窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

羽と滴

2023-12-08 17:15:22 | カモメ類
12月になり、強い寒波が降りてきたので、ホッとした。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
             ★ 羽と滴 ★
 
例年なら根室地方全体が凍り出し、揺るぎのない冷凍庫になっている。
はずだった。
 
なんという暖気だ。凍っていた大地は解凍して行った。
 
海岸に落ちていた羽。付着していた滴の氷。
見事に融けて「しずく」になっていた。
 
 
じっくり見ると拡大鏡になり、羽の細部が浮き上がって見える。
 
これはこれで味わいがある。
 

ウミネコ、渡って行きます

2023-10-14 19:57:38 | カモメ類
渡って来る鳥がいる。ここで夏を過ごした鳥が南に下る。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
          ★ ウミネコ、渡って行きます ★
 
野付半島と野付湾は渡りの要所だ。
 
怠けなければ多くの鳥にいながらにして会うことができる。いいところだ。
 
 
ウミネコが集まっている。根室海峡近辺で繁殖していたウミネコたちだ。
 
おそらく。
 
 
成鳥が多い。今年生まれの若たちが少ない。
すでに南下して行ったのか。よく分かりません。
 
毎年見ていると、ある時期に一斉にいなくなる。なにが切っ掛けなのか。
 
 
ウミネコは夏のカモメだ。

ウミネコ

2023-07-15 19:09:04 | カモメ類
カモメ類は営巣真っ盛り。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
              ★ ウミネコ ★
 
野付半島の砂浜にはウミネコが集まって来ている。
 
根室海峡でイカナゴなどの小魚を追いかけ、真水を飲みたくなった連中が
やって来る。
 
 
湿原の池に集まり、水を飲み、体の塩分を洗っていく。
 
浜でくつろぐ連中は若い個体や繁殖営巣に参加していないウミネコ。
綺麗な成鳥もいるし、1から3歳くらいの若者が交じる。
 
 
この時期の羽色は艶があり、美しい。換羽の最中の若者もいるが汚れのない
羽をしている。
 
 
赤いアイラインの成鳥は見事に美しい

 


ユリカモメがいなくなった

2023-05-24 13:48:35 | カモメ類

4月初旬から姿を見せ、後半になって多くが北上してきたユリカモメ。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

 

         ★ ユリカモメがいなくなった ★

湾内に流れ込む当幌川などの河口に集まって、小魚をしっかり狙っていた。

干潮になるとき潮が動き、小魚が群れになって移動する。

岸辺に立って待っていると、目の前を飛んでくる。

冬羽から夏羽に変わって行く様子がよく分かる季節だ。

カモメが入れ替わる季節。今はカムチャッカ半島の方へ移動して行った。

 


オオセグロカモメ、増えてきた

2023-04-05 18:58:30 | カモメ類
1年中いるオオセグロカモメ。四季を通して観察していると多い時と少ない時
がある。
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
          ★ オオセグロカモメ、増えてきた ★
 
繁殖期と非繁殖期、魚が捕れる時季と捕れない時季、漁ができる時季とでき
ない時季、厳寒期と暖かい時季。要因は様々。
 
厳寒の時季は南に渡って行く。流氷がやって来ると締め出される。
 
基本は魚が捕れるか、捕れないか。食に結びつく。
 
 
春の兆しはイワシやニシン、イカナゴなどの小魚が多く回遊してくること。
 
食卓に鮮度のいい魚が並ぶ時季だ。