったけど、ほんのちょっとだけ“いい人”に見えた昨晩だった。

　　　　しかし…１キロ先まで聞こえそうなその声なんとかして～。




　　　

何事もなく一日が無事に…

特別、良い事なんて無くてもいい。


ただ今日という日が何事もなく無事に過ぎてくれれば…それでいい。



と最近思うようになってきた。




実家から電話がかかってくるたびにドキドキする。




昨日の夕方ばーちゃんから電話があって、父が地区の運動会の帰りに自転車からこけて怪我をしたので病院に連れて行ってほしいとのことだった。

父は１人で行けるから大丈夫だといつものごとく言い張っていたが、今回はそういうわけにはいかない。

夕方車を走らせて実家に向かった。




幸い大したケガではなかったが一応連絡してあった病院に行ってレントゲンを撮ってもらった。骨には異常が無かった。



自転車ごと田んぼに転落したとのことだったが、その淵には溝もあるのでもし頭でも打っていたら…と思うとぞっとした。



病院からの帰り車中で父がつぶやいた。


やっかいな病気にかかってしまったな…と。





そんなことないよ…欝は治らない病気じゃないから大丈夫よ。

とお決まりのいつもと同じセリフの私。


下手に励ましすぎるのはよくない。

『頑張って』の言葉は禁句。




温かく思いやりをもって…だけど腫れ物に触るような接し方はダメ。
いつもと変わりなく…あくまでもさりげない優しさで。





こんなにも医学が進歩しているというのに…。


神様…この病気で苦しんでいるすべての人のためにも、どうか一日でも早く良い治療法が見つかりますように。