今日も穏やかな天気の中、千葉マリンスタジアムでのオープン戦でした。
開幕戦先発最有力の小林宏之が投げ、熾烈なロースタ争いをする中継ぎ陣と外野手は、それぞれ持ち味を活かした形での結果を残しました。 また、Ｗ抑えが有力な伊藤が、開幕前にしっかり（？）「炎上」を経験しました。
オープン戦結果 （千葉マリンスタジアム ３月１３日 １３：００～）
マリーンズ １－４ Ｇイーグルス
※ 詳細はこちら → マリーンズ公式サイト
【投手】
（マリーンズ）
小林宏、小宮山、シコースキー、服部、伊藤 － 里崎、橋本
（Ｇイーグルス）
岩隈、渡邊恒、牧野、吉崎、小倉、ドミンゴ － 藤井、嶋、木村
【本塁打】
（マリーンズ）
大松（７回１点・渡邊恒＜左＞）
今日のスタメンは、西岡がいない時のオプションパターン試験、って感じの打順構成でした。
１番根元・２番早川というパターンも効果的に機能するのだとしたら、西岡がいる場合、３塁根元を起用して９番根元→１番西岡→２番根元とか、１番根元→２番早川→３番西岡、という快速パターンも組めるんですけどねえ。 残念ながら、今日はその目論見は外れてしまいましたけど。。。
【熾烈な争い・和製大砲三人衆】
大松・竹原・神戸が、それぞれ自らの持ち味を活かした打撃をみせ、しっかりアピールしました。
まずは大松。
この３人の中では唯一のスタメン出場＆フル出場。 １打席目はしっかり四球を選び、３打席目では竹原・神戸に負けじと、やっと応援団が来てやる気になり始めたライトスタンドへの打った瞬間入るとわかるホームランを放ちました。 ４打席目は、結果的にはやや浅めの守備体系を引いていたレフトに捕られてしまい１死満塁で本塁にランナーを帰すことができませんでしたが、うまくレフト方向へ合わせた打球を放つことができました。 （携帯公式サイトのダイジェストだと、ちょうど映像が飛ばされてしまっていますが・・・）
今年も昨年のような打撃が期待できますね。
そして竹原。
昨日のピクニックボックス弾に引き続き、今日もほとんど同じ方向へ放つフェンス直撃のツーベースヒットを放ちました。 ５～６ｍの逆風が吹いている中で若干戻されてはしまいましたが、非常に良いあたりでした。 その後、完全に岩隈の投球モーションを盗んだ三盗を決めましたし、８回も牧野（右腕）からきれいな放物線でレフト前に飛ばすヒットを放ちました。
まともにあたった時の打球の強さにも驚きますが、今年は非常に走塁に積極的でオープン戦で早くも３つ目の盗塁を決めたのにはもっと驚きです。 あんなにタイミング良いスタートを切れるとは知りませんでしたよ。 もっと早くこの走塁をみせていれば、もっと昨年及び一昨年も１軍での出番が多かったかもしれませんね。
走塁＋打力がある打者が加わるというのは非常に心強いです。
でも守備での「和製ワトソン」（超安全志向守備）は、止めてくださいね。
なんとか松竹もしくはズレ福（そんな約し方はしない）のいずれかの枠にくらいつきたい神戸も、たった１打席ではありましたが、見事なセンター返しで二遊間を強いゴロで抜けるセンター前ヒットを放ちました。
ファーストの守備もなんなくこなしていましたし、このキャンプ及びオープン戦で最も成長を遂げている野手かもしれませんね。 残り少ない１軍ロースター枠争いに是非とも勝ち残り、開幕１軍入りそして継続的に出場を果たしてくれそうな気がしました。
【華麗な守備が完全に戻る】
オーティズが昨年見せた好守備を連発してくれました。
オープン戦初戦のホークス戦では高校野球でも滅多に見かけないようなぼろくそ守備を連発し、「ブルーウェーブ時代のオーティズが帰ってきたか？」と思わせましたが、開幕に合わせて確実に守備も調整してきたようです。
６回２死からのリックが放った２塁ベース付近への緩いゴロをさばき、手の振りと手首のスナップだけで１塁へ送球する技術。 昨年も何度か見せましたが、本当にリスト（手首）の強さには感心します。 さらには、７回憲史が放ったセカンド頭上へのライナーも、ジャンプ一番グラブを高く上げて見事にキャッチ。
打撃も確実に調整してきている上にこんな守備を連発でみせられては、今年も根元はセカンドの位置を奪うのには一苦労です。 マリーンズ内だと、セカンドでこれ以上の動きができるのは西岡だけですからね～。。。
いずれにしても今年もオーティズは貢献してくれそうです。
【幕張炎上初体験】
伊藤が炎上初体験です。
内野ゴロ二つで２アウトまでとったところまでは良かったんですけどね。 枡田を簡単に四球で出したところで嫌な予感したんですよ。 今日は球速も出ていなかったですし、キレを感じませんでした。
まあ、伊藤はオープン戦のうちに劇場・炎上をきちんと経験した、ということでヨシとしましょうか。 私も安心して（？）伊藤の「新・幕張の防波堤、劇場、炎上の心構え」ができましたよ。
さて、開幕投手も小林宏之と明言されました。
今日はフォークがワンバウンド連発するなど制球に大きく苦しみましたが、それでも５回 被安打６ ２失点で済ませたのですから充分でしょう。
あと１週間しっかりと調整してもらい、２０日の札幌ドームでは名実ともにマリーンズのエースとして君臨してもらいましょう！
イケメンモデル対決ですね。
ＣＳを観ている全国の女性プロ野球ファンは、２０日、よだれたらしまくりですね。
