Feel in my bones

心と身体のこと、自己啓発本についてとつぶやきを。

ヒンギスがシャラポワに圧勝

2006-02-04 16:52:04 | 雑記
なんとなく放送大学の西洋音楽史を見たあと、チャンネルを回したら東レのパンパシをやっている。そういえば今日はシャラポワとヒンギスの一戦だったな、どうせシャラポワの圧勝だろうと思ってスコアを見るとヒンギスがリードしているし解説の伊達君子や松岡修造のコメントがヒンギスを褒めちぎっている。どうも様子が違うなと思ってい見ていたら、シャラポワに焦りが見える一方でヒンギスの動きの無駄のなさが目立つ。何しろテニスについてコメントが出来る素養は全くないのだが、ヒンギスのプレーは観ていて楽しい、というか胸が躍ってくる。いつもは気になるシャラポワのショッカーのような奇声でさえもなんだか悪魔祓いにあっているようなかわいげのある声に聞こえてくる。

今『ロシア怪談集』を読んでいるせいであろうか、シャラポワが絶世の美女に取り付いた吸血鬼か何かで、ヒンギスが悪魔祓い、エクソシストのように見えてくる。ヒンギスも以前の容色、あるいは傲慢な天才少女、といった面影は全くなく、どっしりと腰を落とした構えに陸上選手のようなダッシュの早さ、出所が分からないようなすばやいショットと相手のパワーを吸収していくようなスピード感、テニスができるという喜びに満ち溢れたような明るさがすばらしい。

結局ヒンギスの圧勝に終わった。最近テニスの試合を見ていて面白いと思うことはほとんどなかったが、この試合は久々に本当に楽しい、胸躍る試合だった。ヒンギスが帰ってくると女子テニスもまた一段と楽しいものになるだろう。

しかしTBSは盛んにシャラポワ商法をやっていたようだが、敗退してしまってどうなるんだろう。ミシェル・ウィーを呼んだのに惨敗した目論見になんだか似ているが。

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世界に最もよい影響を与えている国は日本だそうだ。

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『ロシア怪談集』はオドエフスキー「幽霊」とA.K.トルストイ「吸血鬼の家族」を読了。ツルゲーネフの「不思議な話」に入っている。

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