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3/20 Fs戦 ● : 丁寧さの差

2008年03月20日 18時15分01秒 | Marines08R-Season
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 ついに始まりましたプロ野球! 

 マリーンズの初戦は、昨年連覇を果たしたファイターズと敵地・札幌ドームでの戦いとなりました。 先発は、マリーンズ・小林宏之、ファイターズ・ダルビッシュ、という球界屈指の投手同士の対決でした。



ファイターズ戦 1回戦 (札幌ドーム 3月20日 14:06~)
マリーンズ 0-1 ファイターズ
 


 (公式サイトより)

  ※ 詳細はこちら → 日刊スポーツ速報


【試合時間】 2時間23分 【審判】球審:秋村 塁審:津川・川口・中村
【投手】
 (マリーンズ)
   小林宏(右・●1敗)、小宮山(右)、アブレイユ(右) - 里崎
 (ファイターズ)
   ダルビッシュ(右・○1勝) - 鶴岡
【失策】 (マリーンズ) 今江(3回)
【盗塁死】 (マリーンズ) 早川(6回)

【今日のマリーンズ残塁】 4 (まあ、4安打1四球の完封だしね・・・)

 
     

 5回までは「球界を代表する投手同士の対戦」という評判どおりの息の抜けない投手戦。 その投手戦の流れを堰き止めてしまったのは、「丁寧さ」に欠けたプレーによるものでした。 自軍の雑なプレーにより悪い流れを作ってしまい、何も反抗できないまま敗れてしまいまいた。

 

【雑すぎる守備】
 西岡と今江。

 西岡は、6回表の森本の打撃。 結局唯一の失点に繋がるエラー(記録上は投安)をしてしまいました。 間に合わないから慌てた、というより、捕る前にボールから眼を放しただけの凡ミス。 このミスにより2アウト3塁だったものが、1アウト1・3塁となってしまった。。。 これは好投していたコバヒロに無駄なプレッシャーを与える事にもなったのではないでしょうか。
 この後、コバヒロが田中賢介に初球デッドボールを許し、稲葉を2ストライク1ボールとしたところで右脚の痙攣を起こしてしまい、降板。 緊急登板の小宮山がこの回2球で3アウトにするも、稲葉へのショートゴロでダブルプレー取れず1点献上してしまいました。
 西岡は、打撃面でも大振りが目立ち、ダルビッシュ攻略の糸口を掴む役目を全く果たせませんでした。 西岡に、ダルビッシュからのホームランなど求めていないのに。。。

 今江は、2つの大きなミス。 特に2つ目の丁寧さにかけるミスは、福浦を失いかねないミスとなりました。
 3回金子のショート前に転がった打球を軽快に捕球するまでは良かったのですが、その後の無意味なジャンピングスロー。 ファイターズの初出塁を演出するとともに、無駄に2塁までランナーを進める結果となりました。 その後、センター奥へ飛んだひちょりの大飛球を、早川が俊足を飛ばして捕球してくれたから良かったものの。
 もう一つは、7回の小谷野が放った三塁線のサードゴロ。 難しい打球でもあり、ファーストへ最も遠い位置からの送球という条件とはいえ、福浦だからこそ捕ってくれたような大きくライト方向へ外れた山なりの送球。 結果的に、その捕球場所が運悪く小谷野の走りぬける方向(正直なところ、小谷野も走り抜ける方向を誤っていた部分も大きい)となり、小谷野が福浦に体当たりをすることになり、福浦が負傷退場してしまいました。
 結局、福浦の負傷により、3番に渡辺正人が替わりに入ることとなり、最終回に代打で橋本を出さざるを得ない状況を作り出し、反撃の糸口まで奪うところまで影響してしまいました。

 今日のような投手戦の展開では、やはり不要なミスがある方が負けてしまいますね。 好試合を駄試合にしかねないミスであり、二人の対応は本当に残念でなりませんでした。


【重症の4番2人】
 表4番のサブロー、そして裏4番のズレータ。 二人とも不調を引きずったままでした。

 ズレータは全く球がみえていませんでしたね。
 そりゃあ、今日の内ダルビッシュは初回から制球が乱れることなくキレにキレまくっていたけれど、バットに当たる気配がない。 唯一7回にバットに当たってセンターフライになったけれど、たまたまバットが出たところにボールが来ただけのような力ない打球。 これならいっそのこと、神戸でも1軍に上げてもらって、福浦の状態をみながらファーストで使ってくれた方が、ズレータのためにも良さそうです。 神戸なら、ファイターズ・藤井くらいなら、左対左でもどうにかできるでしょうし。

 サブローは打撃もさることながら、早川の三盗の時にボケっと突っ立っているだけ、というのはどうなんでしょうか。
 打撃不振が集中力欠如に繋がってしまったのではないか、と思えましたよ。 まあ今さらサブローに、表面に出てくるくらいの覇気のあるプレーを望んだりはしませんけど、三盗なんで元々成功率が高くない戦術なんですから、ベンチや早川の意図を汲んで援護の空振りをするとか、微妙そうならカットするとか、考えた対応をして欲しかったですね。


【気合が乗っていた3人】
 悪いことばかり書いていてもしょうがないので、良かった選手の事も書きましょうか。

 一人目は、先発の小林宏之。
 調子良い時に出る脚の痙攣が出てしまったことは残念でしたが、降板するまではエースであることを証明するピッチングでした。 特に初回は圧巻でした。 ダルビッシュが150kmh越えるストレートと140kmh後半のスライダー等で2三振を奪って魅せれば、コバヒロはキレまくるスライダーとフォークで、3者全員空振り三振を奪って魅せました。 その後も4回に田中賢介に初安打は許しますが、実際のところ、まともに打ったというあたりは、3回のひちょり(センターフライ)と6回の鶴岡(センター前ヒット)くらいだったと思います。
 「シーズン無敗で行く」という宣言は奇しくも初戦で果たせなくなってしまいましたが、今シーズンエースとして働いていくことを期待どころか確信させてくれたのは、本当に嬉しく感じました。

 二人目は、早川。
 3回のひちょりの大飛球の捕球を始めとして、6回にサードベースにあたる内野安打を放ちましたし、その後、微妙な判定ながらアウトにはなってしまいましたが、3塁への積極的な盗塁もみせてくれました。 かなり微妙な判定でしたが、その後も審判に食って掛かるなど、相変わらずの熱いところをみせてくれました。 今年も早川の存在は、いまひとつ淡々とプレーをする選手が多いマリーンズにとっては重要な役割を果たしてくれることでしょう。

 3人目は、里崎。
 一人気を吐く2安打。 それもちょっと打てる気配を感じなかった今日のダルビッシュから、完璧に捉えたヒット2本でしたからね。 ダルビッシュの投球にきちんと(かろうじてだけど)ついていけた、唯一のバッターでしょう。
 今年も里崎は、オレなら出来る、Yes! I can! って感じで、活躍が期待できそうです。

 この3人までとはいいませんが、守備でよいところをみせていたのはオーティズでしたね。 小宮山も円熟の極みといった投球術を披露しましたし、アブレイユもいきなりヒットは打たれたものの、まともに打たれたのはこのヒット1本だけでしたから、安心してみていられました。 投手は相変わらず順調のようです。


   


 マリーンズにとって、開幕戦っていうのは鬼門ですね。 どうしても勝てない。。。

 まあ、負けてしまったものはしょうがないので、明後日のにゃ~るせに期待しましょう!

成瀬!セギノールはいないから遠慮なく勝ってくれ!!




(補記)
 そういえば、今日ベンチ入りから外れていたのは「神田・中郷・塀内」でしたね。
 成瀬登録と同時に抹消されるのは、誰かな~~ (コバヒロか福浦かもしれないけど。。。