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新Ryzen3で位置づけの悪くなったAPU

2020-05-24 23:12:13 | AMDブログ
わたしはIntel系CPUをここ最近は一世代置きに買っています。2代目3代目4代目のCoreは連続かつ複数買ったのですが、そのあとは第6世代(6700)→第8世代(8700)と一台ずつ買っています。その流れからすると此度のCorei 10000番台の第10世代は"買い"なはずですが、今回の世代は6000番台から始まるCPUアーキテクチャの最終世代という噂なので、結局違いは対応チップセットとクロックとコア数だけなのかなぁと思うと、もう一つ物欲がわきません。モバイル用第10世代のようにCPUと内蔵GPUが新アーキならいじってみたいのですが。せめて同じマザーが使えればなぁ、新LGAでマザーごと買い替えないと使えないのは同じアーキのCPUではマイナス用途ではないでしょうか。今回はパスして次世代に期待。

それにぶつけるようにAMDを新Ryzenを発売してきました。とはいえ、新アーキテクチャではなくすでに定評のあるZen2の下位モデルではありますが。

第3世代Ryzenの低価格モデル「Ryzen 3 3100」「Ryzen 3 3300X」が発売

過去のZenおよびZen+世代のRyzenではRyzen3は4コア4スレッドの型番とされ、4コア8スレッドはRyzen5という扱いでした。ただ、Ryzen5には当然6コア/12スレッドも混在していたため紛らわしいゾーンになっていたのですが、今回の発売で4コアは3、6コアは5、8コアは7、それ以上は9と分かりやすくなりました。4コア8スレッドに3100の型番を充てた点からみて、おそらく4コア4スレッドのCPUは登場しないでしょう。その分は例の約一万円で6コア12スレッドのRyzen5 1600AFが埋めるのかと。
これによってAPUが非常に中途半端な位置づけになってしまいました。Zen+コアということもあってRyzen5 3400Gが4コア8スレッド、Ryzen3 3200Gが4コア4スレッドといろいろ見劣りする上に旧世代の紛らわしさを残す中身になってしまいました。まぁ3200GはGPU内蔵で12000円強と十分安いのでまだ存在価値がありますが、3400Gは2万円以上するのでRyzenで一番コスパの悪いモデルという扱いになってしまっています。
AMDがAPUの扱いが悪くなっているのはドライバの不備などから見ても薄々感づいていました。個人的には今回のRyzen3のようなCPUはGPUを内蔵したAPUも用意してほしい、と思ったのですが、やはり少しでも安くするための措置でしょうか。
APUは単体CPUとの差別化のため、今後はAthlon型番の低消費電力下位モデルやモバイル向けだけに用意されるようになってしまうのでしょうか。ある程度のパフォーマンスモデルに採用されなくなると、APUという呼び方(アクセラレーテッドプロセッスユニット)さえしなくなるかも知れません。ただ、それでもわたしはまだZen2で8コアなAPUの登場を期待しています、差別化のためSMT無効でもいいですから。
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