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以前少し触れたがミッキーローク主演の映画「レスラー」はかつて栄光の頂点にいたレスラーが老いとともに挫折を味わい底辺の人生を味わう物語だ。

実は主演のミッキーロークもかつては80年代大人気を博したハリウッドスターだったが、90年代から人気に陰りが見えはじめ、かつての栄光は過去のものとなりいつしか銀幕から消えていった俳優である。

80年代は「ナインハーフ」でセックスシンボルの象徴として君臨していたが、90年代突如プロボクサーへ転向し、俳優の命でもある顔にダメージを負い、活躍の場を失ってしまったのだ。

若い方はミッキーロークという俳優を知らないと思うが、それはもうカッコいい俳優さんでした。声が最高に良くボソボソしゃべる仕草がとてもセクシーなのだ。

シンシティやドミノで脇役ながらキラリと光る演技を見せて再評価を得ていたが、このたび待望の主役として抜擢されたのがこの「レスラー」。

かなりアメリカでは評価が高く、原則アカデミー賞ではグランプリと主演男優賞はダブルノミネートされないそうだが、ヴィム・ヴェンダースは映画祭の規則を曲げ、グランプリと主演男優賞の両方を贈るべきだとコメントを発表したそうな。

この映画の何処が素晴らしいのか。

正直私はまだこの映画を観ていないが、この映画の見所はただひとつ。この「レスラー」の主人公ランディはミッキーロークそのものであるということだ!

かつて栄光を味わい、今はすべてを失った男ミッキーロークと元人気プロレスラーランディが重なり合うギリギリの切ない演技が涙を誘うに違いない。映画で見せる笑顔や涙、台詞の全てが、もはや演技ではなくドキュメントなのだ。まさにこの映画はかつてのスター、ミッキーロークの知られざる空白の90年代を赤裸々にさらけ出す問題作である。

「ターミネーター4」や「トランスフォーマーリベンジ」など超大作が目白押しだが、是非ともこの大作「レスラー」をその目で確かめていただきたい。
それも必ず劇場で御覧頂きたい。間違ってもレンタルで済まそうと思ってはいけない。映画は大画面で観てこそ全てのメッセージを肌で感じ取ることが出来るからだ。

と思いきやこの「レスラー」、なんと富山県は他県で今月13日から公開されるにもかかわらず、今秋公開予定だという。

なんとも信じがたい所業である。一体映画をなんだと思っているのか(怒)。まあ良いお隣新潟県では公開されるのでETC1000円でドライブがてら観に行くとしよう。

壮絶な演技で完全復活するミッキーロークに乞うご期待!



今日のスナップオン!

新生リフトの皆さん。
毎週豪快な買いっぷりはまさに「レスラー」な人達でございます。

PS.ミッキーロークといえば、マルボロマン。

ワタクシの90年代理想のスタイルでございました!

それでは、また明日!

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