goo blog サービス終了のお知らせ 

録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

GV-MVP/GXWの悲劇(?)

2006-04-17 01:16:46 | GV-MVP/GXW
先日、「エンタメ@BlogRanking」なる、まぁブログリンク集系のサイトから、未承諾広告
のメールが来た。ようするに、登録しませんか、と言うことなので、ちょっと覗きに
行ってみる(なぜかサーバーが動いていないことが多い。新興だからかな?)。が、
登録されているブログはゲームやテレビ番組、芸能人のファン系など、タイトルに
違わぬエンターテイメント系ブログばかりで、当ブログのような「趣味系」は見当た
らない。じゃぁ、なにを見て? と思ってよく考えたら、前回のブログのタイトル
に"NINTENDO DS Lite"の文字を使ったので、ゲーム系ブログ扱いでメールが送信さ
れてきたのだろう。まぁ、中身をよく見てくれ、とは言わないが、かたっぱしから
とはいっても相手のブログのテーマがなにかくらい確認してからメールして欲しい
よなぁ。
基本的に宣伝する気はないし、すでに分不相応なほどのアクセスを頂いているし、
趣旨は違うし、で、登録はパスすることにした。

今回のテーマは、本当はDMR-1000の書き込みディスクチェックをやるつもりだった
んだけど、なぜか焼いたDVD-Rがエラーテストできない(再生は出来る)ので、後回し
にすることにした。いろいろ書きたいこともあるんだけどね。代わりに、取り上げ
るのがGV-MVP/GXW。ご存知アイオーデータのキャプチャーボードである。
こいつはデジタル放送特有の、自由な録画を阻害する信号(しつこい表現だが、
わたしたちが楽しみとしている「ダビング編集」を「不正コピー」としか呼ばせなく
なった連中の作ったカタカナ表現なんぞ使ってやる義理はない。それに対抗する
意味で作った表現だが、カタカナ表現なんぞよりずっと真実を語っていると思う)
を無視する性質があり、かつシングルタイプのGV-MVP/GXよりも画質補正回路が
優れていたため、キープしておいたものだ。ただ、わたしが好んで使っている
AviUtlでインターレースの変な残像が出る傾向があったり、音がズレやすいなど
結構不具合があり、一時は2軍扱いだったが最近克服。実力を引き出せるようになっ
た。その件の詳細は後ほど。で、主にデジタル放送のSD映像やアナログ放送の保存
用ファイル作成用として利用していた。そこに、先日ついに買えたNINTENDO DS
Lite。こいつの動画画質は明るくて見やすく、しかもH.264でなければPSP用動画
ファイルも使えることが分かったので、つい
「GV-MVP/GX2を使えば、動画ファイルをハードウェアエンコード出来て速くて有利
だよね。デジタル放送はGV-MVP/GXWの方を使えばいいし、外部入力もうひとつ
欲しいし、2つの外部入力を1つのコントロールソフトで録画すれば便利だし」
などと思ってしまったのだ。ちょうど、GXWと一緒にさしていたMONSTER-TV/PH-GTR
の調子が悪くなり、しかもチューナー画質が気に入らなかったこともあり、
某大型電気量販店のポイントでGX2を買ってきてしまったのだ。

そして、差す。ドライバは念のため、GX2用を使わず、GXW用を使う。GXWドライバ
でもGX2を認識させることが出来た。だが、GXW用magic.tvではGX2を認識させること
が出来なかったので、上書きでGX2用を入れる。そして、再起動し、GX2、GX2Wの
両方が認識されていることを確認・・・。

GX2W?

そう、ドライバレベルではしっかりGXWとなっているのに、magic.tvではきっち
りGX2Wとなってしまっていたのだ! デジタル放送を録画させると・・・ひぇ~、
案の定、暗号化されてしまう~。どないしましょ。
コントロールパネルを見ても、確かにGXWのままだ。ためしに、GX2を無理やりGXに
してみたりするが、やっぱり変わらない。"プログラムの削除"のところに
「GV-MVP/GX・GXW」と「GV-MVP/GX2・GX2W」という2つの項目がインストールされてい
る。アンインストールしてもシステムからデバイスとしては削除されないので、
ドライバではなく、コントロールソフトらしい。試しにGX2/GX2Wだけを削除して
みると、GX2はmagic.tvから消え、GX2WはGXWになり、デジタル放送が普通に録画
出来るようになる。どうやらこのコントロールソフトがGXWをGX2Wに変えてしまって
いるらしい。このプログラムをいじることが出来ればGX2WをGXWに戻すことが出来る
かも、知れない。が、データがどこにあるのかさっぱり分からない。

もはやこのままGX2Wとして使い続けるしかないのか(涙)と枕をぬらす日々を送り、
今日ふとProgram Filesフォルダー>I-O DATA->MAGICTVを開いていくと、
Gvmvpgx2w.dllとgvmvpgxw.dllというファイルを発見。多分、これがGXWとGX2Wを
コントロールしている重要なファイルなんだろうなぁ。いじれないかなぁと
バイナリィエディタで開くもさっぱり分からず。いっそGX2Wを司っていると
推測されるGvmvpgx2w.dllを別のフォルダに移動させ、OSを再起動。


・・・あ、GXWに戻ってる・・・。

あまりにあっけなかったので、一瞬時が止まりましたわ。もちろん、GX2も認識
されている。ただ、今まではGX2がデバイスとしては若い番号で表示されていたのに
対し、今度はGXWが若い番号になっている。だが、そんなのは些細なこと。もちろん
GXWではキッチリとデジタル放送が暗号化無しで録画することが出来たし、GX2は
MPEG4ファイルをハードウェアエンコーダで作成することが出来る。これぞ理想
通り!

ああ、良かった。いっそGX2を売り飛ばして中古でGXを買おうかと思ったほどだった
が、早まらなくてよかった。もちろん、GX2の画質には満足している。
GX2WとGXWのmagicTVでの認識をまとめると、以下の通りになる。

・ドライバでは全く同じ
・GX/GXW用magicTVをインストールするとgvmvpgxw.dllが、GX2/GX2W版をインスト
 ールするとGvmvpgx2w.dllがインストールされる。この2つのファイルがGXWと
 GX2Wを分けている。
・両方インストールされている場合、Gvmvpgx2w.dllが優先される。
・GXWとGX2Wの違いはこの添付ファイルだけ。よって、GX2/GX2W版magicTVをイン
 ストールした後、Gvmvpgx2w.dllを削除して別にとっておいたgvmvpgxw.dllを
 コピーすればGX2WもGXWになる。逆もまた真。
・両方所有している場合、MPEG4に魅力を感じるのならばGvmvpgx2w.dllを使い、
 デジタル放送を自由な形式で録画することを優先するのならばgvmvpgxw.dll
 をそれぞれ使えばよい。

なお、先に書いたGX系動画がAviUtlと相性が悪く、再圧縮の際音ズレがしやすい
件の対策だが、

・AviUtlにDirectShowフィルタが入っていたら、削除する。
・IFrameより、15Mbps+VBRにし、音声はLPCMよりもMPAにする。

方がいいようだ。珍しくも今回、やったことが全部うまくいった。今後もこれが
続けば万々歳なんだが。

コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« NINTENDO DS Liteを動画プレ... | トップ | デジタル放送始まる(画角編) »

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (so.)
2007-03-23 02:54:11
GXとGX2をどのような設定で使えばいいのかわからなかったので、とてもためになりました!
返信する
Unknown (krmmk3)
2007-03-23 20:34:46
so.さん、コメントありがとうございます。
GXとGX2をお持ちなんですね。そっちの方が王道ですね。この記事はGXWの情報なんでそれ以外の方にはあまり有益ではない、と思っていたのですが、役に立ちましたら幸いです。
返信する
GX2をGXで (kenken)
2008-02-11 21:21:00
 貴重な情報ありがとうございます。質問ですが、GX2(Wなし)をGXとして認識、利用することは可能でしょうか。ご存じでしたら教えてください。
返信する
Unknown (krmmk3)
2008-02-11 23:31:30
時々この質問、いただくのですけど、結論から言えば無理です。
この記事にもありますけど、GX2/GX2Wのコントロールソフトを消したら、GX2が認識されなくなった、とありますね。つまり、GX/GXWのコントロールソフト・ファイルでGX2は動かせないんです。GXWとGX2Wは基本的に全く同じハードなので、どちらののコントロールソフトを使うことができますが、GXとGX2はそもそもチューナーも別物ですし、エンコードチップも異なるものです。そのため、動きません。
返信する
ありがとうございました (kenken)
2008-02-12 23:39:24
 どうもありがとうございました。了解です。当方GXWは既に所有しているので、GX2Wを購入する方向で考えてみます。
返信する

コメントを投稿

GV-MVP/GXW」カテゴリの最新記事