(二日目)
宿を出て、まだら雪の残る
安達太良山 (1700m)にゴンドラでのぼろうと、麓駅まで行ったが、あいにく頂上は靄っていてみえず、断念する

せっかく、頂上であの時のように
”あれが阿多多羅山 あの光るのが阿武隈川” と叫ぼうと思っていたのに・・・
今日の行程は、会津の市街を散策しようということで、

を駐車場に置きぶらりぶらりと歩く。途次 いま流行りの
「昭和なつかし館」 に立ち寄る。骨董屋の二階に昭和30年代の茶の間があり、当時のもろもろの懐かしいものが所狭しと置かれてある。(Oh!ダッコちゃん・フラフープ) また行くと、創業300年の土蔵つくりの
「白木屋漆器店」 があり、とにかく書き出したらきりがないくらい見どころ多し。 それぞれの路が曲がりくねっているのも
城下町 らしい。そろそろ腹が減ったので、名物会津料理 「
輪箱飯」(わっぱめし)を割烹
「四季野」 で賞味

(あまりに旨いので写真に撮れず残念)
市の東方に会津松平氏庭園
「御薬園」 がある。霊泉湧く
心字の池 を巡ると、与謝野晶子の歌碑あり
”秋風に 荷葉うらがれ 春を放つ おん薬園の 池をめぐれば”
お茶屋でおうすをいただき、しばしくつろぐ。今夜の宿は秘湯「二岐温泉」

チェクイン 少憩してタオル片手に石段を降り、滴るような新緑をながめ、せせらぎを聞きながら川べりの露天風呂に入る。
(三日目)
宿の若く可愛らしい仲居さんに見送られ、
「塔のへつり」 に向かう。会津鉄道は駅舎がいい 新緑の森林の中に床上式のこじんまりした山小屋風駅舎

風情あり。
「塔のへつり」 は急な石段を降り、つり橋を渡って川の対岸を巡れるようになっているが、脚がちょっと痛いので展望台から眺める。

は 会津鉄道線を右に左に見ながら、あまり知られていないが、南会津下郷の
「観音沼森林公園」 に

人気はあまりなく、幽邃の境地を満喫する

次の目的地 日本最大級の
ゴヨウツツジ の群生地
「マウントジーンズ」 ロープウエイで10分、もう ちょっと盛りは過ぎているが、ゴヨウツツジの散策コースをいく。途中 ブナの大木や延命水などがありぶらぶら20分ほど行くとリフト乗り場へ こちらは約8分 ここから三本槍岳のほうに行けるのだが、ここで引き返す。

歩道はウッドチップが敷きつめられ歩きやすい 思わぬ森林浴ができた。
さあ 最後の観賞地
「那須八幡つつじ園」 遥か那須岳や茶臼岳を背景に、ピンク色のつつじが一面に咲き乱れている中を巡る。

ここも遊歩道が板敷になっているのがいい。
かくて、脚は痛かったが、仲間たちに助けられ心満たされた二泊三日の旅は終わった
(ちなみに、この三日間 歩いたのが延べ約5万歩 われながら

)