
久しぶりに近くのシネコンで、映画を観た。 ロングランしている 「永遠の0」 である。鑑賞後の感想を一言でいうならば、大好評のわりには「期待ほどではなかった」。というのは、、原作者 百田尚樹 のデビュー作「永遠の0」(講談社文庫)を読んだ時は、涙を流したほど感動して、2年半くらい前ブログに投稿し薦めた。 だが、こうした作品は映像化してはだめだと思う。本で読んだイメージが損なわれてしまう。確かに、作者は「特攻は拒否であり、決して戦争賛美ではない」・「生きるということ、戦争を風化させない」とも言っているが、こうして映画化されると、特攻 だけが、美化されてしまう気がする。人間の 愛 とか、生きる がテーマとしてあるが…
映画の中では、昨年亡くなった夏八木勲の存在感が非常に印象的だった。
この映画とは直接関係はないが、百田尚樹が先の都知事選で他の主要候補者を「人間のクズ」呼ばわりしたのは、(小説「永遠の0」が傑作だっただけに)大いに失望した。
昨日 近くの福祉センターでフリーアナウンサー 遠藤泰子 の講演を聴いた。タイトルは「言葉と出会う 人と出会う」だ。長年「永六輔の誰かとどこかで」(46年間はすごい!)や現在の森本毅郎の「スタンバイ」(TBSラジオ)で聞いているが、本人を見るのは初めてである。(本人古希というが、とてもそうは見えない) さすが「しゃべり」を生業とするだけあって以前から感じていたが、声 (音色)がいい。耳に沁み込むように柔かく、優しく、穏やかで聞いていて、心地よくこころ安まる気がする。
話の内容もユーモアーがあって、面白く”もう終わり?”と思うほど1時間余が瞬く間だった。 そのなかで、印象に残った言葉 『ことばは心に包んで伝達するもの』 と、まさしくその通りであり、有意義ないい講演だった。
話の内容もユーモアーがあって、面白く”もう終わり?”と思うほど1時間余が瞬く間だった。 そのなかで、印象に残った言葉 『ことばは心に包んで伝達するもの』 と、まさしくその通りであり、有意義ないい講演だった。