手話通訳者のブログ

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手話通訳問題研究会

2016-02-25 06:49:54 | 手話
以下、通研と表記する。
通研のメンバーと話すことは、めったになかった。主流派とは考え方が違うから。
しかし、今年度から晴れて(?)通研との関わりをなしにして、改めて考えてみて、通研のメンバー一人ひとりと話してみたくなった。

Hさんは、常に通研の何らかの役割を担っている。常に、通研の中心にいる。
「話がしたい」と連絡すると、意外なことに、
「水曜日の夜なら会えます」
とすぐに返事がきた。早速、会うことにした。

「たいしさんは何がしたいの? 一人で何ができるの? 通研に戻りなさいよ」

Hさんの言葉はいつもストレート。主流派通訳者の中で、こういうタイプは珍しい。

派遣者と向かい合って、改善を求めていきたいんです。
「通研としても、派遣者と毎年、話し合いを行っている。知っている?」
通研とは別のやり方で動いてみたいんです。
「通研が派遣者と話し合いをしていることを知っているのか、知らないのか、どちらか?」
知っています。
「知っていながら、なぜ、通研と歩調を合わせないのか?」
通研が派遣者と話し合うのは、1年に1回です。
「その通り」
質問や要望を出して、その回答を得るのが1年後。そんな悠長なことをしている時間はありません。
「・・・・・」
派遣者の独断専行はもう看過できません。誰かが矢面に立って、やりあうことが必要なんです。
「なるほど。理解した。たいしさんは、しばらく泳がせておくことにする」


「男勝り」とは、Hさんのためにあるような言葉だ。
女性ながら、言葉使いも行動も、実に男性的だ。
「泳がせておく」とは恐れ入った(笑)


存分に、泳いでやろう。