初めての谷川岳

夜来の雨に、明日の谷川岳登頂を考えると気持ちが萎える
それでなくても不安だらけの、初めての高山へのトライ
早く寝なければと思うほど、寝付けない
朝5時前には寝覚め、同室の方達が露天風呂に行くというので
共にする熊でも出て来そうな雰囲気の温泉
見上げた空は晴れわたり、幸先の良さを予感する
8時に宿を出、天神平ロープウェィ乗り場へ
10分の空中散歩の後、谷川岳の地を踏むさぁイヨイヨだ
何とか皆さんに付いて頑張れる処までと、内心思っていたが、
入山早々、足を載せる場が60～70㎝の高さがあり、小柄な私にとっては
それだけでもきついだんだん皆さんに遅れていくが
会長の励ましの言葉をたよりに頑張る
天狗の留まり場のちょっと先まで行ったが、あまりの岩場の連続、
瓦礫場、鎖場に下山のことを考え断念何処に足を載せたら
良いのか？どうやって登ったら良いのか頭の中は真っ白
私にとって山は仰ぎ見るものであって登ものではないと自覚
軽い高山病に罹った人と合流し、天狗の留まり場で小休止
好きな写真撮影が出来たことに感謝
下りの方が苦手な私合流した3人の方と早めの下山を開始
お尻から降りたり、四つん這いになったりし、倍以上の時間をかけ
天神平ロープゥェーまでたどり着く
刻々と変わる景色や、この私でも谷川岳を途中までは登れたのだと
満足感いっぱいあと僅かで70の大台を迎える身には
凄いことだと、自分を褒めてあげたいと思った日だった。