えー、今年に入ってからタフネススマホだの8インチタブレットだのAndroid端末を買いまくる時期があったので、「今年はもうよほどのことがない限りAndroid端末は買わない」と決意した・・・はずだったのですが、持ちませんでした(笑)。だってAmazonプライムデーの対象にAlldocubeの8インチ系が入ってるんで。
わたしは現在AlphaWolfのAPad1とHeadWolfのFPad7の2台の8.4インチタブレットを愛用しており、特にFpad7はとても快適に使えています。一方APad1は、まぁ大半は問題ないんですが、やはり時折どうしても起こる「貼りつき」が快適さを若干邪魔することがありまして。それに8インチタブ愛好家としては、Alldocubeの方も一台持っておきたいと思いまして。
で、つい手を出したのが8.4インチの iPlay 70 mini Pro。今のうちなら諸々クーポン有効にするとほぼ2万円で買えたんです。ほぼ売り出し開始時と同じくらいなので、これなら買ってもいいかな? と思ってしまいまして。やはり物欲には勝てませんでした。
SOCにMT8791を採用。これはFPad7のDimensity 7050に相当するものと思われ、さらにディスプレイに1920x1080の90Hzタイプを採用し、快適な操作が期待できます。さて、届いたので早速試してみましょう・・・。
え? 本当にiPlay 70 mini Proで間違いないよね? と何度が確認してしまいました。なぜなら・・・。ディスプレイが90Hzではなく60Hzじゃない? と思うほど期待したような滑らかな動きができないのです。リフレッシュレートを表示させると、ちゃんと90と出るんですが。しかも動きがなんかモッサリしており、FPad7と同程度の性能には思えません。何かアップグレードが足りないのか・・・と試してみました。「システム設定」の「システムアップデート」には成功(異様に時間かかりましたが)したのですが、「セキュリティとプライバシー」からの「システムとアップデート」には何度やっても失敗するのです。これはひょっとしたらカスタムOSだからかも知れませんが、最悪外れ個体を引いたのかも・・・。ただ、思ったよりモッサリしてしか動いてくれないことと、「システムとアップデート」には失敗すること、あとで発見したのですが電源スケジュールの時間設定が全然変更できないこと
追記:これまたあとで気が付いたのですが、電源スケジュールの横に独立していない文字列のように見える「キャンセル」をタップすればキャンセル、「完了」部分をタプすればスケジュール設定ができることがわかりました。非常に分かりにくいですが、利用はできます。
使っていて問題なのはその二点だけであとは動きますので、これをもって不良品とは言い難いのですが、ネット上には「十分快適だ」という評価しかないからどうにもこうにも。一応拡張メモリが足を引っ張っている可能性を考慮して無効化してみましたが、あまり変わらず。
画面はFPad7に比べると色味もハッキリ強め。FPad7と同じ映像を出力してい見えなかったものが見えた、と驚いたくらいです。ただ、FPad7の方がナチュラルよりなので、どちらがいいかは好みと言ったところ。
OSはAndroid15をベースにしたカスタム版ALLDOCUBE OS 4.0。個人的にはもう素のAndroidに慣れてしまっているのでカスタムしなくてもいいかなぁと思っているのですが。あと、おそらくAndroid15特有の現象だろうなぁと思われる変な現象が一つ。ソシャゲ「モンスターストライク」で、画面の上下がステータスバーとナビゲーションバーに隠れて若干切れてしまっています。これはAndroid15がバーの部分を非表示領域とせずに強制的にフル画面表示にしてしまう仕様のためだと思われます。そのため、少しプレイしにくくなってます。今のところはソフトウェア開発元が15の仕様を考慮してアップデートしてくれないとどうしようもないでしょうね。もちろん上下バーの上に出力する仕様のソフトなら全く問題なく使えますが。
試しにベンチマークを実行。この業界標準のAntutuはストアから落とせないのでGeekbench 6を実行
CPU
iPLAY70miniPRO Single890 Multi2346
FPad7 Single945 Multi2408
GPU(OpenCL)
iPLAY70miniPRO 2517
FPad7 2317
CPUちょっと負けてるけど大差なし。GPUは若干勝ってる。これであのFPad7と比べて感じるモッサリ感はどこかおかしい。
そういうわけで、現状はiPLAY70miniPROはもう一つお勧めできない、としか言えないタブレットです。もちろん外れ個体が来た可能性は否定できませんし、Android15のせいという可能性もなくもないです。わたしのFPad7はAndroid14のままなんです。15にすることも可能なはずですが、PC経由でファームウェアをアップグレードしなければならず、万が一の失敗が怖いので14のままにしてあります。このおかげでFPad7が対照的にサクサク動いているのかも知れません。現在発売されているFPad7はAndroid15にアップグレード済。比べてみたいとちょっとだけ思いますが、もちろんもう一台買う気はありません。
追記:試しにリセットオプションをしてやり直すも挙動全く変わらず。やはり外れを引いたのかな?
追記:Device infoというソフトのダッシュボード項目ではなぜか画面表示45Hzという絶望的な数字が・・・。45Hzならカクついてモッサリもわかるんですが、なんで90Hz出力してないの?ウチだけ?
まぁそれでもAlldocubeは「貼りつき」対策はしてあるでしょうから、そういう意味ではiPLAY70miniPROは少なくともAPad1より安心して使えます。そういえば旧型とはいえまだ十分使えそうなiPLAY60miniPROも安く売ってますが、これもAndroid15になってるんですよねぇ。なので世間にあふれているiPLAY60miniPROのレビューとは現在は挙動が異なる可能性も考えて購入を検討しましょう。
個人的に今回のプレイムデーでお買い得と思ったのが
Anker Nano II 65Wという充電器。今年の初めにも安かったので買ったんだけど、今回はそれよりも少しだけ安いので二個目を買ってしまいました。大容量のスマホやタブレットを安心して充電するのにおすすめ。
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