西正が一番わかっていないこと。誰が規制で困るのか

西正という人物がいる・・・らしい。はっきり言うが、わたしはこんな人間にまったく
興味が無い。西正がkrmmk3というHNでブログを書いている人間に興味が無いどころか
存在も知らないだろうくらいに興味が無い。だから、この人物がブログを書いている
ことも知らなかった。２ちゃんねるのスレで貼られたURLがなかったら、おそらく彼
のブログを読むことは永遠になかったはずである。何かの拍子で偶然アクセスする
ことはあるかも知れないが、誰が書いているか、などに関心がいくことはなかった
だろう。だが、さすがにこの記事だけは見てしまった以上、無視することはわたしの
主義に反する。例えわたしが興味が無くても、西正という人物がそこそこ名の知れた
人間であるがゆえに。

西正という人物は、ちょっと検索したら、バリバリの録画規制賛成派であるようだ。
「DVDを買ってきた方が合目的的である」というヘンな日本語で業界よりのみの発言が
平気で行える人間であるのは間違いない。まぁわたしも人のことは言えない日本語
表現をよく使うんだが。そういやこんな文章どこかで読んだことがあるなぁ程度には
思い出した。
こういう人間だから、ある意味この手の発言をしても不思議ではないのかも知れな
い。


西正が贈るメディア情報
ダビング10の凍結が不可避になり 　←現在一般公開を停止したようです。逃げたな。

あまりに突っ込みどころ満載なので、ひょっとしたらまともに相手する方がバカかも
知れないが、あえて突っ込んでおく。

>>そもそも道行く人に「コピーワンスとダビング10って知っていますか？」と聞いた
>>ら、大半の人がNOであろう。
(中略)
>>(ダビ10施行予定日の)6月2日は延期になろうと、それが陽の目を見るのがいつのこ
>>とになろうと、一般人は誰も困らない。

おっしゃる通りである。確かに一般人は誰も困らない。だが、それは逆も言える。
移動壱制限(こぴぃわんすのこと)にしてもダビ10も一般人は確かに誰も困らない。
そう、「あっても無くても全く困らない」のだ。こんな規制など無くても一般人は誰も
困らない。こう書くとすぐ「不正コピーされると芸能人がテレビに出なくなって番組
の質が落ちたり、いい映画をやらなくなる・・・」というお決まりの反論が返ってくる
が、テレビから現在は有名な芸能人が出なくなっても、一般人は大して困らない。
忘れていくだけである。せいぜい"あの人は今、特集"で「ああ、そんなやつもいた
なぁ」と苦笑いする程度だろう。出なきゃ出ないで結構、その穴を埋めるべく他の
芸能プロダクションが売り出したい別の芸能人を出してくるだけである。協力を得な
いと番組が作られない、という某大手だって、テレビに一人も出せなくなったら商売
あがったり　になるだけだ。そこまでして駄々をこねる度胸はあるまい。
映画だってそうだ。たまにテレビで大作をやると、大抵新作の宣伝を兼ねている。
放送させる方だって利があるからだしているのだ。お金をもらって宣伝してもらえる
のだから、こんないい話も無いのだ。それに一般人はやっているから視るだけであ
り、それが有名であれば視るし、知らなければ視ない。一般人は誰も困らない。
困るのは、そのせいで視聴率が取れないテレビ局や、宣伝ができない映画会社の広報
くらいだろう。

移動壱制限やダビ10がターゲットにしているのは、２ちゃんねるで一人百役分騒いで
いる人間たちである。わたしを含む彼らに自由に録画させず、できてもメディアの
寿命数年で消えてしまうようにしてしまい、市販ソフトを買わせて利益を出すのが
目的でしかない。一般人は対象外なのだ。一般人なら誰も困らないからといって、
引き合いに出すのはわざと焦点をずらそうとしているか、バカかのどちらかでしかな
い。

今の世の中は、それどころではないことが山積している。テレビ番組のコピー可能回
数どころではない。そういう現状認識もなく、規制だ回数制限だ補償金だと自分たち
が儲かる仕組みを作れれば良いと思っていた似非著作権利者や似非評論家を中心に、
精々騒いでみたらいいと思うばかりである。

似非評論家は頭が悪いくせに、ネット上の意見を烏合の衆呼ばわりして自分だけが、
賢者になったと勘違いしている様子が哀れでならない。金欠状態になったとしても、
ネットピープルはパンの一切れもくれやしないことに早く気づくべきである。こいつ
ら著作権に群がる似非権利者には何もやりたがらないことをね。