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【時局直言】東日本大震災から13年、資金とインフラは重要

2024-03-13 00:00:00 | 報道/ニュース
2011年3月11日に発生した、あの東日本大震災の発生から、早くも13年が経過しました。


筆者も東北の山形でこの大震災に遭い、多くの困難が降り掛かってきた事を昨日のことのように思い出します。


あれから13年、その後も熊本能登半島地震など多くの災害は頻発している今、基本に立ち返る必要があるのではないでしょうか。


そうです、資金とインフラは重要という、当たり前の基本を大事にした国家戦略や防衛・防災戦略を確立する必要があるのです!!




例えば、3月10日08時30分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「東日本大震災13年の教訓 心もとない公共事業費、間違った財政抑制策見直しを 高橋洋一
日本の解き方」の」題で「東日本大震災」「週間フジ」の特集・連載項目にて、次のように問題を指摘しました。


『(前略)



自然災害は「忘れたころにやってくる」といわれるが、最近の震災の頻度をみると、「まだ覚えているうちにやってくる」かのようだ。


近未来に予測される自然災害として首都直下地震と南海トラフ巨大地震がある。政府は、首都直下地震と南海トラフ巨大地震それぞれについて、今後30年以内に起こる確率は80%、70%程度と見込んでいる。それぞれの被害額について、100兆円、200兆円以上になるとしている。ただし、この被害額については、道路や建物など建築物を中心としており、その建築物が壊れて以降の企業の生産活動や個人消費が長期的に低迷することは見込んでいない。それらを含めると政府想定の被害額の6倍以上になるという民間団体の試算もある。





(中略)


しかし、備えは心もとない。備えのための公共事業関係予算を見てみよう。当初予算のピークは1997年度の9・8兆円、補正予算後のピークは98年度の14・9兆円だ。その後減少を続けて、当初予算のボトムは2012年度の4・6兆円、補正予算後のボトムは11年度の5・3兆円だった。その後、増加したものの、23年度の当初予算が6・1兆円、補正予算後が8・3兆円にとどまっている。



先進7カ国(G7)で公共投資の推移をみると、1995年を1とすれば、2022年で英国が4・0、カナダが3・8、米国が3・1、イタリアが2・4、ドイツが2・0、フランスが1・9だが、日本だけが0・6と減少しているという異様な姿になっている。


これは「社会的割引率」4%という異様に高い水準と基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化目標という間違った財政抑制策の結果だ。





東日本大震災対策での復興増税という愚策は、コロナ対策では繰り返されなかったが、社会的割引率4%は今でも見直されていない。さらに、今回、災害復旧費が補正予算で計上されない異例の事態となった。これでは災害対策はままならない。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)』




高橋洋一先生のご指摘は、筆者もいつも動画視聴や書籍等で、本当に、本当にいつも厳しいご指摘ですが、正しい事をおっしゃっています。


インフラ整備ですらも後手後手の現状に加え、東日本大震災の際の被災給付の貸し付け問題一つにしても、未返還金が57億円に達しているとの報道すらありますから。


そのような現状を鑑みれば、資金とインフラは重要である事は論を待ちません!!




3月9日に岸田文雄首相は自身のXにて、次のように能登半島地震の復興復旧支援を呼び掛けました。


『本日、東京の八重洲にリューアルオープンした、石川県のアンテナショップにお伺いしました。
#買って応援 #食べて応援
ぜひ多くの方のご協力をお願いいたします。


(首相官邸Xの引用:
石川県の首都圏アンテナショップ「八重洲いしかわテラス」オープン記念式典に出席いたしました。北陸新幹線の延伸開業が迫る中、首都圏と能登や石川県を結び、北陸地方の復興を応援する、そうした場になることを期待しています。)』


このように政府も資金とインフラが重要である事は重々承知しています。




そのような動きの中、東日本大震災で救援や復興の一大中継地域になった筆者の地元、東北の山形にて、大きな吉報があります。


3月8日18時53分にさくらんぼテレビがmsnにて、「東北中央道・山形PAにスマートIC完成 地域経済活性化に期待・24日開通 山形」の題で次のように伝えました。


『(前略)


東北中央自動車道・山形パーキングエリア(PA)にETCを搭載した車が通行できるスマートインターチェンジ(IC)が完成した。3月24日の開通を前に、8日、地元の住民などが設備を見学した。


スマートICは、寒河江サービスエリアに次いで県内2例目で、山形PAには県内初の「環道型退出路」が採用されている。


ETCが使えない車が入ろうとしたり、ETCカードにトラブルがあったりした際、立ち往生やバックして戻ることを防ぐため、ゲートの中に入ってからUターンできる作りになっている。


「期待される効果」としては、これまで山形市・西部工業団地から東北中央道まで、渋滞が多い市街地を通って山形中央ICまでは約18分、山形上山ICまでは約27分かかっていた。


それがこのスマートICまではわずか1分と、高速へのアクセスがスムーズになり、関連した効果はさまざま期待されている。
(以下略)』


また、同日、新潟山形南部連絡道路として整備が進む、国道113号 梨郷(りんごう)道路 7.2kmが開通しました。




【時局直言】東日本大震災から13年、資金とインフラは重要






令和5年(2023年)12月時点の東北中央自動車道・山形パーキングエリア(PA)にETCを搭載した車が通行できるスマートインターチェンジ(IC)の整備状況を福島側から撮影した画像
出典:山形市役所 HP




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