窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

越冬する連中かな

2023-12-17 17:55:39 | オオハクチョウのいる風景
多くのオオハクチョウが滞在していた野付湾。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
           ★ 越冬する連中かな ★
 
アマモを食べる群れがいた。早朝にヨシ帯のねぐらから出てきて、飛び立ち
内陸のデントコーン畑や牧草地に飛び立つ群れがいた。
 
にぎやかだった。
 
 
今はすっかり静かで野付湾はもぬけの殻みたい。
 
野付半島の先端に立った時の感想。
 
にぎやかさは消えたがハマシギの群れやコクガンの姿を見つけ、ホッとする
自分がいる。
 
日が傾きかけた午後3時ころ、対岸からよく響く声がしてきた。
 
 
2羽、3羽、8羽、5羽と次々にやって来る。今宵のねぐらに集まってきた連中
のようだ。砂嘴と砂嘴の間の入り江に集まっている。
 
 
この連中はこの冬、ここで越冬する連中かな

ひと休み

2023-12-11 17:32:03 | オオハクチョウのいる風景
12月10日。例年ならば野付湾の内湾は凍結が始まっている。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
             ★ ひと休み ★
 
なのに、全く凍ってこない。いったいオホーツクの寒気団は何してんだ。
愚痴をこぼしたくなるほど温暖だ。
 
1万羽以上はいたオオハクチョウは、それでも大半は南下して行った。
 
 
残っているのは200羽以下か。カモ達もほとんど渡って行った。
もぬけの殻か。静かなもんだ。
 
家族のオオハクチョウがいた。親子が4羽。成鳥が1羽。
 
 
アマモが大量に打ち上げられている砂浜に上がってきた。
人がいるのに上がってくることはめったにない。稀有な風景だ。
 
 
のんびり感が伝染してくる。これからこの家族はどうすんだろ。
 
渡って行くか、居残るか。
 

ヒシの実がくっついてきた

2023-11-29 19:14:27 | オオハクチョウのいる風景
オオハクチョウが大挙やってきた10月中旬、牧草地に降りていた群れに、
7羽の群れが合流してきた。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
         ★ ヒシの実がくっついてきた ★
 
群れの着地の瞬間を撮っていると、胸部に黒い塊がたくさん付着している
のに気づいた。7羽ともみんな付いている。
 
不思議に思って写真を拡大してみると、なんとヒシの実だ。
 
 
生まれて初めて見た。訊いてはいたが、実際に目にするとわくわくした。
 
ヒシには鋭くとがった棘がついていて,鳥の羽根にくっついて運ばれる仕組
みもある、と言われてきた。
 
 
でも、現場に出くわしたことがない。写真にも挙がっていない。
 
共生の広場10号22-27(2015/3)に、ヒシの果実1292個を採収し、うち608個
の刺の部位に羽毛が付着していた。割合47%あり、予想を上回った。
 
高校生の研究報告。ヒドリガやマガモの羽毛だったようだが、水鳥に付着して
運ばれていると結論付けている。
 
 
オオハクチョウも運ぶ手伝いを担っている証拠写真だ。

オオハクチョウが来た

2023-10-13 20:54:29 | オオハクチョウのいる風景
デントコーンの刈取り作業が急ピッチに進んでいる。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
          ★ オオハクチョウが来た ★
 
今年は台風の直撃が無く、デントコーンはすくすく育った。
 
真っ直ぐに伸びたコーンの茎は根元から綺麗に刈られ、トウモロコシの実が
ほとんど落ちていない。
 
 
そのせいか、畑にオオハクチョウもヒシクイもあまりやってきていない。
 
朝の時間帯に行ってみたが、来る気配が無い。周辺を走り回り探すが、いない。
 
 
やっと見つけたオオハクチョウの小さな群れ。牧草地の上に降りていた。
2番草を刈り取った後から出てきた新芽を食べている。
 
 
日曜日に野付湾に行ったときにはまだ姿を見つけることはなかった。
 
今季は渡来が遅れているのかもしれない。

旅立ちの条件?

2023-04-26 19:50:29 | オオハクチョウのいる風景
雪解けが早かったせいか、野付湾でのオオハクチョウの集まりが悪かった。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
 
             ★ 旅立ちの条件? ★       
 
一時増えたが、そのあとは新芽が出始める牧草地の方へ分散した。
分散するとどれだけの個体が逗留しているか、さっぱりわからない。
 
 
旅だちの瞬間を見たくて早朝だけ野付湾へ向かうが、鳴きあう大勢の
オオハクチョウがいるの光景には出会えなかった。
 
 
標津町に住む漁師さんの御かみさんから聞いた、標津湾に旅立つ前の
オオハクチョウが水面が白くなるほど集まる光景は今年も出会えなかった。
 
 
それでも少数ながら旅立って行く群れを見送ることができた。
 
山沿いに向かい、知床半島に沿って消えて行った。
 
向かうはロシア。