またしても8インチタブの話。個人的にも世間的にも第二次の旬が来てる気がしますので。なにせ中華の高級タブメーカー、REDMAGICが次の新製品を「小型」を示唆するようなシルエットを出した時、あちらの業界全体で「REDMAGICが8インチのゲームタブを出すらしい」と騒然となったわけです・・・。が、蓋を開けてみればあくまでREDMAGICとしては小型の方というだけの10インチタブでみんながっかり・・・となったみたいなんですね。やっぱメーカーが出したがらない売りたがらないだけで、決して8インチ級は「ごく一部だけのニッチ需要」なんてことは全くないんだな、ということを改めて認識しております。わたしは決してマイナー趣味なだけじゃないだ!!
とは言え一番最初にどうにかしたくなるのはiPLAY50miniPROでタップ操作が効かなくなる「貼りつき」問題の方。どうしたもんかと四苦八苦。前回は「着信音をOFFにすれば減る」みたいなことを書きまして。まぁ減るのは間違いないと思いますが、やっぱり「貼りつき」するときはどうしても出てしまいます。
「貼りつき」の原因は、あくまで体感上から見たわたし個人の感想でしかありませんが、メモリ周りの問題だと思ってます。メモリを解放するためのソフト的処理がヘタなのか、それともDRAMやその足回りの性能がイマイチなのか、メモリが詰まってタップ処理が出来なくなってしまうのが原因に見えて仕方ありません。そこで着信音OFFに次ぐ対策第二弾として
・待機中は常時サイレントモードON
・小まめにメモリ解放
の二点を心がけております。普通サイレントモードは利用中にメッセージが入ることで作業の邪魔になることを防ぐために利用しますが、iPLAY50miniPROの場合、メッセージの受信の際、特に待機中の受信の際に異様にメモリを喰うように見えるのです。なので待機中はサイレントモードでメッセージ受信を避ければのちの作業の安定性があがりそう。待機中通信機能カットもアリですが、その場合後で一斉にメッセージがなだれ込むことになるのでこれはこれでメモリの負担が大きそうなのでパス。
起動したあとはいきなりソフトを使うのではなく、まずはホーム画面でタップの状態を確かめた後、長押しして左右にブレさせる程度の動作をさせて準備運動。そのあとメモリ解放ソフトで待機中のメモリを解放。これはなんでもいいですが、わたしは昔から使っているGame Boost Masterというのを使ってます。文字通り本来はゲーム向けにメモりを解放するソフトではありますが、ゲーム以外も登録してショートカットのフォルダのように使うこともできますし、設定を変えればGame Boost Masterを起動させるかフォーカスを充てるたびにメモリを解放してくれるので手間が省けるので楽という理由で愛用してます。
ただ「貼りつき」が100%防げているかというそうでもなく、サイレントモードにしておいてもメモリ解放を忘れたのが原因か起動直後は「貼りつき」する、ということがたまにあります。iPLAY50miniPROはメモリ8GBの大容量機種と思わず、4GBどころか3GBくらいしかなくてメモリ管理に注意が必要な機種、くらいに思って使ったほうが良さそうです。とりあえずメモリ解放忘れ起動直後以外はなんとか安定してます。
と、延々書いてはいますが、あくまで「貼りつき」の原因がメモリであることが絶対条件ですけどね。ひょっとしたら全く別のことが原因であって、わたしのやってることはただの空回り、安定したようにみえるのはただの偶然かも知れません。もしダメならまたいろいろ試したいと思います。
もっともメインのAndroid利用環境をこっちに移せばその心配をする必要もないのかも知れません。まだ買って間もない機種ではありますがALPHAWOLF(HEADWOLF)のAPad1、こいつは今のところ「貼りつき」のような不具合は全く起こっていません。それが当然ですしiPLAY50miniPROだってかってから一年ほどは起こらなかったんで、買った直後と比べるのは酷かも知れませんが、それが快適に感じるのだから仕方ありません。iPLAY50miniPROと比べて優れているのはまず
1.スピーカーが二つ付いていること
ただ、縦持ち時の下部にしかついていないのでステレオ音を出すときは動画視聴で横持ち、という需要だとイマイチですね。
2.各種センサー装備
個人的にはあまり使わないんですが、必須のソフトを使う人には有効でしょう
3.顔認証付き
楽! と言いたいところですが、今のところ3回に1回くらい失敗します。スマートフォンと比べるとうまくいきません。これはわたしの顔のせいもあるでしょうが、タブレットだと画面が大きいので自分としては正面を向いたつもりでも端末から見ればズレ過ぎて話にならない位置にしか顔がないからなんでしょう。
4.4GのSIMの対応性が高い
当たり前ですが4GのSIMに対応してます。SIMトレイは一番ありがちなnanoSIM2枚もしくはnanoSIM+MicroSDカード。まぁタブレットでデュアルSIMって使わないですけどね。金属板で仕切らない一番ありがちな空白トレイですが、周りに金属が貼って合って少し剛性を高めてあるのは気が利いていいです。試しにpovo2.0のSIMを挿してみましたら、APNの入力の必要もなく通信出来ました。au系が動くのなら他はもう調べる必要すらないでしょう。700/800MHz帯も日本仕様で完備のため、まず不便に思うことはないはずです。
5.新しい端末である
シャオミのようなメーカーならともかく、中堅以下のメーカーだとOSやシステムといったソフトウェアのアップデートはほぼ期待できません。せいぜい初期のバグの修正くらいです(すでに1回来てます)。なので少しでも新しい機種がいいのです。
これらは4G対応を除けばiPLAY50miniPROはともかく後継のiPLAY60miniPROならクリアしている問題ではあります。APad1がそれより優れている点として3.5mmのイヤホンジャックが搭載できます。iPLAYの場合50はイヤホンジャックがありますが60にはありません。あまり搭載位置がいいとは言えませんが、ないよりあったほうが便利だと思ってます。
じゃぁAPad1が完全無欠かと言えばそうでもありません。ただ、これらわたしが欠点と思うのは機能的に悪いという意味ではなく、あくまで個人的にそう思うだけで、人によってはむしろ良い点と思うかも知れません。
1.色が青みが掛かってる
特にiPLAY50miniPROと比べた場合の話ですが、映像が青っぽく見えるんです。なんか好きじゃないのでスクリーンフィルタというソフトをぶち込んで赤に寄せてます。それでも鮮やかさが物足りないと思うのです。モノクロ主体の電子書籍読んだり動画みたりするにはともかく写真や静止画には向かない機種かと思います。購入を検討している人はできれば実機を見て確認していただきたいくらい趣味が分かれる色味なのですが、難しいかなぁ。
2.USB TYPE-Cが下にある
これも私見なんですが、USBって上にある方が使いやすくないですか? そりゃ見た目は良くないですが、使い勝手なら上だと思ってます。
3.バッテリー容量がiPLAY60miniPROに負ける
これは60が優れている点なので仕方ないかな。50には勝ってます。
4.OSが素
素なのは操作性の面から評価する分には悪くないんです。50も素ですし、むしろ移行しやすいので。ただ、素だとソフトウェア面にはお金を掛けない、サポートも最低限しかしないの意志表示にも見えるんですね。一方60はカスタマイズOSが使われています。ひょっとしたら今後のALLDOCUBEはソフトウェア面のサポートが強化されるかも知れない、その分長く使えるという期待が持てます。実際カスタムOSを使用しているiPLAY60miniPROは不具合解消をうたったアップデートが行われていますが素OSのiPLAY50miniPROはほったらかしですからね。HEADWOLF系はその点でまだ50相当でしかないのでやや不安です。
5.やっぱりメモリ管理が甘め
使っていていきなり遅くなることがありました。それこそ10年前の端末かと思うほどズッシリと。しかも電源ボタンを押して一度スタンバイに戻してから復帰させても回復しません。ただ、これは明らかにメモリが詰まった動作だったのでメモリ解放ソフトを使用することで動作は元に戻りました。OSが素なせいかチューニングが甘いのか、メモリに関してはユーザーが気を配らないといけない端末なようです。もっとも常駐型のメモリ解放ソフトを入れておけばだいぶ改善しますので気を付ければいいだけですし、何より「貼りつき」よりははるかにマシです。
残念なお知らせ。Amazonで、購入するときに使えるクーポンが10000円から9000円に落ちています。つまりこの数日で実質1000円の値上げが行われました。まぁ10000円てのは最初期に飛びつく人へとサービスなんだろうなぁ。それでもiPLAY60miniPROより安いので今8インチタブを買うのなら一番おすすめできますが、iPLAY60miniTURBOがいつか必ず来る、ということは検討するときの材料とすべきでしょう。もちろん「貼りつき」が起こるかどうかはまだ誰にも分かりません。
追記:
APad1のAmazonのレビューで「コンパスを入れると方向が逆になる」というものがあったので試してみました。これは半分正解。Playストアで「コンパス」で検索すると一番上に出てくる「デジタルコンパス」、これを入れると確かに手持ちのV30T(タフネススマホ。アウトドア用でもあるのでこれで方向が正しくないと話にならない)で示した方向と逆になります。が、別の「コンパス」では、ちゃんと正しい方向を示してくれました。なお、「デジタルコンパス」をV30Tに入れると正しい方向を示してくれますので、なにかしら相性が悪いのだと思います。それとGoogleマップでも逆でしたが、Googleマップで方向がおかしくなるのは割とよくある話だからなぁ。同じ性能のソフトなら複数入れて正確そうなものを選んで利用しましょう。
mipad4がバイブなく重たいですけど名機です。
50miniはSOC違うのでPROのようなメモリ型ではなく振動に弱いタイプかも知れないので、いろいろ試してみてください。
シャオミの8.7SE、MiPad4の後継型を期待していたんですけどねぇ。