窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

昼寝

2023-06-30 17:50:46 | キタキツネの生態
疲れたら休む。どんなに子育てが忙しくても眠くなれば寝る。じゃないと
続けられません。
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
              ★ 昼寝 ★
 
こんな寝方します。遠くからだと全く分かりません。
 
打ち上げられた流木の残骸。
 
 
その下の砂を掻きだし、窪みを作っている。そこに入り込んで眠っているのだ。
 
 
障害物の無い、隠れるところが無い、砂地の海岸線。
 
 
キタキツネは考えたのだ。風を避け、遠くからの視線を避け、太陽の光を集める。
居心地のいいワンルーム。
 
 
寒い時はこうやればいいんだ。

 


オジロワシ、巣立ち

2023-06-29 15:57:49 | ワシのいる風景
オジロワシが長年使っていた巨大な巣。支えていた枯れミズナラの巨木が倒れた。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
           ★ オジロワシ、巣立ち ★
 
翌年、そこから120m離れたミズナラの枯れ木に新しい巣を作った。
 
今年で4回目の営巣をしている。ヒナは1羽。もう羽ばたく練習をしている。
 
巣立ち間近だ。
 
 
片親が必ず巣を見下ろす枝に止まっている。
時々やって来るハシブトガラスや他のオジロワシからヒナを護るため。
 
遠くから眺めるだけだけどヒナに捧げる愛情にはいつも頭が下がる。
 

 


アカゲラ

2023-06-28 20:44:28 | 山野の鳥
枯れ木はアカゲラの食事処。ドラミングは3月には終わったが、今はヒナが
巣立ち寸前。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
             ★ アカゲラ ★
 
ひたすらエサ取りに専心している。
 
ヒナを護るために警戒の声を出す。この声は良く響き、彼らの姿を探しやす。
 
 
巣穴を探すのは大変だが、親たちに接近するのは簡単だ。
 
 
長居はせずに、すぐに立ち去るのがルールだ。
 
今年も見事に3羽のヒナが巣穴から飛び立った。
 

 


コムクドリ

2023-06-27 20:57:04 | 山野の鳥
野付半島のナラワラの原生林は60年前のチリ沖津波で大きな被害を受けた。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
             ★ コムクドリ ★
 
海水の被害を受けて多くの木が枯れた。最もひどかったのがトドワラの森だ。
 
ナラワラの森は面積が大きかったせいで一部だけだった。その残滓がまだ
残っている。
 
 
その枯れ木に多くの虫が棲息し、鳥たちが捕りに来る。
 
コムクドリはそのメンバーだ。営巣場所はミズナラの森だが、集団でやって来る。
 
ヒナが大きくなるとエサどりが忙しく、よく飛んできている。
 

 


オジロワシの低い巣

2023-06-25 18:24:27 | ワシのいる風景
オジロワシはこんな低いところでも巣を作り、繁殖する。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
           ★ オジロワシの低い巣 ★
 
人が来ないと大胆だ。昨年、若いオジロワシの夫婦が砂州の上で成長し、枯れた
木に材を集め、巣を作った。
 
遠くから見ても大きな巣。そこで営巣し、ヒナを1羽育てた。
 
 
でも、長くは使わなかった。今年は奥の林に新しい巣を作った。
 
若い夫婦は冒険をするな。定着するには苦労は必要かな。
 
周りの個体との駆け引きがうまくいったのか。
 
 
隣りにカラスの巣があるのが、面白い。