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窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

野付湾のカワアイサ

2020-02-25 13:21:21 | カモメ類

野付湾は冬季、ウミアイサの数が多いが、カワアイサの数も多い。しかし、

多い割に身近で多さを感じることが少ないのです。これは警戒心が強く、

人から遠くの場所で行動するせいです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

           ★ 野付湾のカワアイサ ★

立春を過ぎ、野付湾の氷が融けだすと湾内のあちこちで水面が開き、そこに水鳥

集まりだします。光りを求めあつまるプランクトンを食べにワカサギやチカ、

他の魚が集まってきます。それを狙いに集まってくるのです。

カワアイサやホオジロガモの潜水鴨です。オジロワシに襲われても潜って逃げる

ことができる用心深いカモ達です。

この時期、小魚が群れで動き回り、氷下待ち網漁にはたくさんのチカやワカサギ

が入ります。カモ達はよく知っていてあつまってくるのです。

カワアイサが大きな群れになることがあります。湾の沖合に群れが移動している

様子を見かけることがあります。けっこうなスピードで移動するところを見ると

魚の群れが懸命に逃げ回っている様子が伺えます。

河口で観察していると早朝や夕方、もしかすると日中でも、カワアイサが続々

やってくるときがあります。潮の満ち引きが関係しているのか、単に真水を飲み

に集まるのか、休みに来るのか、とにかく湧くように集まってきます。

ウミアイサのように万単位にはなりませんが、ばらばらで魚取りをしていた個体

やってきます。

本州などで生息していた個体群が北上してきて増えてきているのかもしれません。

ロシアの繁殖地に向かう連中だと思います。