倒れるときは、自分ひとりで

ほとんどの方はわたし個人のプライベートなど興味が無いと思いますが、ブログなのでまぁ何書いてもいいかと思って書かせていただきますが。

ただいま、足をケガして、外出することができなくなり、大変不自由をしています。

いや、そもそもは5日ほど前、バイクのエンジン入れに失敗して転んだのが発端なんですけど、その時はどうってことないだろうとたかをくくっていたんです。多少痛かったですけど、それだけで後は何もなかったですし。
それが昨日のこと。行った場所が二階だったんですが、そこは二階から一階へ降りるのに、エスカレーターを利用するしかない場所だったのです。エレベーターどころか、階段すらありません。おそらく従業員用の階段はあるのでしょうけど、わたしらお客にはエスカレーターしか開放していない場所だったのです。
そのエスカレーターで、わたしの二人前の年配の女の人が、足元不安定な様子だったのに、無謀にも動くエスカレーターを歩いて降りだしたのです。「あちゃ～、ケガするなよ」と見ていたら、床との境を踏み損ねて案の定、転びました。わたしに言わせれば自業自得です。細心の注意を払わなかったのですから。
問題はその後の、その転んだ人の非常識な行動です。なんと、そのままエスカレーターと床の境にしゃがみこんだまま、散らばった自分の荷物やエスカレーターに巻き込まれた布状のものを、拾い始めたのです。そのエスカレーターは一人分の幅しかないタイプで、横にそれることはできません。当然、わたしら後ろの人間はエスカレーターの動くまま、その人に突っ込んでいくことになってしまいます。後ろにも人がいるので、戻ることもできません。「どいてください！」とわたしおよびその前の人が叫びましたが、転んだ人は「挟まっているのだから(しょうがないじゃない)」と、意に介さず、こっちを向こうとすらしません。あわてて前の人は、まだ避けやすい隙間を狙って飛び、難を逃れました。ですが、その真後ろのわたしの降りるスペースは残っていません。突っ込んで蹴飛ばすか、わたしもその人にひっかかって一緒に転ぶか・・・。どちらも選べません。無理やりにでも避けるためにはまたぐように飛び越えるしかありませんでした、不安定なエスカレーターの上で。着地の瞬間、先日バイクで転んだ時に打った、左足の外側部分がしびれ、着地の衝撃を吸収することができなくなってしまい、わたしも結局そのまま倒れてしまいました。直後のことは分からないのですが、どうやらわたしより先に下りた人が、無理やり転んだ人を退けさせたようです。
一方、わたしの方ですが、それから足の痛みが引かず、引きずりながら帰宅の徒についたのですが、歩けば歩くほど痛みは大きくなっていきます。普段なら5分も歩けば家に帰れる距離を、休み休み、10分以上かけてやっと帰ることができました。
そして今日。一日たってもう痛みもなく、さすがにもう大丈夫だろうと外出したら、5分もしないうちに再び同じ箇所が痛み出し、10分で足を引きずるしかなくなり、20分で何か危険領域に入ったように痛みが一段増し、30分でもう笑うしかないくらい痛みと力の入らなさでひざがガクガクしだします。逆に40分歩いたら何か別の域に達したように痛みがなくなり、「おお、治った治った」と喜んでいたらまた5分したら痛みが始まり・・・以下繰り返し。普段なら往復45分の道のりをたっぷり2時間かけて、やっと帰ることができました。
外傷はないですし、触ってもなんでもないので素人目にはどんなケガなのかさっぱり分からないのですが、痛みの起こらない連続歩行は5分が限度、という事実上外出できない状態になってしまいました。家の中だけなら、ちゃんと痛みが取れるまで休んでからなら5分連続で歩くことなどないので、階段も登れますし重い荷物ももてます。ですが、一歩外へ出ると往復5分で済む範囲の用事などないので、外出できません。このまま痛みが引かないようなら医者に見てもらうしかないのですが。

このように、転ぶだけなら誰でもあります。が、その際に周りを見ずに、自分のことだけ考えて転んでしまうと、本人知らないうちに二次災害を引き起こしてしまうことがあるのです。転ぶときは、必ず人を巻き込まないようにしたいものです、どんな分野でも。