Koyo劇

Koyo演や埼高演連西部B地区の活動のお知らせもしくは、旧Koyo劇顧問の戯言です。

1日寝ていました

2015-03-08 18:07:21 | 日記
読書記です

  『保育とは何か』作:近藤幹生【岩波新書】
    入間向陽高校から保育・幼児教育に進む生徒は、多数います。
    こども園が制度化されてその後どうなったのかもよく知りません。
    なので、今ひとつ保育とは無縁なので、読んでみました。
    入間市にもあんず幼稚園というすばらしい実践を行っている
    幼稚園があることも知りました。

  『右傾社会ニッポン』作:中野雅至【ディスカバー携書】
    日本の保守、革新、右翼、左翼を整理して解説してくれています。
    たぶん多くの日本人は、ちゃんとした議論をすることなく、
    憲法の解釈を変えたり、自衛隊活動範囲を広げたり、
    武器を輸出できるようにしたりしている安倍内閣の政治姿勢に
    不安を覚えているのではないでしょうか。

  『心と脳―認知科学入門』作:安西祐一郎【岩波新書】
    MRIなどの医療機器の発達のおかげで、
    近年、認知科学が発展していることを知りました。
    なのに、まだまだ人間の脳の働きや心とはなんなのか
    という問題の解決は遠いということでした。   

  『残念な教員 学校教育の失敗学』作:林淳次【光文社新書】
    昨日買って、サンシャイン劇場の前で待っている間に読みました。
    作者が語っていることは、私も感じていたことです。
    学校現場には、残念な教員が多い。それは、最近増えたわけではなく
    私が生徒の頃からそうでした。たぶんそれ以前からずっと。
    私も教育学が専門ではないので、知らないこともたくさん書いてありました。
    でも、この本が残念な教員を減らす方法は教えてはくれませんでした。

  『女子高生に殺されたい1』作:古屋兎丸【新潮社BUNCH COMICS】
    私にこういう欲求があるわけではないです。
    この作者の単行本を買うのは初めてです。
    作品を読むのも初めてに近いです。絵が苦手だったので。
    で、この作品は、とても楽しかったです。これからの展開も期待できます。
    主人公の高校教師が、自分の欲望をかなえるために、
    1学期で退職願を出して、1巻が終わりました。

  『プリニウスⅡ』作:ヤマザキマリ・とりみき【新潮社BUNCH COMICS】
    もう1巻の内容は覚えていないです。
    でも、なかなか面白い話です。皇帝ネロに関する知識も全くないけど。
    2人の作者も、作画がどんどん融合しているそうです。
    だんだんキャラクターがハッキリしてきて、人物の描き方が
    『テルマエロマエ』に近づいているかも知れません。

       
  『宇宙兄弟25』作:小山宙哉【講談社モーニングKC】
    いよいよムッタが旅立ちました、25巻で。
    長かったけど、こうなるとこの先どうなるのか心配です。
    ムッタが月面に降りて終わるわけないし。
    この作品をダラダラ続けることなく、
    読者が納得できる形で終わらせることはできるのでしょうか。

  『フォーカス&コントラスト』作:町村チェス【宝島社】
    第5回『このマンガがすごい』大賞最優秀賞作品。
    心に響く作品です。
    最近の漫画界は、体験もの・実録ものが多い一方
    この作品のように、これまで誰も描かなかった
    人間の心の暗部を描くという作品も多いです。
    この点は、高校演劇や日本映画の日本人監督と同じです。

  『レッド 最後の60日そしてあさま山荘へ1』作:山本直樹【講談社KCDX EVENING】
    『レッド』の巻数が増えすぎたので、書名を変えて第1巻です。
    『レッド』の終盤から、総括による殺人が繰り返されるばかりで
    読んでいて苦しいです。
    これからもそういう部分は、省略なく描かれるのでしょう。 
    連合赤軍が、2つの組織が合わさったため、互いの思想の優位性を誇示しようと
    終わりなき総括の末に仲間を殺していってしまったことはよくわかりました。